背後からのプレッシャーがハンパない!

 カプコンは、ドイツ・ケルンにて2016年8月17日から21日(現地時間)にて開催されるヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2016にて、サバイバルホラー『バイオハザード7 レジデント イービル』を一部のメディアを対象にクローズド出展する。それと同一のバージョン『RESIDENT EVIL 7 Demo LANTERN』を日本語字幕つきでプレイしたので、その模様をお届けする。

 前回のバージョンのリポート記事はこちら

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_01

 今回は、ビデオテープを再生した直後のようなシーンからスタート。カラーバーが表示されたあと、前回の体験版『バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~』にもあったような文字表示が出た。それによると日付が“2017年7月19日”となっている。前回は“2017年1月1日”だったので、半年以上経過してから録画されたことになるが……。時系列が気になりますね。ほかには、ミア(Mia)という女性の名前もあり、彼女が今回のプレイヤーキャラクターと思われる。

 プレイは、走査線が走るカメラ越しの映像で進んでいく。森の中で息を潜めていると、ランタンを持った中年女性がこちらへ歩いて来る。彼女が人間なのか、はたまた“人ならざる存在”なのかは不明だが、とにかくヤバイ雰囲気がムンムン。細かいことは考えず、とにかく逃げないと!
 中年女性から離れようと振り向くと、鉄の扉があるので、そこを開けて先へ進む。そうしているあいだにも、中年女性のまくしたてるような声が背後から迫ってきて、焦燥感が募る。

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_02

 朽ちかけた橋を渡り、目の前の家を目指す。この家は、湖の上に浮かんでいるような設計だろうか? 橋には赤子の人形が無数にぶら下がっており、とにかく不気味だ。通常ならここを通ることもためらうところだが、振り返ると“ヤツ”が最初の鉄柵扉を開けて追ってきた。不気味さよりも“追われる恐怖”が上回り、扉を開けて迷わず家の中へ飛び込むことに。ああ、扉が施錠されていなくてよかった~。

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_03

 家の中は予想以上に荒れていた。広間の床は崩れており、反対側へ渡ることはできなさそうだ。とにかく身を隠したいので、半開きになっていた扉に向かおうとしたが、突然扉が閉まってしまった! しかたがないので、床が半壊した広間を抜け、その奥にあるL字型の廊下を抜けていく。この先の扉から脱出できるかな……と考えたそのとき!

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_04
▲向かう先の扉が開き、中年女性が登場! ヤベェ!

 あわてて元のルートを引き返そうとするが、ついさっき抜けたはずの扉はいつの間にか施錠されてしまい、完全に行き止まり状態に。L字廊下の曲がり角にある木箱に身を隠すが、覗き込まれたら終わりだ! このまま気づかずにどこかへ行ってくれー!

『バイオ』らしい仕掛けもアリ!

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_06

 なんとか中年女性をやり過ごせたので、L字廊下の先の部屋へ。そこは月明かり(?)が差し込む、バルコニーつきの部屋だ。壁には絵画が飾られており、その反対側には古びた映写機がある。部屋の中央には台座のようなものがあるが……中年女性の声がまた迫ってきたので、悠長に調べ物をしている場合じゃない! とにかく身を隠すことに。ヒステリックに叫びながら近づいてくる中年女性が怖すぎる!

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_05
▲バルコニーの下は湖になっており、飛び降りて逃げることはできない。頼むからこっちに来ないで!

 逃亡劇の途中には謎解き要素もあった。ネタバレになるため詳細は伏せるが、“とても『バイオ』らしい”ギミックだ。新たに発見した通路を抜けた先は、最初にこの家へ入ったときに通った、床の崩れた広間の反対側。ここまで来れば大丈夫かな……?

 身を隠しつつ、今度も中年女性をやり過ごす。脱出できる気がしてきたし、なんとしても見つかりたくない! 息が詰まるほど緊張する中、抜け道を見つけたので、ためらわずに飛び込んだ。しゃがまないと身動きが取れないほどの狭い通路を抜けた先は、外へ通じているかもしれない。よしっ、このまま進めば……。
 しかし、行き着いた先は行き止まりで、ブロックの上に立てられた3本の蝋燭が火をともしている。まさか、罠だったのか?

『バイオハザード7 レジデント イービル』“追われる恐怖”を体験! 今度は“ファミリーおばさん”!?【gamescom 2016】_07

 というわけで今回のプレイリポートはここまで。ちなみに、中年女性に発見されると、どこであろうと捕まってしまい、ゲームオーバーとなる(このときの中年女性の素早い動きが、鳥肌モノの怖さ!)。その場合、直前に戻されてリスタートできる仕組みになっていた。

 何度も書いたが、今回の体験プレイで強く感じられたのは“追われ続ける恐怖”。プレイ後は、夜中にコンビニへ行くときもついつい後ろを振り返るクセがついてしまったほどだ。前回の体験版、および『KITCHEN』とのつながりなど、気になることは尽きないが、今後の続報を待つことにしよう。


バイオハザード7 レジデント イービル
メーカー カプコン
対応機種 PS4プレイステーション4 / XOneXbox One / PCWindows
発売日 2017年01月26日発売予定
価格 各7990円[税抜](各8630円[税込])
ジャンル アクション / サバイバルホラー
備考 PS4、PCのダウンロード版が各7398円[税抜](各7990円[税込])、Xbox Oneのダウンロード版が7400円[税抜](7992円[税込])