シェフが自ら狩った採れたて食材による逸品を召し上がれ。

 現在アメリカのマサチューセッツ州ボストンで開催中のゲームイベントPAX EAST 2016で、Trinket Studiosの『Battle Chef Brigade』を遊んだのでご紹介しよう。本作は2016年にPC/Mac/Linuxでリリース予定。

 『Battle Chef Brigade』でプレイヤーは、ナイフと魔法と料理が得意な女の子Minaをはじめとする主人公キャラクターを操作し、ファンタジー世界の最高のシェフを目指す。

 ジャンルとしてはアクションゲームとパズルゲームが融合した形になっており、料理対決がスタートすると、まずは厨房から飛び出して外のフィールドで2Dアクションゲームとしてコンボを決めてモンスターたちを倒していく。そうしてゲットした採れたての食材を、今度はパズルゲームになっている調理パートで組み合わせ、ライバルよりも高得点かつ、さまざまな種族&好みの審査員が気に入る“料理”を作るのだ。

アクションパートでモンスターを狩って、パズルパートでその肉を調理。戦う料理の鉄人を目指す『Battle Chef Brigade』【PAX EAST 16】_02
▲まずは食材ゲットだ! 通常攻撃、魔法攻撃、空中攻撃、それぞれのコンボ、回避アクションなどが可能。

 なおこのふたつのパートは繋がっており、「パズルでいまいち点が伸びなかったので急遽追加食材を狩りに行く」とか、「自分でまかない飯をサクッと作って、食べて一旦回復」なんてことも可能。

 実プレイではそこまで確認できなかったが、狩りパートでは「鳥系モンスターをあえて放置して他のモンスターの肉を食わせておくと卵を入手しやすくなるが、逆に他のモンスターが鳥を食べると強くなってマズい」といった感じに、プレイヤーの行動によって生態系に干渉する要素などがある模様で、結構プレイ要素は多そう。

アクションパートでモンスターを狩って、パズルパートでその肉を調理。戦う料理の鉄人を目指す『Battle Chef Brigade』【PAX EAST 16】_01
▲調理中はパズルゲームに。各食材はさまざまな色の球で表現され、同色・同レベルの球を揃えると上位の球へと合体するとともに、料理としてのポイントが上がる。

 また、料理対決の合間には、ほかのキャラクターとの交流や、調理器具などをグレードアップするといったアドベンチャー的なパートも存在。アートディレクターを務めるエリック・ファン氏によるキャラ絵やアニメーション(ゲーム中モーションを含む)が瑞々しく魅力的で、このままアニメも作ってくれないかというぐらい。

 残念ながら現時点では英語以外にローカライズが決まっているのはフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語までで、日本語は対応していないのだが、スタッフに確認したところ、パブリッシャー各社とより幅広い展開を交渉中で、家庭用ゲーム機対応などとともに、さらなる言語対応も検討しているとのこと。

アクションパートでモンスターを狩って、パズルパートでその肉を調理。戦う料理の鉄人を目指す『Battle Chef Brigade』【PAX EAST 16】_03
▲アートディレクターを務めるエリック・ファン氏による瑞々しいキャラ絵やアニメーションがめちゃくちゃいい感じ。