新システム“コンバットリグ”を導入した理由とは?
2016年9月2日~4日(現地時間)アメリカ・ロサンゼルスにて、米大手パブリッシャー・アクティビジョンのミリタリーFPS『コール オブ デューティ』シリーズの独自イベント“Call of Duty XP”が開催。同イベントにて、『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』マルチプレイデザインディレクターのJordan Hirsh氏にインタビューを敢行した。
ーー本作では 新システム"コンバットリグ”が追加されますが、改めて導入の意図を教えてください。
Jordan Hirsh氏(文中はJordan) 『CoD』プレイヤーのプレイスタイルを長いあいだ観察し、リサーチしてトレンドを捉えてきた結果、コンバットリグを着用するアクションという形で、プレイスタイルを強化したいと考えました。たとえばWarfighterはミッドレンジ(中距離)・スタイルのコンバットにフォーカスしたタイプです。ロボットクラスのSynapticはラニング・ガンのクラス。各クラスには3つのペイロードがあり、武器がひとつあります。Synapticではアームから出るマシンガンで、これは素早い動きのスタイルにマッチしている。ふたつのアビリティのうちのひとつはリプロダクション(再生産)で、これはメーレーマシンに変貌し犬のように攻撃します。トレイツは、スーパーチャージのようなもので、ペイロードとの組み合わせでユニークなシナジーとプレイスタイルが生まれます。Synapticの場合はCombat burstがありますが、キルの後にスピードが増します。このふたつの要素を組み合わせて、ラニング・ガンのスタイルの強化が可能です。
ーー今後、コンバットリグの種類は増えますか?
Jordan 発売時には6つあるとだけ言いましょう。
ーー本作は新しい武器も注目要素のひとつですが、オススメの武器はありますか?
Jordan Type 2アサルトライフルはオススメです。エネルギーベースでミドル・レンジに適しています。△ボタンをホールドすると3つのショートレンジ・ピストルに変化するのが気に入っています!
ーー武器のクラフトシステムもかなり気になる要素です。クラフトすることで、クラフトしていないプリセットの武器より優位になるのでしょうか?
Jordan クラフトするとガンパークが付いてくるので、プレイが変わっていきます。フルオートマチックではなく、シングルショットが可能になるといった感じですね。
ーークラフト前より良くなるというよりは、スタイルに適したものになるということでしょうか?
Jordan そうです。ゲームのバランスを取りたいので、スーパーな武器を作るのではなく、それによって違うプレイスタイルができるようにしたいと思っています。一対一になった場合、最終的にはどちらが正確に撃てるかということですね。
ーー新モードディフェンダーが発表されましたが、発売後も新モードは追加予定でしょうか?
Jordan すみませんが、それについてはまだ答えられません。
ーーわかりました。では、トレーラーでSynapticが犬のように変形するペイロードが流された時、ファンからは歓声があがっていましたね。あのアイディアはどのようにして浮かんだのですか?
Jordan 当初色々を実験をして、未来の銃やロボットも考えていました。ジャガーノートというのが『MW2』に出てきたが、このフィーリングを持ってきたいと思っていたのです。ロボットのクールなところは、人間のように動く必要がないので、制限がない。イメージ通りにできるので、違うスタイルとして動物的なことをやってみたいと思いました。
ーーマルチプレイベータテストでは、何が遊べるのでしょうか?
Jordan 詳細はまだ公表できません。(「日本では実施するのですか」との質問に対しては)これはチェックしないとわからないですね。まずはプレイステーション4でスタートする。そのほかについてはまだ公表していません。
ーープレイして気がついたのですが、左手でジェスチャーができますね。
Jordan プレイヤーには自分を表現してもらいたいと思っています。ゲームではコンバットにフォーカスしているので、装備やグレネードのスピードを上げて左手でのグレネード投げを取り入れました。カバーしながら投げれるようになっています。このテクノロジーを成功させたので、同然ジェスチャーもできるだろうということで採用したのです。自己表現として、キルカメラやクールなことをやった後にジェスチャーをしてみてはいかがでしょうか。YouTubeなどで見せられるしね(笑)。
ーーそれでは、最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Jordan このゲームをプレイしてもらえるのを楽しみにしています。3年間作ってきたものを見てもらえるのはとてもうれしい。オンラインでお会いしましょう。