●テスト参加に備えて覚えておきたいあれこれ

 2016年3月9日よりグロバールβテストが開始されるエヌシージャパンのPC向けMOBAタイトル、『マスター×マスター』(『MXM』)をひと足先にプレイした。同作の魅力をたっぷりとリポートしていこう。

『マスター×マスター』は日本、韓国、台湾の3ヵ国で2016年内同時リリースが予定されている完全新作のタイトル。チームを組んで眼前の敵を倒して得点を稼ぎ、味方チームを勝利に導くという、世界規模で流行しているマルチプレイオンラインバトルアリーナ(MOBA)のテイストを多分に持ったアクションシューティングゲームなのだ。

▲1回当たりのプレイに要する時間は5~20分程度。ちょっとした空き時間を利用してサクッと遊べるのも魅力。

 現在のところ、3月開始のグローバルテストに向けてプレイヤーの募集が行われている。その一方で、ゲームの特徴やシステムの概要については、さほど明らかにされていないのが現状だ。だが今回、筆者は『マスター×マスター』の先行プレイに恵まれる機会を得て数時間試遊できたので、そこで得た情報を実際の手触りも交えてたっぷりとリポートしていこう。ただし本作は現在も開発中のため、予告なく仕様などが変更される場合がある。この点にはご注意いただきたい。

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【グローバルテスト参加者募集】NCSOFTが放つ新作シューティングアクション『マスター×マスター』公式サイトと公式ツイッターがオープンに!

 なおテスターの募集についてはこちらのサイトを参照されたい。

※グローバルテスト(CBT)テスター参加者募集ページ

▲ゲームが語るシナリオの目的は、人口知能“アトラス”に奪われた地球の奪還。この使命を果たすべく、マスターと呼ばれる猛者たちが宇宙を旅しながら仲間を探し回る……。

 今回記事を担当する筆者は、恥ずかしながらMOBAテイストのゲームは本作が初体験。基礎的なシステムをイチから学びながらプレイしていったので、グローバルテストの参加に向けた基礎知識を養いたい人だけでなく、そもそもMOBAに触れたことのない人もぜひご覧いただきたい。

●NCSOFTの人気キャラクターもバトルに参戦

 基本ルールは、目の前に現れる敵を近接/遠距離攻撃で倒していくというごくシンプルなもの。戦闘中にキャラクター(本作ではマスターと呼ぶ)を切り替えて戦う『マスター×マスター』独自のルールさえ理解すれば、誰でもすぐに楽しめる作りだ。

 それこそオフライン系のアクションシューティングゲームの感覚で遊ぶことも可能なのだが、マスターの特性やカスタマイズの仕組みなどいくつかの要素を理解することで、より戦略的な(筆者の感覚ではMMORPGに近い)他者との協力プレイが実現できるのだ。

 ここでは、それらの要素を個別に紹介していく。

【基本操作】移動と照準を別々に操作

 キーボードのW/A/S/Dキーでマスターを移動させつつ、マウスで攻撃する方向や位置を指定。そのうえでマウスを左クリックすれば、マスターの個性にふさわしい攻撃が自動でくり出せるのだ。ただし、左クリックを押し続ける時間があまりにも長いとオーバーヒート状態となり、攻撃ペースが格段に落ちるので適度な休息が必要となる。

 なおキーボード操作のほか、マウスの右クリックでマスターを移動させる操作パターンも選択可能。ゲームの冒頭で、プレイに用いるほうを双方から選べるのだ。

▲左クリックによる攻撃中も移動は可能だが、その速度が半減する。

 そのほかにも、以下のようなアクションが実行可能。これらのキー割り当てはもちろん自由に変更できる。

・QおよびEキー:
マスターの固有スキルを使用。発動するタイプは戦闘開始前に変更できる。

・マウスのホイールを手前に回転:マスターの切り替え。詳細は後述。

・マウスの右クリック:回避または防御系スキルを発動。

・Fキー:エリア内に置かれた装置などを起動する。

・スペースキー:ジャンプで低めの障害物を跳び越えられる。

▲マスターの操作方法は、このような実戦形式で学ぶことができる。

【マスター】使用できる人数は現時点で全30体

『マスター×マスター』には、現時点で合計30体のマスターが用意されている。ゲーム開始当初はこれらの大半が選択できない状態になっており、テジンとイノウィンのみ選択が可能。チュートリアルの進行など特定条件を満たすたびに姿を現す新顔に、“ステージ”で収集した専用のポイントを支払うことで、晴れて新規マスターが使用可能になるのだ。

