『大逆転裁判2』の製作情報も飛び出したスペシャルステージ
2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日・16日はビジネスデイ)。開催3日目となる17日、カプコンブースにて開催された“逆転裁判シリーズ15周年記念トーク&最新情報スペシャルステージ”の模様をお届け。
イベントには、“A BATHING APE×逆転裁判”のコラボTシャツを身につけた江城元秀プロデューサーが登場。また、成歩堂龍一役の近藤孝行さんと、王泥喜法介役のKENNさんがスペシャルゲストとして登場。近藤さんは「今日は楽しんで帰ってください。異議あり!」とあいさつ。KENNさんは「王泥喜法介は大丈夫です! 成歩堂さんといっしょに登壇できてうれしいです」と、ふたりでは初めてのイベントステージ登壇によろこびを見せていた。
ここでまずは、シリーズ15周年を振り返る特別映像を公開。PVを見終わった後に近藤さんは、「ぐっと来ますね。テンションがあがりました」と、これまでの歴史の重みを実感するコメント。近藤さんが成歩堂龍一を演じたのは、『逆転裁判3』のPVのときとのことで、以降10年以上、成歩堂とともに過ごしてきたことになる。KENNさんも王泥喜法介を演じてから、10年くらいが経っているとのこと。ここからは、『逆転裁判』15周年記念トークコーナーとして、トークテーマにそったコメントが求められた。
最初のお題は、“15周年記念ということで、感想など一言お願いします”。
近藤さんは「最初、『逆転裁判3』のときに声をかけてもらって、大阪まで呼んでもらったのが忘れられません」とコメント。KENNさんは「僕は、最初は下手くそに演じてくださいと言われたことが印象に残っています。いまは王泥喜も成長したけど、最初の頃は大声だけが取り柄でしたからね。でも、ゲームボーイアドバンスの頃にプレイヤーとして遊んでいたので、「異議あり!」と言えたときはうれしかったです」と語っていた。
続いてのお題は、“逆転シリーズで好きな作品やエピソードはありますか”。
このお題に対しては、「この前までは『逆転裁判3』が好きでしたが、いまは『逆転裁判6』も匹敵するくらい好きです。エピソードでは、『逆転裁判3』だと最終話、『逆転裁判6』だと1話目が好き」と近藤さん。KENNさんは、「第一作のインパクトが強いですよね。王泥喜君的にいうと、『逆転裁判4』かな」と答えていた。
三番目のお題は、「逆転シリーズで好きなキャラクターは? また、他に演じてみたいキャラクターはいますか?”。
近藤さんは「『逆転裁判3』のゴドー検事。メチャクチャかっこいいですよね。演じてみたいのは、あえて言うなら星威岳哀牙とか、本土坊薫とか」。KENNさんは「好きなキャラは、オバチャンです! 特別法廷で初めてボイスがついて、なかなかいいなと思いました」と語り、演じてみたいキャラクターには御剣怜侍をあげていた。
ここからは、本日のステージのメインイベントとも言うべき、近藤さんとKENNさんによる『逆転裁判6』実機への公開生アフレコ挑戦。ゲームのアフレコを生で演らせてもらうことはなかなかないとのこと。江城氏がゲームを実演プレイし、その画面に合わせる形で近藤さん、KENNさんが声を当てる形で、公開生アフレコが行われた。
ここからは『逆転裁判』に関する特別情報がつぎつぎと公開されていった。まずはスペシャルイベント“逆転裁判 15周年 特別法廷”の開演決定のニュース。つぎに、ハヤカワミステリマガジンで初のノベライズ連載“逆転裁判 時間旅行者の逆転”が決定。そして、『逆転裁判』×マリオンクレープとのコラボレーションに、イラストアーカイブの発売情報など、15周年を迎えるに相応しい催しが次々と語られていった。
特別情報の紹介が終わったところで、近藤さんとKENNさんがステージから退き、これでイベントも終了かと思われたまさにそのとき、江城氏からもう一本映像があるとの情報が告げられ、新たな映像が会場スクリーンに流されることに。PV映像が流れた途端、来場者たちがざわめきはじめ、そして『大逆転裁判2』のロゴが出た途端に、会場は大歓声に包まれた。
「お待たせして申し訳なかったですが、なんとか発表に漕ぎ着けることができました。サブタイトル“成歩堂龍ノ介の覺悟-”ということで、これから作り上げていきますので、楽しみに待っていてください」と江城氏。
最後に江城氏は、「こうして15周年を迎えられるのは、たくさんの方にささえてもらってこそです。『逆転裁判』は今年の10月に15歳になりますが、そこからいろいろな展開を予定しています。また、10月12日に、15周年記念サイト(こちら)が更新され、いろいろな情報を発信していきます」と、今後の盛り上がりに期待を見せる形で、本イベントは終了となった。