絶望を連れてきた異常空白。初見では即死も当然!?

 NHN ハンゲームが提供するPC用アクションRPG『ソウルワーカー』。アクションゲーム初心者でも簡単な操作で、爽快かつアニメを見ているかのような華麗なアクションが楽しめる本作には、いわゆる“エンドコンテンツ”も多く実装されている。

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 そのエンドコンテンツの主たるものが、4つの街それぞれにひとつずつ存在する“異常空白”の中に広がるインスタンスダンジョン“カジュアルレイド”。そして、それらの上位存在ともいえる黄金の空間に広がる難関ダンジョン“ゴールデンシタデル”だ。

 実装から時間が経って研究が進むうちに、レイドダンジョンですらソロで突破する猛者が出てきている。ある意味ではそれも当然だ。これらのダンジョンはまだ序の口に過ぎなかったのだ。異常空白の陰でひそかに東京タワー直下に生じ、絶大な力を有する異常空白が、ついに出現する。

 2016年9月、新たなインスタンスダンション“ザ・プライマル”が実装される。このダンジョンはいままでの4人パーティーではなく、8人で結成する“フォース”で挑むという。この時点で難度の高さがうかがい知れる。

[2016年8月17日12:40修正]“ザ・プライマル”実装日に変更があったため、修正しました。
[2016年8月22日17:20修正]“ザ・プライマル”実装日が2016年9月予定に変更されたため、修正しました。

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▲ゴールデンシタデルの入り口に出現するポータルから入場可能な新ダンジョン。入場資格はゴールデンシタデル同様55レベルで、フォース結成はパーティー結成と同様の操作で可能。オートマッチングでの入場もできる。

 ザ・プライマルへの入場可能回数は、11:00~13:00の間に1回、22:00~24:00の間に1回と、最大で1日2回となる。入場にはゴールデンシタデルのボスモンスターがドロップする入場券が必要で、なおかつダンジョン内ではゴールデンシタデルと同じく消耗品使用不可、サポーター召喚不可と、かなり厳しい条件が揃っている。

 そして、内部は通常のダンジョンとは違い、広大な異常空白空間が広がっているのみ。その奥には“第6区域(ディストリクト6)”のレイドボス“ザ・シング”をも上回る圧倒的巨体を誇るボス“ザ・プライマル”が鎮座している。

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▲圧倒的なその巨体に加え、体力ゲージの本数がなんと“×100”という、とんでもない絶望感を携えてソウルワーカーたちの前に立ちふさがる。

 このダンジョンではザ・プライマルの体力を削っていき、その体力が一定値になるごとに戦いのフェーズが移っていく。フェーズは全部で4段階あり、第3フェーズになるとザ・プライマルの体内に侵入し、内部核の破壊のために突き進む。

 当然、通常の敵も登場。ザ・プライマルの眷属なので、侮れない強さを持っている。対抗するには、これまでのレイドダンジョンで集めてきた装備や素材から作成可能なユニーク装備を用意したい。プライマル勢力へのボーナス効果を秘めているからだ。

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▲プライマル勢力のエネミーは姿こそ既存の敵(ソウルジャンク)に似ているが、その能力はケタ違い。
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▲各ダンジョンを経て収集してきた装備の集大成、ユニーク装備。武器にはプライマル勢力への300%ダメージボーナス、ギア(防具)には1部位につきプライマル勢力からのダメージ10%軽減(全4部位で計40%)など、絶大な効果が付与されている。

 「ユニーク装備さえ整えば楽勝なのでは?」と思いがちだが、運営ディレクターによる実演プレイを見せてもらうと、話はまったく違っていた。戦闘開始直後、4本の巨大な腕が出現した数秒後には、全体攻撃で一発ダウンしてしまったのだ。

 アクシジェントコール(復活アイテム)は消耗品のため、その場での復活は不可能。取材時はソロプレイでの実演だったこともあり、開始数秒でまさかのチャレンジ終了だった。「4本の腕をどうにかすればいい」のは言わずもがなとしても、ギミックバトルに加え、どんなに体力があっても即死の危険があるデバフ“汚染”など、無策で挑むと即座に全滅しうる恐るべき攻撃が用意されている。

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▲あえて誰かが引きつけて汚染を一手に引き受けるなど、犠牲もいとわない戦法を考えないと、核にたどり着くことすらできない。ユニーク装備の準備だけでなく、試行錯誤をくり返す徹底攻略が必要になる。まさに最高難度のダンジョンだ。

 攻略は非常に困難だが、得られる報酬はもちろん破格だ。従来のユニーク装備よりもさらに格上のレジェント等級装備“デバウアーズシリーズ”の設計図や素材がクリア報酬として手に入る。

 そのほかに、ザ・プライマルのクリア報酬でしか手に入らない限定アバターの設計図も報酬に含まれる。こちらのアバターは初の全身セットアバター。いままでのアバターとはまったく異なる、特撮ヒーローのスーツのようなデザインになっている。

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▲レジェンド等級としては初の実装となる装備の数々。ユニーク装備をも超える、まさに選ばれたプレイヤーの証だ。
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▲こちらがデバウアーズ装備と限定アバターを装備した状態。これまでの各キャラクターイメージを一新する、特別感あふれる姿となっている。

 以上のように、設定的にも、そして実際の難度的にも、これまでにない手応えでプレイヤーの前に立ちふさがるザ・プライマル。最初のうちは何度も全滅の憂き目に合うだろうが、それを乗り越えてこそのゲーマーというものだろう。ぜひ猛者プレイヤーの皆さんには、攻略に攻略を重ね、開発・運営陣があっと驚くようなスピードでのクリア達成を見せてほしいところだ。

実装記念キャンペーンも開催! ユニーク装備作成を目指せ!

