2016年5月21日、東京・吉祥寺のゲームセンター“プラサカプコン吉祥寺店”にて、カプコンが手掛ける直観的に遊べる音楽ゲーム『crossbeats REV. SUNRISE(クロスビーツレヴ サンライズ)』の稼動記念イベントが実施された。
イベントには、同作に楽曲を提供したアーティストがゲストとして登場。多くのファンが駆けつけた現地の模様をリポートする。
『クロスビーツ』ファンが国内外から集結!
イベント当日、プラサカプコン吉祥寺店は音楽ゲームコーナーの一角に特設スペースを用意。
イベントは13時スタート予定だったものの、現地には午前中から来場者が訪れ、開始時刻にはイベントスタッフの予想をはるかに越える200名近くのファンが特設スペースに集結。
来場者の中には、シンガポールからこのイベントのために来日したというファンもおり、本作の期待度の高さを感じさせた。
13時になり、いよいよ稼動イベントがスタート。最初に、本イベントのゲストとして、本作に楽曲を提供しているアーティスト、Dubscribeさん、Nhatoさん、SLAKEさん、Yamajetさん、Endorfin.の藍月なくるさん&sky_deltaさんが登場した。
本来はここに本作プロデューサーのNAOKI MAEDA氏が加わる予定だったのだが、氏がなぜかステージにいないというハプニングが発生。冒頭から大きな予定変更がありながらも、MCを務めるカプコン広報のけんけんさんとゲストさんたちの軽快なやりとりによって、トークショーはにぎやかに進んだ。
トークのおもなお題は、提供した楽曲への思いや制作秘話。来場者からの質問コーナーで、“自分の楽曲をプレイしたときの感想は?”というお題が投げかけられた際の、ゲストの回答はこちら。
■Dubscribeさん
プレイしながら、「もっとこうした方がよかったな……」と改善点を考えてしまいますね。プレイヤーさんの反応が気になるので、SNSでエゴサーチする事がありますよ(笑)。
■藍月さん
あまりアーケード音ゲーはプレイしないのですが、ゲーセンで自分の楽曲をプレイしている人を見ると名乗りたくなります(笑)。
■sky_deltaさん
制作中に譜面を予想することがあり、それが反映されていると“やっぱり!”と思う事がありますね。
また、年間の作曲数について質問された際は、多くのゲストが“3、40~100曲”と返答。そんな中でSLAKEさんは「3曲ぐらいです! 全然作りたくない(笑)」と答え、会場を沸かせた。
トークコーナーの後、NAOKI氏が満を持して登場。挨拶の後、本作に関する新情報や方針などを語った。
NAOKI氏は、本作は今後ライセンス曲を増やしていく方向であり、6月には新たなライセンス曲が実装される予定である、とコメント。また、iOS版『クロスビーツ』のリニューアルを計画していることを明らかにした。
続いては、ゲストと来場者による対戦プレイのコーナー。ゲストが来場者の中から対戦相手を指名し、スコアバトルを披露した。
スペースにはライブモニタが用意され、来場者全員でプレイ模様を観戦。真剣なプレイではありながらも、ただスコアを競うだけでなく、全力で楽しんでプレイするゲストと来場者の姿が会場の注目を集めた。
つぎはNAOKI氏によるトークコーナー。NAOKI氏は、独自路線を歩む音ゲーである本作について、これからも基本はブレずに、コンテンツを縦だけでなく横にも拡充していくつもりであること、本作では音楽ゲームの“温故知新”を内的テーマに掲げており、今後さらに昇華させていきたいと語った。
また、今後予定されている『グルーヴコースター3』とのコラボの話題になると、イベントを観に来ていた『グルーヴコースター』シリーズのプロデューサー・しらぴー氏もトークに参加。同作とのコラボでは、楽曲をトレードし、『グルーヴコースター』シリーズの楽曲が『crossbeats REV. SUNRISE』で遊べるようになるという。
さらにNAOKI氏は、今回のコラボは音楽ゲームコラボ“第1弾”であることを強調。今後さらに、他音楽ゲームとのコラボがある? ……と存在を匂わせ、ファンの期待感を高めていた。

ついに稼動開始した『crossbeats REV. SUNRISE』。今後、本作がどのような“深化”を遂げるのか、注目していきたい。
ラウンドワンスタジアム千日前店でのイベントのオフィシャルリポートも到着!
2016年5月22日(日)には、大阪府のラウンドワンスタジアム千日前店でも稼動記念イベントが行われた。カプコンから届いたオフィシャルリポートを下記に掲載しよう。
アーケードで直観的に遊べる音楽ゲーム『crossbeats REV.』(クロスビーツ レヴ)において、待望の新バージョンとなる『crossbeats REV. SUNRISE』(クロスビーツレヴ サンライズ)が2016年4月28日(木)より全国のアミューズメント施設で稼働を開始しました。
こちらの稼働を記念したイベントが5月22日(日)にラウンドワンスタジアム千日前店にて開催されました。
当日は、13:00からの開始にも関わらず、午前中から多くのプレイヤーが、豪華ゲストを一目見ようと押しかけ、イベントが始まるころには約200名ものお客様で会場が埋め尽くされました。本作のプロデューサーNAOKI MAEDA氏をはじめ、「Cranky」さん、「ginkiha」さん、「Tatsh」さん、「jun」さんと錚々たるアーティストの方々が登場すると、大きな歓声とともに会場は熱気で包まれました。
イベントでは、稼働したばかりの『crossbeats REV. SUNRISE』を使用し、来場ゲスト同士によるトーナメント形式のガチバトルが繰り広げられました。
どのアーティストもなかなかの腕前を大勢のプレイヤーの前で披露し、決勝戦は「NAOKI MAEDA」氏と「jun」さんというまさかのTЁЯRA対決となり、めったに見られない戦いに大勢の観客も、それぞれを応援し、大合唱で盛り上がっていました。気になる勝負の行方は、僅差で「jun」さんが勝利し、見事優勝となりました。集まったプレイヤーには事前にだれが優勝するかを予想する“応援券”を配布し、優勝者「jun」さんの“応援券”を持った方に出演したゲスト全員のサインが入ったオリジナルステッカーが「jun」さんより直接手渡しでプレゼントされました。
そのほかにも、ゲストアーティストが本作に収録している楽曲への想いや制作秘話なども飛び出し、集まったプレイヤーは貴重な話に耳を傾けていました。
最後に「NAOKI MAEDA」氏より、「これだけ多くのお客様に来ていただき大きなパワーをいただいた。これからも皆さんに楽しんでいただける企画を考えていくので期待してください。」とのメッセージが伝えられると、会場は大きな拍手に包まれました。
今後、プレイヤーの熱い思いを背負った『crossbeats REV. SUNRISE』のさらなる飛躍と様々な展開に、ぜひご注目ください。