良質の海外発タイトルを出展
2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで(15日・16日はビジネスデイ)、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ 2016(以下、TGS 2016)。今回は、9ホールに配置されているインディーゲームコーナーにブース出展していたコーラス・ワールドワイドの出展タイトルを紹介する。
欧米を中心とした海外インディーゲームを、国内やアジア各国にむけてローカライズ・パブリッシングするコーラス・ワールドワイド。今回は、昨年のTGSで国内初お披露目となったイギリスのデベロッパー“Dangerous Kitchen”開発のアクションゲーム『De Mambo』(対応機種:PC、Mac、プレイステーション4)の最新開発バージョンほか、過去にリリースした人気スマートフォン用タイトルの続編をプレイアブル展示していた。
今回は、従来の4人対戦モードのほか、ステージクリアー型のシングルモードを実装。当初予定していたRPGスタイルから方針変更し、『スーパーマリオ3Dワールド』(ニンテンドー3DS/任天堂)のチャレンジモードを参考にして制作されたというこのモードは、対戦モードと同じ性能・操作法のプレイヤーキャラで、さまざまなタイプのミニゲームをひたすらクリアーしていくというもの。最初のうちはクリアー条件も簡単だが、先に進むごとに制限時間がシビアに設定されたり、強力が敵が登場するようになる。ステージ数などの全体の規模はとくに考えず、「バランス調整をしながら思いつく限り作っていく」(Dangerous Kitchen・ショーン氏)とのことで、最終的にものすごいボリュームになる可能性も示唆した。
1年前は「ホテルのロビーを開発スペースに使っています」と言っていた彼らに、現在の開発環境を尋ねたところ、一度オフィスを構えてやってみたが、結局ホテルのロビーに戻ったとのこと。この理由についてショーン氏は、「静かなオフィスよりも、毎日いろんなハプニングに出くわすホテルの方がおもしろく、私たちの性に合っているみたいです」と語った。今後もこの体制で、2016年内のリリースを目指して開発していくとのことだ。
そのほかのタイトルとしては、日本ローカライズ版も大ヒットした『脱出ゲーム:ザ・ルーム』(開発:Fireproof Studios)の続編にあたる『The Room Two』(2016年秋リリース予定)、2016年9月8日にリリースされたばかりの iOS/Android用パズルRPG『スワップクエスト』(開発:Rebusmind)が展示されていた。
また、別ブースでは、2015年リリースのアドベンチャーゲーム『バートラム・フィドルの冒険 EP1』(開発:Rumpus Animation)の続編『バートラム・フィドルの冒険 EP2』(左写真)と、コーラス・ワールドワイドの初期タイトル『グリフクエスト』(開発:Alex Trowers and Leanne Bayley)のリメイク作となるパズルゲーム『グリフクエスト クロニクル』(右写真)も出展。リリース予定はいずれも2017年初頭とのことで、前作ファンはもちろんのこと、クオリティの高いマニアックなゲームのファンは、楽しみにしていよう。