遊んでいるデモ“VR Funhouse”はSteamで近日公開予定

 さまざまな都市伝説を実際に実験して検証する、ディスカバリーチャンネルの人気番組「怪しい伝説」。そのホストのひとりであるアダム・サヴェッジが、近日公開予定のNVIDIA製のVRデモ“VR Funhouse”をトライする映像が公開中だ。

 VR Funhouseは、物理シミュレーションや流体シミュレーション、音響シミュレーション、毛髪シミュレーションなどのVR関連の技術サンプルを集めたデモ。PC向けVRヘッドマウントディスプレイのHTC Viveに対応しており、近日Steamを通じて配信予定で、ソースコードも公開されるという。

 なんのこっちゃと思うかもしれないが、VRでは視界を仮想世界に没入させ、体験者にその世界にいるように感じさせることができる。そこにこうしたシミュレーションが加わることで、周囲の仮想世界の実在感が高まるし、「現実世界では普通やっちゃいけないこと、やりにくいことをやる」といった遊びも生まれる。それに、平面のディスプレイで遊ぶゲームとしては目新しくないことでも、VRでプレイヤーを仮想世界の一部として内包することで、新たな表現になりうる、それがVRが注目されている所以だ。

 例えば「剣で紙ふぶきの入った風船を割りまくる」というのは、現実なら多分楽しいが、一瞬で終わる割に仕込みと片付けが大変(しかもアトラクションとして金を払ってやるほどでもない)。一方で普通に3Dゲームとして遊べたとしても、それだけだとあんまり面白くない。だがVRなら、現実に近い感覚で割り放題。ザクッと行くも、スッと引くも、ちょっと鈍い剣を風船に一瞬乗せて感触を楽しむもよし。VR Funhouseではその他にも、汚れを気にせずペイントガンをぶっ放せるし、火矢や銃も危険性も考慮せずに撃ちまくれる。

 というわけでデモ役として危ないこと大好きなアダム・サヴェッジに白羽の矢が立った……かどうか経緯は知らないが、アダム兄貴はかなりノリノリ。さすがなのが、左手の銃を右手の銃で撃ったらどうなるかやってみたり、やっぱり「怪しい伝説」バリにいろいろ遊びながら試しているところ。普段から好奇心バリバリでとにかくトライして楽しむという姿勢は見習いたい!

人気TV番組「怪しい伝説」のアダム・サヴェッジがVRにトライする映像が公開。アダム兄貴、ウキウキで遊びまくり_03
▲「まじかよ、本当に弓を引いてる感じだ」モーションコントローラーに入っているハプティクス(振動で接触感や反発感を伝える技術)が気に入った様子。
人気TV番組「怪しい伝説」のアダム・サヴェッジがVRにトライする映像が公開。アダム兄貴、ウキウキで遊びまくり_01
▲ペイントガンを上に向けて撃ったり2本の流れを合体させたりして流体シミュレーションを試すアダム兄貴。
人気TV番組「怪しい伝説」のアダム・サヴェッジがVRにトライする映像が公開。アダム兄貴、ウキウキで遊びまくり_02
▲弓矢の弓を持ったまま、おもむろに手を火の中に突っ込んでみるアダム兄貴。やっぱいろいろ試すなー。
人気TV番組「怪しい伝説」のアダム・サヴェッジがVRにトライする映像が公開。アダム兄貴、ウキウキで遊びまくり_04
▲左手の銃を右手の銃で撃ってみて反応するか試すアダム兄貴。本当に試すの好きだなこの人。