ボストンで開催中のPAX EASTから、洋レトロゲーマー必見のタイトルを発見。

●続編に向けたクラウドファンディングも実施中。PC版も登場予定

 現在アメリカのマサチューセッツ州ボストンで開催中のゲームイベント、PAX EAST 2016。大小さまざまなパネルディスカッションや、超大作からインディーまでさまざまなゲームが出展される本イベントで、NES(アメリカ版ファミコン)の新作を発見した。

 メーカー名はRetrotainment System。ゲームは『HAUNTED: Halloween '85』なるハロウィーンネタの横スクロールアクションゲームで、価格はカートリッジのみ(グレーとゾンビグリーンの2パターン)が50ドル、説明書アンド箱つきが60ドル。

 思わず購入しつつ話を聞いてみると、もともとはペンシルバニア州でレトロゲームのチェーン店“Cash-In Culture”を長年経営してきた人たちが、北米のホームブリュー(自作ソフト)シーンに影響されて「俺たちもNESゲーを作りたい!」と一念発起。
 そこからファミコン/NESに使われているCPUであるMOS 6502向けのプログラミングを覚え、グラフィックやサウンド担当を探し、実際のNESで動作するカートリッジを作れるキットを販売するサイト(infiniteNESlives.com)の協力を得て製造を行い、去年のハロウィーンに合わせてリリースしたんだとか。

▲デモは当然のようにクラシックなテレビを持ち込んで披露。

 ゲームは全6面を収録。突如大人たちが姿を消し、同級生たちがゾンビになってしまった街から、主人公ダニーを自宅に帰宅させるのが目的だ。比較的オーソドックスな横スクロールアクションで、ジャンプ攻撃やコンボ、出が遅いが強力なアッパーカットなどを駆使して、ゾンビや幽霊を倒して進んでいく。
 ステータス表示などがないシンプルな画面構成なのだが、ダメージを食らっていくと主人公の体が緑色になっていき、4発分のダメージが蓄積されるとアウト。道中に落ちているキャンディで回復が可能という仕組みになっている。

 なお本作はPC版がSteamでのリリースに向けて調整中。続編『Haunted Halloween '86: The Curse Of Possum Hollow』制作のためのクラウドファンディングをKickStarterで実施している。
 ちなみにPC版はゲームエンジンのUnity上で再現した移植版となるのだが、NOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)に「僕らこんなことやってるんですが……」と恐る恐る出してみたWii U向け開発のための申請も通ったそうで(ホームブリューソフトが微妙な事情を抱えているのを考えるといい話)、続編ともどもWii Uでのリリースも検討しているという。