わずか100円[税込]の『KITCHEN』で恐怖を体験! プロデューサーが語るホラーへのこだわりとは?

2016年10月13日に配信が決定した、カプコンのプレイステーション VR専用コンテンツ『KITCHEN』。その全貌について、プロデューサーであるバンス・ジェームズ氏と、川田将央氏へインタビューを行った。

●『KITCHEN』の93円+税という価格の理由は?

 2016年10月13日に配信が決定した、カプコンのプレイステーション VR専用コンテンツ『KITCHEN』。本作は、もともとE3 2015(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ。世界最大のゲーム見本市)や、東京ゲームショウ2015などに出展されていた、プレイステーション VR(以下、PS VR)の体験デモだ。そのデモソフトが、なぜ日の目を見ることになったのか。その経緯を、プロデューサーであるバンス・ジェームズ氏、川田将央氏の両名にうかがった。

▲『バイオハザード7 レジデント イービル』(以下、『バイオ7』)へと連なる作品である『KITCHEN』のロゴ。“T”の部分が欠けて“7”になっている点に注目!

▲プロデューサーのバンス・ジェームズ氏(文中ではバンス)。今回のインタビューでは、メインで答えていただいた。

▲こちらもプロデューサーの川田将央氏(文中では川田)。川田氏はテレビ会議でインタビューに参加した。

――『KITCHEN』の国内での有料リリースを発表されましたが、その経緯をお聞かせください。

バンス 『KITCHEN』はE3 2015に初出展して以降、世界各地のイベントで出展し、非常に高い評価をいただきました。ただ、本作を体験できているのは一部の方だけなので、できるだけ多くの方にも体験していただきたいと考え、PS VRの発売日に合わせて一般リリースすることになりました。本作は2017年1月24日発売予定の『バイオ7』と世界観を共有しております。PS VRで感じる恐怖はどんなものか、ぜひ体験していただければと思います。

――93円+税という価格は安くもありますが、体験版の『バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~』が無料だったことから「今回も無料じゃないの?」という声もありそうです。なぜこの価格に設定したのでしょうか?

バンス ご指摘の通り、別の地域(北米など)では、無料でリリースされている体験版のディスクに、『KITCHEN』も含まれています。ただ、『KITCHEN』はCERO Zのコンテンツのため、配信には年齢確認を行う必要があります。よりしっかりとした年齢認証を行うためにクレジットカード利用が必須となりますので無料での配信ができず、有料配信となっています。でも、できるだけ多くの方に体験してほしいという思いから、93円+税という価格に設定させていただきました。

――『バイオ7』はCERO DのほかにCERO Zの『グロテスクVer.』がありますが、『KITCHEN』はCERO Zに振り切ったままでリリースされると。

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バンス そうですね。CERO Dの表現に調整してしまうと、『KITCHEN』の根幹の部分が薄れてしまうため、CERO Zの表現のままにしています。E3などで出展していたものと同じ体験を、ファンの皆様にも体験していただきたいので。

――なるほど。E3 2015で出展していたものと完全に同じものになるのですか?

バンス 内容はほとんど同じですが、一般配信に向けて技術的な調整や、ユーザビリティの追加などは行っています。

――『KITCHEN』はゲームというより、VRの体験デモという認識で合ってますか?

バンス はい。PS VRを購入された方は、たとえばレーシング系など、さまざまなプレイ体験をすると思います。『KITCHEN』の体験はゲームプレイではないかも知れませんが、おそらく『KITCHEN』以上のホラー体験はほかでは味わえないでしょう。VRとホラーはとても相性がいいので、今後は必須のコンテンツになっていくと考えています。

――税込で100円ですし、「せっかくPS VRを買ったのなら……」と、体験する方は多そうですね。話は変わりますが、『バイオ7』と『KICHEN』の関連性についての話もお聞きしたいです。

バンス 時間軸については明らかにしていませんが、『バイオ7』の本編をプレイするときに、『KITCHEN』や『ビギニングアワー』との接点が見えてきますので、ぜひプレイするそのときまで楽しみにしてください。

▲『KITCHEN』の舞台となる台所。三脚に動画撮影用のカメラ、その前には椅子が置かれている。