愚かな侵略者をユバの戦士が一掃する!
DMM.com POWERCHORD STUDIOが手掛ける新作オンラインRPG『ユバの徴(しるし)』が、いよいよ2016年7月26日よりサービス開始となる(対応プラットフォームはPCとスマートフォン)。本作は神に仕えし戦士“ユバ一族”と、それを支える“祈り人”たちの活躍を描く異世界ダークファンタジーだ。サービスインに先駆けて、同作を体験できる機会があったので、ここではその魅力をたっぷりと紹介していこう。
ゲームの舞台は、神と人とが強い関係性を持つ、ユバの大地。 機械文明の発展によって力を得たと考える愚かな人間たちは、この世界のすべてを支配するべく、すでにこのユバの大地にまで侵略を進めていた。 彼らの振る舞いに神が黙っているはずもなく、神はこの世界に“ユバの戦士”を遣わし、 混沌を撒き散らす侵略者たちを一掃することにした……というのが、背景となるストーリーだ。
そんな古代文明を舞台にした独特の世界観のなかで、プレイヤーは戦士を育成し、侵略者たちを迎え撃つ。この地に住む“祈り人”たちの力も借りて、戦士の世代交代をくり返しながら、最強の戦士一族を作り上げていくのが、このゲームの目的となる。
横スクロールアクションでバトルは自動進行!
概要に続いては、ゲームのシステムや流れを簡単に説明していこう。ゲームは大きく、アクションパートと育成パートに分かれており、これを交互にくり返すことで進行。サイクルとしては、“チームを編成しクエストに出撃”→“クリアーし報酬をゲット”→“報酬によりチームを育成・強化”→“新たなクエストに挑戦”というのが大きな流れになっている。
またこうしたメインパートのほかに、日替わり&週替わりの2種類のミッション“神のお告げ”がある。日替わりは毎日、週替わりは毎週月曜日に内容が更新。達成することで報酬が手に入り、ときにはここでしか入手できない特殊アイテムがもらえることもある。
まずはメインとなるアクションパートについて解説。このモード“討伐クエスト”では、ワールドマップでステージを選択し、 戦士による侵略者討伐に挑んでいくこととなる。ゲーム内容としては、横スクロールアクションのスタイルだが、プレイヤーが直接キャラクターを操作することはない。キャラクターはAIで自動的に移動し、ときには敵を倒し、ときには場面により跳ぶ・泳ぐ・登るなどのアクションを駆使して、ゴールを目指して進むのだ。
そうしたキャラクターまかせのクエストでプレイヤーがすることは、画面上に点在するアイテム“ウル”をゲットすること。これはスマートフォンならタップ、PCならマウスのクリックで行う。なお戦士の行く手を遮る敵キャラクターをタップもしくはクリックすることで、ウルを出現させることもできる。そうしたウルに加え、クエストではより早いタイムでゴールするほど多くの報酬が手に入るので、パーティー編成ではスピードも重要な要素だ。
クエストに参戦できるパーティーは、戦士3名まで。戦士には職業があり、剣の者、鉈の者、槍の者、弓の者、槌の者、爪の者、妖の者の7種類が設定され、それぞれにバトルでの特徴が異なる。そして出撃時には、各戦士ともに最大4人の“祈り人”を身に着けることが可能だ。
この祈り人は、いわば装備アイテムのようなイメージで、戦士の攻撃力や防御力、運動能力などのパラメータをアップさせる効果を持つ。クエスト内容によってどんな祈り人を選ぶかも、攻略のカギになってくるだろう。なお祈り人は、基本的にはクエストでボスクラスの敵を倒すと出会えるほか、いわゆる“ガチャ”でゲットして、充実させていく仕様となっている。
戦士と祈り人を育成してパーティーを強化!
