(ゲーム名)ドットコムより、これからはドットゲーム?

 ケイマン諸島のレジストリ事業者Uniregistryが管理するドメイン、“.game”。ビデオゲームやアナログゲーム業界からの利用が見込まれるこの新gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)が、今週より一般登録を開始している。

 一般登録開始の前に、商標を持っている会社などがドメインを確保するためのサンライズ期間と、先行登録期間(ランドラッシュ/アーリーアクセスとも呼ばれる)を経ているため、ド直球な名前は各プラットフォーマーやゲームメーカー各社に抑えられているが、例えば記事の執筆時点では“Console.game”などは取得可能。広義のゲーム業界だけでなく、スポーツ業界も対象になる単語のため(“試合”の意味で使う)、しばらくはホットな争奪戦が繰り広げられそうだ。

 なおUniregistryのプレスリリースによると、Blizzard Entertainmentが『ウォークラフト』、『スタークラフト』、『ハースストーン』、『ディアブロ』、『Heroes of the Storm』、『Overwatch』と主力タイトル関係で根こそぎ登録。Activisionも『コール オブ デューティ』を、テイクツー・インタラクティブは『グランド・セフト・オート』を、ライアットゲームズは『リーグ・オブ・レジェンド』を、スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー』のGameドメインを取得済みとのこと。
 その他にも、ソニー・インタラクティブエンタテインメントがプレイステーションで、マイクロソフトはXboxと『マインクラフト』で、AppleがiPad、Apple Watch、Apple TVなどで取得したことが明かされている。任天堂についてはプレスリリースでは触れられていないが、Wii関連や社名などは登録済みで申請を受け付けておらず、恐らく他社同様に取得したものだと思われる。