全世界のモータースポーツファンが待ちわびた『GT SPORT』の全貌があきらかに!
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、5月19日(現地時間)にイギリス・ロンドンにあるウェストフィールド ストラトフォードシティにて、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』(以下、『GT SPORT』のアンヴェイルイベントを開催。イベントにはポリフォニー・デジタルの山内一典氏が登壇し、『グランツーリスモSPORT』の発売日のほか、各モードの詳細などについて語られた。
各国のメディアが集まるイベントのステージに、『グランツーリスモ』(以下、『GT』)シリーズのプロデューサーを務めるポリフォニー・デジタルの山内一典氏が登壇。「『GT SPORT』は、『GT』が登場して以来のイノベーションになると思います」と、プレイステーション4にステージを移して登場する新たな『GT』について語った後、ローンチ時に実装される各モードについての紹介が行われた。
まず初めに紹介されたのは、“Cars & Tracks”(車とコース)について。カテゴリーは4つにわかれており、現実に存在するリアル車種はもちろんのこと、“Vision Gran Turismo”のように現実にはまだ存在していないファンタジー的なクルマも登場。『GT SPORT』では、このふたつが融合した世界を作り出しているとのこと。全車種ともにインテリアビューも用意されている。
登場する車種は、ローンチ時で137車種。コースは19ロケーション、27レイアウトを用意。従来作にも登場した“ブランズハッチ”や“ウィロースプリングス”、“ニュルブルクリンク”などは、プレイステーション4の性能にあわせて新たに作り直しを行っている。新たに登場するコースとして、シリーズ初のハーフマイルコースとなる“Northern Isle”に、首都高をモデルにした“Tokyo Express Way”が紹介された。また、久々にダートトラックも復活するとのこと。
続いて、各種モードとなる“Features”についての紹介が行われた。本作に用意されているモードは、大きく分けて“アーケードモード”、“キャンペーンモード”、“ブランドセントラル”、“スポーツモード”、“ソーシャルフィーチャー”、“ライブラリーエディター”、“スケープス”の7種類。このうち、“アーケードモード”と“キャンペーンモード”については、従来作にあった“GTモード”とほぼ同じ内容で、合計117イベントのオフラインモードが用意されている。
今作の新モードとなる“ブランドセントラル”は、従来作でカーディーラーショップとしていたものを一新したもの。山内氏は、「プレイヤーがディーラーでさまざまなメーカーのクルマに出会えること」が『GT1』を作った理由であるとし、今作ではプレイヤーがクルマと向き合えるようにしていると語っていた。
“ミュージアム”では、左側にクルマの歴史が、右側にその時代の音楽、芸術、文学などを映し出すことで、クルマの歴史により彩りと深みを生み出すことができるとのこと。
本作のメインモードともいえる“スポーツモード”には、ふたつのモードを用意。まずはサッカーのワールドカップのように、国の代表としてレースに出場する“ネーションズ・カップ”。もうひとつは、プレイヤーが好きな自動車メーカーを決めて、メーカー代表としてレースに参戦する“マニュファクチャラー・ファン・カップ”。いずれのモードも、アメリカ、ヨーロッパ、アジアといった各エリアのトッププレイヤーが競い合い、トップ3を選出。各エリアの代表が、ワールドファイナルを競い合い、ふたつのモードの勝者にはFIAのチャンピオンとしてトロフィーが授与される。
FIAと提携することで、新しく用意されたのがこの“GTデジタルライセンス”になる。これは、『GT SPORT』で走行することによって、本物のモータースポーツライセンスが取得できるとのことで、実際にモータースポーツに参戦する人を増やしたい意向によって実装されたモードと山内氏は述べていた。