バーチャルなケーキもひとつお願いします

 部屋サイズのVR空間を実現する“SteamVR”を発表する一方、同技術を土台にしたPC用VRヘッドマウントディスプレイ“HTC Vive”をHTCと共同開発するなど、VR(バーチャルリアリティ)の研究を進めているValve。
 同社のプレスリリースから、さまざまなVR体験ができるショーケース的なプログラム“The Lab”を今春に無料配信予定であることが判明した。詳細は来週サンフランシスコで行われるゲーム開発者の国際会議“GDC”で発表される。

 しかもゲーマー的に気になるのは、このプログラムが一人称視点パズルアクションゲーム『ポータル』シリーズに登場したマッドな研究所・アパチャーラボラトリーをフィーチャーするということ。すでにHTC ViveのデモやSteamVRのベンチマークプログラムにはラボや『ポータル2』のアトラスが登場しており、デモ版では自分の足でVR空間を歩き回れる“ルームサイズVR”の体験が可能。The Labはこれを拡張したものになりそうだ。

『ポータル』に出てきたアパチャーラボラトリーのVR研究所にようこそ! 多様なVR体験が可能なアプリが無料公開予定_01
▲すでにSteam VR/HTC Viveのプロモーションには積極的に『ポータル』のキャラクターや設定が使われており、使用中のPCがVRに対応できるかを測るベンチマークプログラム“SteamVR Performance Test”(無料配信中)も、『ポータル2』のアトラスなどをフィーチャーしている。