サポート体制を強化した新たなゲーミングPCブランド
2016年8月17日、ゲーミングPCブランド“GALLERIA(ガレリア)”を展開するサードウェーブデジノスは新商品発表会を開催した。今回発表されたのは『GALLERIA Gamemaster(以下、Gamemaster)』シリーズで、発売は8月18日から。タワーモデルだけでなく、スリムモデルやノートモデルなど、全7種がラインアップされる。
Gamemasterシリーズの特徴はサポート体制。発表会の冒頭に登壇したサードウェーブデジノス取締役社長・田中基文氏は、「すべてのPCゲームファンに喜ばれるサービスを提供していきたい」と語る。果たしてどのようなサービスなのか、ひとつずつ紹介していこう。
“推奨PC”から“対応ゲーム”へ発想の転換
いままでのゲーミングPCは、各ゲームごとに“推奨PC”が存在していた。店頭や広告で、“『サドンアタック』推奨PC”や“『World of Tanks』推奨PC”などを目にしたことがあるはずだ。当然、これらのPCでも推奨外のゲームも動作することが多いが、残念ながらメーカーの保証は得られない。
そこでサードウェーブデジノスは、Gamemasterシリーズのために独自で国内外の人気タイトル40本の動作確認を実施。動作確認が取れたタイトルはWebで公開し、Gamemasterシリーズ“対応ゲーム”として保証対象にした。発表会に登壇した同社ゲーミング事業部 部長・野口基督氏は、「現状確認しているのは40本だが、対応タイトルは今後も増える予定。掲載されていないゲームの調査依頼も受け付けているので問い合わせてほしい」と語る。
深夜1時まで問い合わせ可能な安心のサポート体制
さらにゲームファンにうれしいのが、25時まで開かれているサポート窓口。従来のGALLERIAは21時までしか対応していなかったが、Gamemasterのユーザーには4時間も延長し、深夜1時まで対応する。野口氏は「ゲームは深夜までプレイするお客様が多いので、深夜1時まで対応させていただく決断をした」とコメント。
さらにこの窓口では、ハードウェアに関する問い合わせだけでなく、ゲームソフトの質問も受け付けるそうだ。一般的なサポートセンターは管轄外の話になると新たな問い合わせ先を伝えるだけで、一向に話が進まない。これについて野口氏は、「ゲームが動かなくて問い合わせているのに、ハードが悪いのかソフトが悪いのかわからないまま、たらいまわしにされて困っているユーザーが多い」と現状の問題点を挙げた。実際、トラブルに直面して困った経験がある読者もいるはずだ。
そこでGamemasterのサポートセンターには、PCとゲームに熟知したスタッフを配属。どんな問い合わせにも対応できるよう、万全の体制でユーザーを助けていくとのこと。
オフラインイベントや豪華商品が当たる企画も実施
Gamemasterシリーズ3つめの目玉は、ユーザー向けにオフラインイベントを開催したり、ユーザーとガレリアメンバーなら誰でも応募できるプレゼント企画。
現在企画中のオフラインイベントでは、Gamemaster開発者とユーザーが触れ合えるイベントになる予定。さらにイベントによっては単なる交流会ではなく、プロゲーマーを招いてゲーム大会を開催する計画も進行中。この取り組みは、いままではPCを買ったらそれっきりだったメーカーとユーザーの関係性を、より密にしていく狙いがある。ユーザーが「Gamemasterを買ってよかった!」と思えるような、楽しいイベントが開催される予定だ。
そしてもうひとつのプレゼント企画は、ゲームプレイに役立つデバイスなどを毎月放出する。こちらはGamemasterユーザーだけでなく、誰でも無料で行えるガレリアメンバーズの会員なら参加可能。PCゲームファンの読者は、この機会にぜひメンバー登録して応募してほしい。
今後、Gamemasterシリーズはユーザーの意見を取り入れながら、さまざまな展開を行ってゆく。まだスタートしたばかりのサービスだが、今後どのようなユニークな企画が実施されるのか期待したい。