読めば“14時間”の中身が丸ごとわかる!

 スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)が2016年8月27日にサービス開始から3周年を迎えたことを記念して“3周年記念14時間生放送”を開催。東京の本社に抽選で選ばれたプレイヤーを招待し、さまざまなプログラムでもてなした。

 “14時間”と銘打たれているとおり、イベントは14時間ものあいだ休むことなく進行。午後12時のスタートから翌日午前2時のフィナーレまで、バラエティ豊かな催しが“これでもか!”とばかりにくり出されていった。各プログラムには、おなじみの“吉P”こと吉田直樹プロデューサー兼ディレクターや、開発の各部門を取り仕切るコアメンバーが出演。アイドルの小池美由さんや俳優の藤田玲さんなど豪華ゲストも応援に駆けつけ、みんなで『FFXIV』3周年をお祝いした。

小池美由さんや藤田玲さんなど豪華ゲストが目白押し! 『FFXIV』“3周年記念14時間生放送”リポート_01
▲イベントが始まる直前まで、開場では準備や設営で大忙し。

 さらに、メインとなるプログラムが進行する裏側で、デザインセクションマネージャーの髙井浩氏が『FFXIV』をプレイし、オーケストリオンの楽譜(オーケストリオン譜)集めにチャレンジ。放送が終了するまでに何枚集められるのか、みずからの限界に挑戦することに。もちろんその様子も、インターネット生中継のサブチャンネルで放送された。

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▲“極タイタン”や“シリウス大灯台”など、髙井氏は指定された楽譜を求めてさまざまなコンテンツに挑んだ。

 当日開催されたイベントの模様を、プログラム別に振り返っていく。

【直樹の部屋 Part1】

 プロデューサー兼ディレクターの吉田氏と『FFXIV』開発チームのコアメンバーに加えて、スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏も出演。正式サービス開始から3年を迎えた現在の心境と、今後の抱負を順番に述べていった。
 登壇者を代表して、松田社長と吉田プロデューサー兼ディレクターのコメントを紹介。

松田氏
あっという間の3周年だったかなと思います。世界のユーザーの皆さまに支えられてここまでやってこられたことを、非常にうれしく思っています。昨年は『蒼天のイシュガルド』を発売し、今年も後半に向けていろいろ企画を練っているようです。これからも世界中の皆さまに『FFXIV』を楽しんでもらえるようがんばってまいりますので、ご声援をよろしくお願いします。

吉田氏
(ローンチ直後の混雑に伴う混乱から)3年は、あっという間でした。つぎにオンラインゲームを作るときは、スタートはああならないようにしたいなと。……でもそうなったらどうしよう(笑)。最近、某ゲームがオープンベータテストを行っているようなので、がんばってください。(ローンチ前後は)大変なのはよく知っています。

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▲プロデューサーレターLIVEにも出演経験がある、各部門で陣頭指揮を執るコアメンバーが勢ぞろい。
▲3周年を記念して、スタッフの皆さんにファミ通グループから贈られた“ちぎりパン”。でぶチョコボとファットキャットが忠実に再現されている。

【第31回プロデューサーレターLIVE】

 9月27日に公開される大型アップデート、パッチ3.4の全容を吉田氏が解説。詳細は別の記事に掲載してあるので、そちらを参照してほしい。

※パッチ3.4“魂を継ぐ者”は9月27日公開! 第31回プロデューサーレターLIVEまとめ

【アドレナリンラッシュTV】

 『FFXIV』のPvPコンテンツを応援する番組、アドレナリンラッシュTVの特別編。プロジェクトマネージャーの森口氏とコミュニティチームの柳原氏が司会を務めるなか放送がスタート……と思いきや、サブチャンネルで楽譜集めに励んでいるはずの髙井氏が乱入。“フロントラインまたはザ・フィーストで1勝を収める”という楽譜取得の条件を達成すべく、急きょ番組に参加することとなった。

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▲髙井氏によれば、「“ミラプリ”でリーゼントの髪型を投影した」とのこと。遠くから見ると、竜騎士のドラケンアーメットにも見える……?

 髙井氏(戦士)と森口氏(忍者)がパーティを組んで、ザ・フィーストの8人対8人のバトルに挑戦。おふたりはチーム・ファングの選手として、チーム・クロウのメンバーを相手にPvPを展開することに。一進一退の攻防が展開されるも、タンクの髙井氏が敵チームに倒され大量のメダルを落とすなどした結果、710対890で敗退。初戦は残念な結果となった。

 続く第2戦はフロントラインのシールロックに挑戦。今回はパーティ募集を利用し、同一ワールド内の腕自慢を集めて必勝態勢で臨んだ。戦闘が開始されると、髙井氏の戦士が敵の前面に立ちふさがり進軍を阻止したことで、当初は自軍有利に展開。しかし双蛇党が圧倒的な火力でアラガントームリスを確保していった結果、おふたりの所属チームである黒渦団は惜しくも2位に終わった。

 結局、“フロントラインまたはザ・フィーストで1勝を収める”という目標は達成できず、髙井氏はサブチャンネル側に退却し、引き続き別の楽譜の収集を始めた……。

【学園エオルゼア 課外授業#1】

 学園エオルゼアは、『FFXIV』未体験または始めたばかりの人のために、ゲームの進めかたや育成のコツをレクチャーするプログラム。小池美由さんとまろんまろん西村さんがそれぞれ担任と副担任を務めるなか、女優の小澤真利奈さんを生徒に迎えて“課外授業”として放送(授業)が開始された。

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▲小池美由さん(写真左)、まろんまろん西村さん(中央)、小澤真利奈さん(写真右)による爆笑トークを楽しみつつ『FFXIV』の基礎知識が学べる。“ひと粒で2度おいしい”放送だ。

 今回のテーマは、幻術士の立ち回り。“初心者の館”で敵の範囲攻撃を避ける練習や、幻術士として味方を回復する訓練に挑んだ。小池さんの的確すぎるレクチャーのおかげもあって、小澤さんはみるみる上達。滞りなく授業を終えることができた。

【NGC『FFXIV オンライン』生放送<シーズンII>】

 ゲームタレントユニット、えどさん"&ふみいちによる生放送。今回は、“『FFXIV オンライン』生放送”で結成されたプレイヤーの集まりである“NGCクラフト委員会”が考案した独自企画が披露されたのだ。

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▲えどさん"氏(写真右)とふみいち氏(写真左)のおふたりが進行役を務めた。

 イベントのタイトルは、“禁断のマテリア禁断対決”(原文ママ)。『FFXIV』にログインしている現役プレイヤーからマテリアを受け取り、えどさん"&ふみいちと開発スタッフがそれを使って禁断のマテリア装着を実行。成功時に付与されるポイントの高さを競うという内容だ。今回ゲストとして招かれた開発スタッフは、リードプランナーの河本信昭氏とシナリオセクションマネージャーの前廣和豊氏。マテリア装着に失敗すればプレイヤーからの敵視を集めかねない危険な企画に、両氏が果敢にも名乗りを上げてくれた。