なんのこっちゃわからない! ハイテンションスプラッタ爆誕

 KADOKAWA『月刊コミックビーム』で連載中のコミック『血まみれスケバンチェーンソー』がまさかの実写映画化。2016年3月5日のロードショーに先駆けて、主人公・鋸村ギーコを演じた内田理央さんに直撃インタビュー!

監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_06
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_10
▲内田理央さん

 『血まみれスケバンチェーンソー』は、三家本礼氏による人気ゾンビスプラッターアクションコミック。その名の通り、チェーンソーを携えたスケバン娘・鋸村ギーコが、同級生のマッドサイエンティスト・碧井ネロに血まみれで立ち向かっていく物語だ。……と簡単に説明してみたものの、本作の破天荒ぶりは、ありがちな定型文では表現不可能! 血やその他アレコレが飛び交うだけあって、もちろん実写映画版はR15+指定。公式サイトでは物語の詳細や予告編などが公開されているので、ぜひチェックしていただきたい。

監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_01
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_03
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_04
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_05

 そんな本作で、解体屋の娘に生まれ、天涯孤独に生きる無類派スケバン娘・鋸村ギーコを演じるのは、『仮面ライダードライブ』などでおなじみの女優・内田理央さん。今回はセーラー服にふんどし(!)姿で異色作に挑んだ彼女にインタビューを敢行し、役作りの秘訣や気になる“衣装”のエピソードを直撃した。

監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_09
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_12
監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_13

「想像以上にコミカルでポップな作品」

監督からの注文は「長く、エロく」!? 『血まみれスケバンチェーンソー』ギーコ役・内田理央さんに直撃インタビュー!_07

――まずは、『血まみれスケバンチェーンソー』に出演が決まったときの感想を教えてください。
内田理央(以下、内田) じつは『血まみれスケバンチェーンソー』出演の話を聞く前、何も知らないときにマネージャーさんから原作を渡されて、「読んでみて」って言われたんです。もともとマンガが大好きだったので、すごく楽しみで「新しい出会いだ!」と思って読んだら、まずインパクトがすごくて(笑)。スプラッタだけどコミカルで爽快で、お色気もあって……すごくおもしろかったんですよね。そこでマネージャーさんには素直に「おもしろかった」と伝えたら、「なんとなくギーコって自分に顔似てない? 自分でどう思う?」と聞かれたんです(笑)。当時は確かにギーコのような髪型だったので、「まぁ、似てなくは……ないですね」と返した後に、映画出演のお話があると言われて出演が決まりました。「ふんどしを履くかもしれないけど平気?」って聞かれても「全然大丈夫!」って(笑)。そこはあまり深く考えていませんでした。

――マンガを読んだ時点で、内田さんが「ちょっと……」と言っていたら、もしかしたら出演も決まっていなかったかもしれないですね。
内田 確かに、本人が全然乗り気じゃなかったら、言いづらいですよね(笑)。少女マンガとは全然違うテイストですが、ふだんからマンガになじみがあったので、私はすごく楽しく読ませていただいて、出演が決まったときは率直にうれしかったです!

――すでに試写をご覧になったそうですが、完成版はいかがでしたか?
内田 想像以上にコミカルで、ポップだなあと思いました。音楽もポップですし、それこそマンガの爽快感はそのままに、スプラッタ映画だけどツッコミどころがあって、観終ったあとに嫌な気持ちになるのではなく、スカッとしました! スプラッタ映画を観た後って、「グロかった!」みたいな感じで、イヤな気持ちになることもあるじゃないですか。でも『血まみれスケバンチェーンソー』はそういう作品ではなかったです。

――いい意味でマンガっぽい作品になっているのですね。ちなみに、試写が終わった後の雰囲気というのはどんな感じだったのでしょうか。
内田 みんな笑っていて、いい空気でした(笑)。みんな、私と同じように感じたんじゃないかな。映画自体も暗い映画ではなく、戦いや血が出たりもするけど、主人公のギーコはヒーローなので、爽快な作品だと思います。