FPS界最高の脳筋ヒーローがワールドツアーを敢行
1996年にPC向けに発売された、3D RealmsのFPS『Duke Nukem 3D』。自分こそが世界最高の男だと疑わない脳筋ヒーローDuke Nukemが(ストリッパーにチップを配ったり、トイレの鏡で自分の肉体美にほれぼれとしながら)エイリアン相手に殴り込む本作は、現在でもカルト的な人気を誇っている。
そんな『Duke Nukem 3D』の20周年を記念した『Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour』が現在シリーズの版権を持つGearbox Softwareから発表された。プラットフォームはPC/プレイステーション4/Xbox Oneで、海外では10月11日に発売予定。
現行PCで遊ぶだけなら『Duke Nukem 3D: Megaton Edition』がすでに発売されているが、今回のバージョンが注目なのは、なんとデュークがアメリカをエイリアンから救った後に世界をめぐってエイリアンを掃討する完全新規の“エピソード5”を収録していること。
オリジナル版のレベルデザイナーであるAllen Blum III氏とRichard “Levelord” Gray氏が全8マップを手掛けているほか、オリジナルと同様にJon St. John氏がデュークの新規ボイスの新録や既存ボイスの再収録を行い、BGMもファンにはお馴染みのテーマ曲を手掛けたLee Jackson氏が新曲を提供しているとのこと。
なお、擬似3Dだったオリジナル版をリマスターして現行機種で動くフル3Dゲームにしている一方、敵やNPCキャラクターは3Dモデルではなくスプライトでの描画で、一人称視点3Dとスプライトアニメーションの組み合わせによる独特な味がそのままなのが個人的にはうれしいところ。新たな飛行系の敵も出てくるようなので、(家庭用機での国内リリースがあるかはわからないが)デュークファンはチェックしてみてはいかがだろうか。