「エルはアイラのかわいさをより引き出していると思います」(上坂)

 2016年10月13日発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『プラスティック・メモリーズ』。同作に登場するキャラクターを演じる声優陣に、ファミ通.comが独占インタビューを敢行。9回にわたって、そのインタビューをお届けしていく。第1弾は、海松エル役の上坂すみれさんさんだ。

【上坂すみれ】「エルはアイラのかわいさをより引き出していると思います」PS Vita『プラスティック・メモリーズ』キャストインタビュー第1弾_01

上坂すみれさん(文中は、上坂すみれ
12月19日生まれ。『中二病でも恋がしたい!』(凸守早苗役)、『鬼灯の冷徹』(ピーチ・マキ役)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(アナスタシア役)など。

【上坂すみれ】「エルはアイラのかわいさをより引き出していると思います」PS Vita『プラスティック・メモリーズ』キャストインタビュー第1弾_03

■キャラクター紹介
海松エル役
ギフティアメンテナンス班所属の新米エンジニア。人懐っこい性格でおしゃべりが大好きな女の子。裁縫が得意で、メイド服を作ってしまうほどの腕前を持っている。

――『プラスティック・メモリーズ』がゲーム化されることを聞いたときの感想を聞かせてください。
上坂 アニメのアフレコから、1年経ってからのお知らせだったので、すごくビックリしました。アニメでは描き切れなかったいろいろな場面が見られるのではないかと、台本をいただくことを楽しみにしていました。

――先ほど、収録を終えられたとのことですが、アニメでは描かれていないシーンは盛り込まれていましたか?
上坂 “エルはヤバイ”ということがすごくわかる内容になっていましたので、アニメでは描かれなかったエルの一面を見ていただけると思います。今回演じて感じたのですが、エルは落ち込んでいるセリフがほとんどないくらい、つねにテンションが高いので、早死にしそうだなと……(苦笑)。そういった部分を酸欠になりそうなくらい、できる限りテンションを上げて収録したので、ぜひ注目して聞いてほしいです。

――アニメのアフレコから1年ぶりということでしたが、ひさしぶりにエルを演じてみた感想は?
上坂 ひさしぶりだったので、最初は「大丈夫かな?」と心配でしたが、アニメで描かれていたシーンを演じているうちに、いろいろなことを思い出しました。やっぱりいいキャラクターなので、もっと好きになりましたね。

――具体的には、どのようなところを好きになったのでしょうか?
上坂 エルはちょっとチートっぽいところがあるんですよね。衣装もいっぱい持っていますし、いろいろなスキルが高くて、ギフティアのことなら何でもわかるエキスパートへの階段を上っている感じがします。自分の趣味と実益が合っているというのもいいですよね。だからこそ、仕事に対してめちゃくちゃ向上心に溢れていて、エルみたいなライフスタイルだったら、生きるのが楽しいだろうなと思いました。友だちになりたいと思える女の子ですね。

――なるほど。アニメにはないシーンもあるとのことですが、そのほかゲームならではの見どころを教えてください。
上坂 アニメの終盤では、アイラとツカサが最後の時間をいっしょに過ごすという、少し切ないエピソードが多かったのですが、ゲームにはサブシナリオがたくさんあって、楽しい雰囲気の日常が描かれます。私はエルのパートしか知らないのですが、「アイラたちはこんなに楽しい時間を過ごしていたんだ」ということがわかりましたね。

――アニメでのエルは、アンディとのエピソードが印象的でしたが、ゲームでもピックアップされているのでしょうか?
上坂 そうですね。ゲームにもアンディが登場してくれてすごくうれしかったです。ギフティアならではの複雑な思いを描いた切ないシーンもありつつ、早期購入特典のシナリオでは、いっしょに中華街に遊びに行くエピソードなどもあって、さらに仲よくなっている様子が見られてよかったです。

――ここまではシナリオ的なところを聞いてきましたが、ゲームのシステムに関したお話もうかがえれば。ゲームでは、アイラとツカサの最後の1ヵ月間をユーザーが、好きなように予定を組んで楽しめますが、もし上坂さんがツカサ、もしくはアイラだったとしたら、どのように過ごしたいですか?
上坂 1ヵ月って、長くもなく短くもなく、すごく微妙な時間で難しいですよね。たぶん、最初の半月はいままで通り過ごせそうですけど、だんだんと“あと○日”と意識しちゃうと思います。でも、別れが辛いことはわかっているので、いろいろなところに遊びに行って、いっぱい思い出を作りたいですね。

――具体的に行きたい場所などはありますか?
上坂 遠出がしたいですね。休みが取れて10日間くらい自由にできるなら、ヨーロッパを1周みたいな感じで、いろいろな国に行きたいです。

――その楽しい思い出の後に必ず訪れてしまう別れというのも『プラスティック・メモリーズ』の重要な要素になっています。上坂さんなら、どのように気持ちの整理をつけますか?
上坂 たぶん、私はうまく気持ちの整理はつけられないと思います。だから、いっしょにいるあいだは整理をつけないで、“どんな1ヵ月になったとしても、そのすべてが大事な思い出になる”という気持ちで過ごして、別れた後、徐々に整頓していくんじゃないかと。

――なるほど。もし、ギフティアが実際に存在したら、上坂さんはいっしょに暮らしたいですか?
上坂 いっしょに暮したいかはわからないですが、ギフティアをオーダーするお店には行ってみたいです。自分好みにカスタマイズできるというのは、すごくワクワクしますよね。いっしょに暮らすとなるとやっぱり別れを考えてしまいますが、それでも、ひと目惚れみたいなのがあれば、暮らすと思います。

――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
上坂 アニメ放送から1年の時を経て、ついにゲームが発売します。大ボリュームで、おそらく、エルはアイラのかわいさをより引き出していると思います。そんなエルの偉大な功績をぜひありがたく思ってください(笑)。そして、エルとも仲よくなれるみたいなので、うるさいですけどよかったら仲よくしてください。そうすることで、アイラとの生活もより華やかになると思います。

【上坂すみれ】「エルはアイラのかわいさをより引き出していると思います」PS Vita『プラスティック・メモリーズ』キャストインタビュー第1弾_02

【次回更新】2016年8月26日(金)12時公開予定
第2弾 津田健次郎さん(縹ヤスタカ役)
第3弾 愛美さん(シェリー役)


プラスティック・メモリーズ
メーカー 5pb.
対応機種 PSVPlayStation Vita
発売日 2016年10月13日
価格 6800円 [税抜]/7344円 [税込(8%)]
ジャンル アドベンチャー
備考 限定版は9800円[税抜](10584円[税込])、ダウンロード版は6000円[税抜](6480円[税込]) シナリオ:林直孝ほか