続いては、アクションパートと双璧をなす重要な要素、育成パートについて詳しく解説していく。育成の対象となるのは、直接クエストに挑むパーティーとなる“戦士”と、サポート役の“祈り人”のふたつ。まずは“祈り人”についてだが、入手方法は前述したように、討伐クエストでも出会えるが、メインは救出クエスト(ガチャ)となる。“ひとり救出”には、ゲーム内の仮想通貨であるドクロゴールドが10個、“5人同時救出”なら50個が必要だ。
ガチャを実行すると、“ひとり救出”なら候補ふたり“5人同時救出”なら候補10人のキャラクターが登場。プレイヤーはそこから選択して、新たな“祈り人”を獲得していくこととなる。
“祈り人”は基本的に、討伐クエストで入手したウルを使用することで、レベルアップさせることが可能。そして一定条件を満たすことで“進化”し、能力とともにグラフィックも変化を遂げる。また特殊なアイテムの使用により、本来マックスであるはずのレベルを超えて成長する“限界突破”も可能となっている。
この“祈り人”はあくまでサポート的な存在で、ゲーム攻略で重要になるのは、メインの“戦士”をどう育成できるかという部分。だがじつは、バトルなどで戦士自体を直接レベルアップさせることはできない。ならばどうするか? といえば、戦士と祈り人が“契の儀式”を交わすことで、新たな戦士を生み出すことが可能となる。祈り人は戦士の能力向上役だけでなく、パートナーとしての役割もあるわけだ。その世代交代を重ねることで、戦士一族をさらに強化させていくことができ、それこそがこのゲームの大きな魅力となっている。
なお、戦士と祈り人の契には条件があり、進化ずみであることと、“生命の種”というアイテムを持っていることが必要。キャラ設定上での男女は関係なく、男×男でも女×女でも契はできる。新戦士の誕生(出産)までにはゲーム内での一定時間が必要となるが、これに関しては時短アイテムも用意されるとのことだ。
なお、“契の儀式”により戦士を代替わりさせるとき、レベルアップのために“生贄”が必要となる。これは端的に言うと、不要な戦士キャラクターを神に捧げることによって、生まれる新戦士の礎としてレベルアップに貢献できるというシステム。言いかたは悪いが、不要なキャラクター数体を消費することで、お目当てのキャラクターを強化できるわけだ。どんどん戦士を作り、なおかつどんどん生贄として活用していくことが、強力なパーティー育成の近道となる。
パーティーの強化とは直接関係ないが、“神様”をレベルアップさせるという要素も用意されている。レベルアップには、クエストで“ウル”とともに入手できるアイテム、“ドクロ”が一定数必要。神様レベルが上がると大神殿が成長し、持てる“祈り人”の数が多くなるなど、プレイ環境が向上する。なお神様のレベルは、100まで上げることが可能だ。
背景ストーリーなどのお楽しみ要素も充実!
“戦士”と“祈り人”の育成という、独特のシステムが魅力的な本作だが、そうしたキャラクターのバックストーリーという部分に関するお楽しみ要素も充実している。最後はそこを紹介しよう。
まず祈り人については、各キャラクターのエピソード・プロフィール・ボイスが用意されているとともに、キャラクターどうしの相関関係もしっかりと存在。それぞれを、“祈り人図鑑”モードで閲覧することができる。各エピソードなどは、ゲームを進めて“記憶のカケラ”というアイテムを集めることでどんどんアンロックされていくので、やり込み要素という面でも十分だ。
また“祈り人”同様に、これまで所有した“戦士”のコレクションも確認できる。メニューの“戦士図鑑”では、所有した戦士をチェックでき、生け贄となった戦士の総数や、各戦士の血統などを職業ごとに見ることが可能。プレイの足跡がちゃんと確かめられるという点で、こうしたモードがしっかり用意されているのはうれしいところだ。
以上が、DMM.comの新作『ユバの徴』の大まかなゲーム内容となる。駆け足の紹介ではあったが、プレイを迷っている方にとって、少しでも『ユバの徴』の魅力の参考になれば幸いだ。世界観、システム、キャラクター含め、独特の魅力にあふれた作品なので、ぜひとも多くの方に遊んでもらいたい。