 ザ・プライマルの実装に合わせて、各種キャンペーンの開催も決定している。まず、8月24日(水)メンテナンス~9月21日(水)メンテナンスまで、以前のレイドダンジョンでも開催された“最速クリアを目指せ!討伐イベント”が開催。
 ザ・プライマルへの入場、クリア、タイムアタックと各条件を満たすごとに特別な称号と、A.R.カードキューブなどの人気アイテムが報酬として与えられる。さらにクリアしたプレイヤーの中から抽選で100名に特別な称号と報酬が贈られる。

 また、ユニーク装備がまだ完成しておらず、ザ・プライマルに挑めないというプレイヤー向けに、ユニーク装備の製作支援イベントを8月10日(水)~8月24日(水)メンテナンスまで開催。
 1週間ごとに、その週にスチールグレイブ・カジュアルレイド・ディストリクトレイド“ゴールデンシタデル”をそれぞれクリアした回数(1回、3回、5回)に応じて、ユニーク装備製作用の素材が週ごとに配布される。「あとちょっと素材が足りない!」という人にうれしいイベントだ。
 同時期に開催されている“ハッピーアワーイベント”のドロップ率アップ効果もうまく活用すれば、ユニーク装備をいち早く揃えられるので、ぜひザ・プライマルに挑む準備を整えてほしい。

 そして、新規プレイヤーに向けての“期間限定レベルアップキャンペーン”も8月17日(水)~9月14日(水)メンテナンスまで開催。期間内に新規で『ソウルワーカー』を始めたプレイヤー限定で、キャラクターのレベルが5上がるたびに報酬アイテムが贈られる。
 こちらの報酬では、さまざまな限定アイテムや課金アイテムと交換できる“Sコイン”を1500枚以上もらえるほか、課金アバターの“スイートルックアバター”一式や、強力な装備効果を持つ各種A.R.カードがランダムで出現する“A.R.カードキューブ”とその上位アイテムの“特製A.R.カードキューブ”も報酬に含まれている。新規プレイヤーでも一気にキャラクターを強化でき、Sコイン購入アイテムやアバターなどを通じて『ソウルワーカー』の世界をより楽しめるようになっている。

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▲各キャラクターのスイートルックアバター。ほかのアバターアイテムと組み合わせてオシャレを楽しんでみてほしい。

 既存のプレイヤーにもうれしい“曜日別ログインボーナスキャンペーン”も、8月17日(水)~9月14日(水)メンテナンスまで開催。毎週月曜~日曜まで、毎日ログイン時にランダムでアイテムが出現するボックスが支給され、中身は曜日ごとに異なる。
 報酬内容には装備の強化時の破壊を防ぐ“Q,B,D”や、高性能で人気のA.R.カードも出やすい“特製A.R.カードキューブ”など、既存プレイヤーなら誰でもほしがるお得なアイテムが目白押し。こちらもぜひ、レベルアップやユニーク装備の準備などに役立ててほしい。

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▲一部、変更になる可能性もあります。

毎回恒例、『ソウルワーカー』今後の展開を運営陣に訊く!

 今回の取材でも、今までのごとく運営陣に今夏以降の『ソウルワーカー』の展開についてうかがってみた。最難関と言って差し支えないザ・プライマルが登場しつつも、現役プレイヤーの皆さんなら気になってしかたがないであろう「アレ」のお話もうかがえたので、さっそくまとめて報告していこう。

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▲今回は運営陣から、ディレクター鶴野誠亮氏(右)と南映先氏(左)が回答にあたってくれた。当日、いつもの石民帝プロデューサーは急な体調不良でひっくり返っていたそうで、なにとぞお大事に。

【“第6区域(ディストリクト6)”について】
 入場可能回数が少なく、全チャンネル間で同時開催ながら、とどめを刺したプレイヤーがいるチャンネルのプレイヤーたちにしか特別報酬がない点が問題視されている、最新エンドコンテンツの第6区域。
 こちらは平日2回開催、討伐者以外のチャンネルにも報酬付与、そしてあまり魅力がないと言われている報酬“BP”についても、BPと交換できるアイテムにより魅力的なラインナップを加えるなどといった方向で開発会社に要望を出し、調整中とのこと。
 そして何より、参加のために長い待機時間を割かれる点については、「22:00~24:00までのランダム発生を22:00~23:00に短縮させました」との回答が。
 また、この機会に開発と運営とのやり取りを強化していくことで、ユーザーの意見をより反映しつつ、年内の新キャラクター実装完遂を目指しているとのこと。
 現状、『ソウルワーカー』は日本でしかサービスしていないので、グローバル展開する前により日本向けに調整してもらえる可能性は高い。ぜひユーザーの皆さんからも、さまざまな要望を出していただきたい。

【ゲーム外の新展開もそろそろありますか?】
 ザ・プライマル実装後は、ニコ生などもより拡大してお届けしていく予定とのこと。さらに9月頃にはオフラインイベントとして、開発・運営とユーザーとが一堂に会する、座談会のようなイベントを計画中らしい。
 ニコ生などで運営陣がプレイヤーと触れ合う機会はこれまでもあったが、韓国の開発会社の皆さんが来るというのは初めての試みとなり、また直接ユーザーの声を届ける大きなチャンスになる。ぜひ訴えかけたい意見があるというプレイヤーの皆さんには、詳細な続報を待ちつつゲームをさらに重ねてプレイして、意見を磨きに磨いてお待ちいただきたい。