ポップな見た目と暗殺のギャップが癖になる
SMAC Gamesが開発中の『Tokyo 42』は、ポップなミニチュア風世界として描かれる未来の東京を舞台にしたアクションシューティングゲーム。
インディー発の傑作ストラテジーゲーム『Frozen Synapse』シリーズなどで知られるmode7gamesがパブリッシングを行う予定で、最終的な対応プラットフォームは未定なものの(記者はPC版のデモをプレイしたため、本記事のカテゴリーにはPCを暫定的にあてている)、2017年前半の発売を予定している。
『Tokyo 42』について、公式では「『シンジケート』と初代『Grand Theft Auto』の子供」と形容している。まぁ要は、中身は完全にクライムアクション。プレイヤーはフリーランスの暗殺者となり、半オープンワールドなフィールドを舞台に、さまざまな暗殺ミッションに挑んでいく。シングルプレイのストーリーモード以外に、マルチプレイも実装予定。
記者は今春にボストンで行われたゲームイベント“PAX EAST 2016”でデモをプレイしたのだが、まぁとにかくアートスタイルが超ポップでかわいい。幾何学的な形状のカラフルな空中都市トーキョーに見とれつつ、それじゃあ話が進まないのでサクッと街中で標的を射殺すると、チマチマ歩く小人サイズの人々が、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。起こっていることと見た目のギャップが、妙に癖になるのだ。
そんなわけで、マップを見回して標的などにアプローチするまでのルートを模索する際も、ミニチュア鑑賞気分でちょっと楽しい。ちなみに道中ではステルスゲームのように隠れながら進む場合もある。ひとたび銃撃戦が始まるとかなりスピーディーで、複数の護衛がいる場合などはなかなかハード。(ポップ表現の一環として看板やUIデザインの一部に漢字が出てくるものの)日本語対応の予定はなさそうだが、気になる人はチェックしておくといいだろう。