日本ではユービーアイソフトです

 『アサシン クリード』シリーズなどを展開する海外大手パブリッシャー、Ubisoft。世界各地のスタッフがその社名を発音してみせる動画が公開中だ。というのも、実は社内でも地域によって読み方が一定しないのだ。

 日本では日本展開のための独自のローカライズにより、支社名として“ユービーアイソフト”が採用されているが、「ウービィソフト! ユービィソフトなんて誰も言わないだろ」とヘルシンキ(フィンランド)の人が言ったかと思えば、マルメ(スウェーデン)のスタッフは「ユービィソフト……あれ、ウビソフト(って言いたいの)? まぁわかるでしょ」とアバウト。成都(中国)のスタッフの何人かは「ユービーアイソフト」という日本式の読み方を披露してくれる人も。どうも言語圏によって“Ubi”をどう読みたいかのイメージが異なるようだ。

 さらにデュッセルドルフ(ドイツ)のスタッフ2名は「ユービィソフト」、「(えっ? という顔をして)ウービィソフト」と割れまくり。大型タイトルが数多く作られるモントリオール(カナダ)では、フランス語と英語が混在する街ということもあってか、人によってまちまち。果たして“OO-BE-SOFT/ウービィソフト”系なのか、“YOU-BE-SOFT/ユービィソフト”系なのか?

 パリ(フランス)で兄弟とともに同社を創業し、現在も代表としてグループを率いるイヴ・ギルモ氏は、短めに「ウビソフト」とフランス語で自分の読み方を説明した後、「英語ではユービィソフトとも言えますね。それか、お好きなように呼んで頂いて構いません」と、複数の読み方を許容する方針を披露。
 というわけで、ユービーアイソフトも正解です。ウビソフトって言われると、日本の語感ではちょっと気の抜けた感じがして、『アサシン クリード』や『スプリンターセル』のスタイリッシュなイメージと合わないもんね。