日本語未収録だが、DRMフリーでアーカイブしたい人はぜひ

 Warpが1995年に3DO向けに発売し、その後セガサターンや初代プレイステーションなどにも展開されたホラーアドベンチャーゲーム『Dの食卓』。本作がなんとPCゲーム配信プラットフォームGOG.comで配信開始。価格は5.99ドル。ただし対応言語は英語とフランス語のみ。

 配信されているプログラムは、欧米でのパブリッシャーのAcclaim Entertainmentが当時発売したMS-DOS版がベースで、エミュレーターのDOSBOX上で動作するよう設定されているため、現行のWindows 10やMax OS X、Linuxでも動作可能。

往年の名作ホラーアドベンチャーゲーム『Dの食卓』海外DOS版がGOGで配信開始_01
往年の名作ホラーアドベンチャーゲーム『Dの食卓』海外DOS版がGOGで配信開始_02
▲リマスター版というわけではないので、映像は結構ガビガビ(リアルタイム3Dではなく、プリレンダ映像と画像を組み合わせて3Dホラーを表現していた)。

 実際に購入して動かしてみたのだが、スクリーンショットを見ても分かる通り、さすがにHD画面でプレイすると映像がガビガビでかなりキツい。リアルタイム3Dではなく圧縮映像などで構成されたゲームなため、さすがにベタなエミュレーター経由の動作ではコレ以上のことは難しいのかもしれないが、移植作業を行ったNight Dive Studiosはリマスターを得意とするスタジオでもあるため、フィルターか何か用意して欲しいところ。

 一方、プログラムはDRMフリーで、保存しておけばDOSBOXが動くOSが存在する限りこの作品をプレイできるというのはいい話。アーカイブ的に海外DOS版を残しておきたい人は、この際にチェックしておくといいのではないだろうか。