1984年6月、皆が消えた。小さな世界の終わりから始まる物語
昨年8月にプレイステーション4向けに発売され、大きな話題を呼んだアドベンチャーゲーム『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』。本作のPC版がSteamで配信開始された。価格は2160円で、日本語ローカライズも収録している。
本作を開発したのは、一人称視点のアドベンチャーゲーム『Dear Esther』を手掛けたインディースタジオThe Chinese Room。『Dear Esther』では、「誰もいない島を探索する内に、その背景の物語がゆっくりと伝わってくる」という、周囲の環境やサウンド面などの言外のストーリーテリングも駆使した巧みな構造が評価され、一人称視点のアドベンチャーゲームというジャンルそのものに多大な影響を与えた。
『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』ではその手法をさらに発展させ、突然人々が姿を消したイギリスの農村“ヨートン”を舞台に、人々の残した思念に触れながら、“世界の終り”の謎を解き明かしていくという、オープンワールドスタイルのアドベンチャーゲームに。そこにもういない人々の想いを、物事が終わってしまった地点から追っていくという、切ないトーンが印象的だ。
PC版のパブリッシャーは、PS4版と同様にソニーが担当(PlayStation Mobile, Inc.名義)。PC版では4K解像度などにも対応するほか、フレームレート制限も解除可能。キーボード&マウスでの操作や、酔いやすい人、難聴者、細かい操作ができない人などに向けたアクセシビリティ向上のための機能も搭載されている。
最低動作環境と推奨動作環境は以下(配信ページから抜粋)。ゲーミングPCを持っていて本作が気になっていた人は、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか。
最低:
OS: 64-bit Windows 7, 64-bit Windows 8 (8.1) or 64-bit Windows 10
プロセッサー: Intel Core i5-4570T 2.9 GHz / AMD FX-6100 3.3 GHz
メモリー: 4 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 560 Ti / AMD Radeon HD 6850
DirectX: Version 11
ストレージ: 8 GB 利用可能
サウンドカード: DirectX Compatible
推奨:
OS: 64-bit Windows 10
プロセッサー: Intel Core i7-4770S 3.1 GHz / AMD FX-8320 3.5 GHz
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon HD 7970
DirectX: Version 11
ストレージ: 8 GB 利用可能
サウンドカード: DirectX Compatible