韓国、インドネシアで人気沸騰中の話題のFPSがいよいよ日本上陸

 2016年10月8日、NHN ハンゲームはPC用新作オンラインFPS『BLACK SQUAD』のプレスカンファレンスを開催。本タイトルの日本展開について発表した。

 最初に『BLACK SQUAD』日本運営プロデューサーの久東謙太氏が登壇。今回の発表に合わせて迷彩服で登場した久東謙太氏のあいさつにより、プレスカンファレンスがスタートした。

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▲MCを務めるのは、サバイバルゲーム大好きAカップグラビアアイドル・鈴木咲さん(左)、ものまね芸人・ジョーク東郷氏(右)。
▲ジョーク東郷氏、いい動きで登場。
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▲日本運営プロデューサーの久東謙太氏。

 続けて、『BLACK SQUAD』の開発会社であるNS Studioより、プロジェクトマネージャーのパク・ジュンホ氏と、ディレクターのイ・ムンイル氏が登壇。「Unreal Engine 3でグラフィック、サウンドともにすばらしいものに仕上がっており、ゲームプレイで円滑さという面では、FPS作品としてはもっとも高い評価をいただいております。PvP(対人戦)ゲームにおいて重要なバランス面でも公平さを保ちつつ、緊張感とおもしろさを楽しめるように設計しています。これはFPSをおもに開発してきたメンバーが軸となり、これまでのノウハウを活かしてできたものです」と、『BLACK SQUAD』の魅力を語った。

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▲プロジェクトマネージャーのパク・ジュンホ氏。
▲ディレクターのイ・ムンイル氏。

 先行でサービスが開始されている韓国やインドネシアでの実績も紹介された。韓国ではPCオンラインFPSのなかでもっとも進化したゲームと言われており、これを証明するかのように、2015年大韓民国ゲーム大賞でオンライン部門の優秀賞を獲得している。また、eスポーツ展開も注目されており、多数のクランが正規リーグに参加。韓国では計4回の正規リーグが開催されており、いずれもいい結果を残しているという。

 インドネシアにおいては、5日間の非公開βテスト期間中に、平均同時接続ユーザーが2万5000人を記録し、平均接続時間は120分という結果を記録。新規登録ユーザーは10日で50万人を突破し、1日平均接続数が10万人を超えるなど、インドネシアのオンラインゲーム史上で最高クラスの盛り上がりを見せているとのこと。

 また、月に1回以上、中規模以上のパッチを適用しており、そのたびに新規コンテンツやシステム、多様なマップとモード、銃器やキャラクターなどの更新が行われていると紹介。日本でも同じサービスを展開する予定だという。

 最後に、「日本でのリリース日まで目前ですが、最後までパフォーマンスを上げて『BLACK SQUAD』を日本の皆様にお届けできるように全力を尽くしてまいります」と、両氏は熱く語った。

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▲久東氏が本作の具体的な魅力を解説。ユーザーがオンラインFPSに求める要素がすべて備わっているという。

 海外での実績も大事だが、やはりいちばん気になるのはゲーム性だ。開発会社のおふたりに代わって登壇した久東氏によると、『BLACK SQUAD』は高品質なグラフィックを表現しつつも、軽快な挙動や安定性を重視。操作面においても、必要以上の変化を加えず、FPSプレイヤーなら違和感なく入り込める作りになっているという。

 ミッション(ルール)の種類も豊富で、オーソドックスな爆破ミッションやチームデスマッチはもちろん、数多くのルールでプレイ可能。現在開発されているマップは20種類以上で、順次追加される予定だ。また、競技性を重視して設計された本作では、日本でも正式サービス以降の早い段階で大会を開催する予定と語った。

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 とはいえ、これらの要素は従来のFPSでも十分に詰め込まれている。その点について久東氏は「地味、無難ではないか? と思われても仕方ないかもしれません。新タイトルだからといって、求められているのは新要素だけではないと思います。『BLACK SQUAD』はそれだけではありません。日本にオンラインFPSが定着してから10年ほど経ちましたが、プレイヤーの意見はどう変わったでしょうか。同じことをくり返すだけではなく、斬新な要素は必要だという意見もあります。一方、慣れ親しんだものを大きく変える必要がないという意見もあります。どっちも間違っていないと思います。それをすべて受け入れ、よりいいものを作っていきます。もとがいいものはさらに磨き、変化が必要なものに関しては変化をつけお届けしていきます」と熱く語った。

