『BBCF』最強タッグを決める全国大会

 2016年4月23日、東京・秋葉原のゲームセンター“Hey”にて、アーケード版2D格闘ゲーム『ブレイブルー セントラルフィクション』(以下、『BBCF』)の全国大会“BLAZBLUE CENTRALFICTION Braver's Revel2016 BBCF最強タッグ決定戦”の決勝大会が実施された。日本全国から集った代表選手達による、激戦の模様をリポートする。

『ブレイブルー セントラルフィクション』の全国大会が決着! 最強タッグが決定した決勝大会の模様をリポート_01
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 本イベントは、タイトーが主催する『BBCF』の全国大会だ。大会のレギュレーションは2on2チーム戦、勝ち抜き方式を採用。2016年2月より、全国各地のタイトー系列店舗での予選大会にて各店舗の代表チームが選出され、各代表チームは東京・秋葉原にて実施される決勝大会に出場して全国制覇を争う。

 決勝大会の会場となったのは、秋葉原のゲームセンター“Hey”の5階に設置された特設会場。当日は、決勝大会に進出できる最後のチャンスとなる当日予選が実施され、40チーム80名を越える選手が参戦。朝早くからやる気に溢れたプレイヤーたちによる熱い戦いがくり広げられた。

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▲特設会場には、対戦模様を映すライブモニターが複数設置。実況やアナウンス用の音響設備も整えられ、観戦に訪れた来場者を歓迎していた。

■決勝大会スタート!

 当日予選を終え、決勝大会に出場するのは32チーム64名の選手達だ。トーナメントの組み合わせは選手自身の手によるくじ引きで決定され、敗者復活ルールの無い一発トーナメントで進行。対戦中は地元を同じくする友人や仲の良いプレイヤーを応援する声が聞こえ、勝負どころでは大きな歓声があがるなど、会場全体が一体となってイベントを盛り上げていた。

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 MCはヒビキ役の声優・市来光弘さんと、ココノエ役の声優・松浦チエさんが担当。実況はアークシステムワークスの勝ちたがり小沢さん、解説はゲームセンター・セントラル八王子店の店員・ろちゃさんが務めた。また大会模様はニコニコ生放送にてライブ配信を実施。日本全国の『ブレイブルー』ファンが決勝大会の行方に注目した。

■決勝トーナメント

 序盤戦を勝ち進み、ベスト8に勝ち上がったのは以下の8チームだ。

きつね邸 RYO(ライチ)/きつね(アラクネ)
Final Fantasy ~絆~ たたかう(ハクメン)/まほう(ナイン)
みおゆき ともゆき(アラクネ)/みお(ライチ)
新宿スポーツランド本館 松本(マコト)/なかお(ナイン)
サウスタウン どぐら(アズラエル)/南(イザナミ)
ビッグザブドウ イワシ(ラグナ)/フェンリっち(ジン)
ガムテープフレンズ ごろ(マコト)/りゅうせい(カルル)
僕らは自キャラを愛してる。 いさ(カルル)/テツヲ(レイチェル)

 予選店舗が関東近辺に多かった事も影響したのか、8チーム中5チームが関東地域の代表。関西代表の“Final Fantasy”と“ビッグザブドウ”は、古豪のたたかう選手や関西最強と噂されるフェンリっち選手が危ない場面を切り抜けながらここまで進出。東北代表の“みおゆき”チームはプレイヤーの実力はさることながら、ともゆき選手の存在感により会場から多くの声援を受け活躍が期待されていた。
 
 ここからのトーナメントは1台で進行し、全ての試合を全員で見守った。

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▲トーナメント進行の合間には、勝ちたがり小沢さんと市来光弘さんによるエキシビジョンマッチを披露。小沢さんは自分の試合を実況する独特のプレイで会場を沸かせた。
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▲ベスト8からはアークシステムワークスの森プロデューサーとレイチェル役の声優・植田佳奈さんが増援で登場。実況席に加わってマイクを持ち、ゲストコメンテーターを務めた。

 そして決勝戦に進出したのは、タイトーステーション溝の口2号店代表“新宿スポーツランド本館”チームとタイトーイン綾瀬店代表“ガムテープフレンズ”の2チーム。関東で活躍する4名の選手により、2ヶ月に及ぶイベントの最後の勝負がくり広げられた。

 先鋒戦はなかお選手vs.ごろ選手。なかお選手がナインの長いリーチを活かした牽制でペースを掴み、鋭い読みのレバー前+Cをヒットさせて第1ラウンドをパーフェクト勝利。第2ラウンドもナインの勢いはとまらず、立て続けにレバー前+Cをヒットさせてマコトを封殺。

 続いてはなかお選手vs.りゅうせい選手。なかお選手はここでもレバー前+Cをダメージ源にしてカルルを追い詰めるが、りゅうせい選手は固いガードでナインの高速中段を何度も凌いでじっくりナインの体力を奪う。最後は空中に逃げたナインをカルルが空中投げで捕らえて1ラウンドを先取すると、続く2ラウンド目はカルルの攻めが終始止まらずりゅうせい選手が勝利。

 そしていよいよ最後の組み合わせは松本選手vs.りゅうせい選手。お互いに様子見が多めとなるスローペースな試合となり、両者1ラウンドを奪って勝負は最終ラウンドへ。序盤からカルルがマコトを画面端に追い詰める事に成功し大幅に体力有利状況を作るが、バーストで切り返したマコトは突進攻撃から一気に近づくとじわじわカルルの体力を削る。タイムアップが迫り、わずかに体力リードしたカルルがディストーションドライブを発動するものの、地上で様子を見ていたマコトが空中投げでカルルを掴む。これが決め手となり、体力を逆転したマコトが最終ラウンドを勝利!

 長きに渡る全国大会は“新宿スポーツランド本館”チームが優勝に輝いた。

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▲優勝の松本選手(写真左)なかお選手(写真中)には、ゲーム内の特別称号“双奏の覇者”が贈呈。併せて、今後予定されている大型イベント“闘神祭2016”FINALへの出場権が与えられた。

 なお大会模様は、生放送タイムシフトで視聴可能なのでぜひチェックしてほしい。