先週末にボストンで行われたPAX EASTで、ベセスダ・ソフトワークスがオンライン対戦カードゲーム『 The Elder Scrolls: Legends』を出展していた。

●2レーンで戦う、エルダースクロールズ流の対戦カードゲーム

 先週末にアメリカのマサチューセッツ州ボストンで行われたゲームイベント“PAX EAST 2016”で、ベセスダ・ソフトワークスが昨年のE3で発表した基本プレイ無料のオンライン対戦カードゲーム『 The Elder Scrolls: Legends』を出展。並行して公式サイトでゲーム概要の公開やβテスターの受付などを開始している。

 『 The Elder Scrolls: Legends』は、その名の通り、オープンワールドRPG『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』や同『V: スカイリム』、そしてオンラインRPG『エルダー・スクロールズ・オンライン』などと同じ、エルダースクロールズブランドの対戦カードゲーム。基本プレイ無料で、海外ではPCとiPadでのサービスを予定している。

 ゲームの内容としては、フィールド上にカードを出していき、相手のカードとキャラクターを攻撃していき、撃破を目指すというもの。最近ではBlizzardの『ハースストーン』などで慣れている人も増えたと思うが、“マナ”が“マジカ”と呼ばれていたり、カードを出せるエリアが左右の2レーンに分かれていたり(左のレーンのカードは右レーンのキャラを攻撃できない)と違いはあるものの、基本的にはまずあの辺のゲームを想定してもらえればそう間違いはないと思う。

 ユニークなのはやはりエルダースクロールズシリーズとしての味付けで、プレイヤーはまずStrength(腕力)、Agility(敏捷性)、Intelligence(知性)、Endurance(耐久力)、Willpower(意志力)と5つのアトリビュート(特性値)を選び、これがクラス(職業)を決定する。例えばIntelligenceとWillpowerを選んだ場合はMageになり、Mage用の基本デッキが与えられるといった塩梅だ。

 クラスとは別に種族があるのだが、こちらは対戦そのものには影響しない。その代わりに、Redguardを選んだ場合は武器カードや武器によってメリットを得るクリーチャーのカードが手に入りやすくなるといった特徴がある模様。ゴブリンはAgility、アンデッドはIntelligenceとEnduranceといった具合に特定のモンスターが特定のアトリビュートで集中的に出る傾向もあるそうなので、デッキ構築メインで種族とアトリビュートを選ぶか、それともエルダースクロールズファンとしての好みに従うかはちょっと悩みそう。

 また“ルーン”と“Prophecy”システムも注目。両プレイヤーは、それぞれ体力が5減るごとに“ルーン”が破壊され、破壊された側はカードを直ちに1枚引くことができるのだが、この時Prophecyアビリティを持つカードが出た場合は即座に場に出せるのだ。Prophecyカードをいっぱい仕込んでおいて「肉を斬らせて骨を断つ」ようなデッキも可能だろう。ただし、逆に相手のルーンを壊した際に発動するカードもあるので、油断は禁物。

 とまぁそんな感じに、カードゲームファンもエルダースクロールズファンも注目しておいた方が良さげな本作。Android版やiPhone版の予定がまだなかったり、日本展開の有無がちょっとわからなかったりするが、気になる人はまず公式サイトからβの登録だけでもしておいてみてはいかがだろうか。

▲会場ではデモ機が出展されていたほか、ステージでのエキシビションマッチの配信なども実施。これからプロモにも力を入れていくことになりそうだ。