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▲従来のFPSタイトルに比べ、アサルターの立ち回りがより多彩になっている。本作では銃にサイレンサーやグレネードランチャーといったアタッチメントを装着可能で、サイレンサーやレーザーサイトに関しては試合中に付け替えることもできる。
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▲200種類以上の称号を用意。ほかのプレイヤーの称号も見られるようになっている。獲得した称号はコレクションされていく。
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▲充実した環境設定も、本作の大きな特徴。アサルトライフルとスナイパーライフルで別々の感度が調整できたり、銃の構え位置を反転させるなど、細部まで変更が行える。そのほかにもかゆいところに手が届く環境設定を用意するとのこと。
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▲永久制武器を誰でも入手可能。武器の獲得に必要となるメダルは、イベントなどで定期的に入手できるようだ。
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▲武器の修理は不要。面倒な耐久値管理に縛られることなくプレイできる。
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▲お祭り感あふれるバトルモードも、本作の醍醐味のひとつ。最大32人が入り乱れて戦うバトルモードでは個人の責任が小さく、気楽に楽しめる。
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▲『BLACK SQUAD』では“ピースメーカー”と“バイパーサークル”というふたつの組織の対立が描かれている。

 ここまで挙げたポイント以外にも、伝えきれない細かな魅力が多々あるという。久東氏は、その魅力は実際にプレイして体感してほしいと語った。

 では、実際に体感できる日はいつになるかということで、クローズドβテストのスケジュールが発表された。募集開始は10月12日(水)。応募者は全員参加可能で、クローズドβテスト期間は10月27日(木)~10月30日(日)の4日間。毎日、15:00~23:00のあいだにサーバーがオープンする。クローズドβテスト期間中に条件を満たしたプレイヤーには、クローズドβテスト参加者限定称号、キャラクター名確約権、オリジナルBitCashカードが贈られる。

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 最後に、推奨機器のタイアップ情報が発表された。以下の製品を購入することで、各製品のロゴがデザインされた特典武器を入手できるという。こちらのタイアップ企画は、2016年内に開始される予定となっている。

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 ここで、これまでの発表についての質疑応答が行われた。以下は、その質疑応答をまとめたものだ(文中では敬称略)。

――大会を開催するとのことですが、現在予定されている開催時期や大会の規模を教えてください。

久東 冬の間には大会を開催したいと思っています。大会の規模は未定ですが、できる限り大きなものにしたいという気持ちがあります。

――推奨デバイスキャンペーンについて。銃にロゴがデザインされるとのことですが、性能に違いはありますか?

久東 性能に差はありません。

――日本ならではの独自の仕様やサービスを取り入れる予定はありますか?

久東 できる限りのカルチャライズをしたいと思っています。開発側の協力も必要になってきますが、どうでしょう?

イ・ムンヨル そうですね。できるだけ現地支援をしたいと思っております。初期のカスタマイズや、スキンの準備を徹底してまいります。

――国内のみならず、国際大会は視野に入れていますか?

イ・ムンヨル (先行してサービスしている)韓国とはクライアントのバージョンが異なり、環境も違いますので、検討が必要な部分は多いと思います。

――開催したいという意思は?

イ・ムンヨル 当然、開催したいと思っています。FPSは数多くの国際大会が行われているジャンルです。各国の優秀な選手のプレイを見たいですね。

――日本国内の大会で、賞金などを用意される予定はありますか?

久東 詳しくはまだ言えませんが、賞金はぜひ出したいという気持ちはあります。

――ビギナー層に向けての取り組みやプロモーションは、どういったものを予定されていますか?

久東 チュートリアルもありますし、バトルモードは初心者でも入りやすいモードです。そういったモードなどで徐々にレベルアップしていただき、いずれはコアなプレイヤーになっていただければ、という想定をしております。

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▲プレスカンファレンス後、エキシビションマッチ“最強広報チーム決定戦”までの間にジョーク東郷さんがネタを披露。会場を大いに(?)沸かせた。