 ゲーム開始当初は、選択できる仲間を増やすためにチュートリアルを進めつつ“ステージ”に参加して、ポイントを稼ぐことが定番パターンとなりそう。ちなみにチュートリアルでは、操作方法やシステムに関する基本的なレクチャーが物語の流れに沿って受けられる。登場人物たちが懇切丁寧に教えてくれるので、彼らのセリフにもしっかり目を通したいところだ。

▲ゲーム開始時点で選んだキャラクターが物語の進行役となる。シンボルマスターと呼ばれるこの役目を担当する人物は、自由に切り替え可能だ。
▲画面左のマスターのアイコン一覧が3パターンに色分けされているのがわかる。選択不可を示す灰色のアイコンが、特定の条件を満たすことで青色に変化。この青色アイコンのマスターに所定のポイントを渡せば、その時点でマイキャラクターとして使用可能になるのだ。

 全30体のマスターの顔ぶれは、以下のとおり。『リネージュ』のデスナイト、『ブレイドアンドソウル』のジン・ヴァレルなど、NCSOFTが手掛けるタイトルの人気キャラクターも多数参戦。また、マスターには特性(タイプ)のほかに後述する属性が設定されており、以下のキャラクター紹介では、キャラクター名/特性/属性の順に表記している。

▲テジン/中距離アタッカー/元素
▲イノウィン/遠距離アタッカー/物理
▲シズカ/アサシン/エネルギー
▲デノメス/サポーター/エネルギー
▲MBA-07/遠距離アタッカー/元素
▲クム/タンク/物理
▲アラミ/サモナー/エネルギー
▲モロロ/サモナー/元素
▲ジン・タイ/近距離アタッカー/エネルギー
▲エイスル/アサシン/物理
▲カグナッツォ/近距離アタッカー/元素
▲デスナイト/タンク/元素
▲V-メラン/遠距離アタッカー/元素
▲ロイレン/サポーター/物理
▲モンド・ザックス/サポーター/エネルギー
▲プマロ/サポーター/エネルギー
▲ヴィータ/サポーター/元素
▲Dr.ラウル/アサシン/元素
▲ボナーク/中距離アタッカー/物理
▲クロメデ/中距離アタッカー/エネルギー
▲ファイア スピリット/タンク/物理
▲ジン・ヴァレル/アサシン/元素
▲ポー・ファラン/遠距離アタッカー/物理
▲リル/サポーター/エネルギー
▲ラム&バッカス/サポーター/元素
▲リットロック/近距離アタッカー/物理
▲マイア/サポーター/エネルギー
▲メルーフェ/遠距離アタッカー/物理
▲ソニード/遠距離アタッカー/エネルギー
▲キャット ザ キャット/サポーター/元素

【戦闘スタイル】”役割”に応じた立ち回りが可能

 マスターには魔法のようなエネルギーや銃を用いた遠距離攻撃を得意とする系統だけでなく、拳や剣で敵と戦う近接タイプも存在する。ポイントは、彼らにはタンク/アタッカー/サポーターといった特性が個別に設定されていること。タンクが矢面に立って攻撃を受け止めているあいだにアタッカーが敵を仕留める……といった感じで、ほかのプレイヤーとともに戦う際には、それぞれの特性に応じた立ち回りが重要になってくるのだ。

 今回の試遊でプレイできたおもなマスターの個人的な印象は、以下のとおり。

テジン:
連射可能な中射程のマシンガンで攻撃する。ボスに集中砲火を浴びせられるほか、複数の敵に囲まれたときは弾幕を張って応戦できた。あらゆる局面に対応できる万能アタッカーという印象。

イノウィン:
遠く離れた場所からの射撃を得意とする、いわば動く砲台だ。マウスの左ボタンを押し続けることで、3段階まで銃撃の威力が高められる。一撃のパワーこそ大きいが、連射が利かないため、敵に囲まれた際の対応が難しかった。

シズカ:
忍者の“くない”にも似た2本の短剣で戦うアサシン。近接攻撃の威力が高いうえに固有スキルの使い勝手もいいので、生命力の高い相手にも効率よくダメージが与えられた。ほかのマスターよりもやや撃たれ弱いので、ヒットアンドアウェイの戦法が有効になるかも。

デノメス:
敵をリレーするように線で繋ぐことでまとめてダメージを与えるという一風変わったマスター。味方の生命力も回復できるので、テノメスを参加させると戦線が安定した。貴重なヒーラー役を担えるせいか、攻撃力そのものはいくぶん低め。

クム:
頑丈そうな見た目のとおり打たれ強いうえに、防御に役立つ固有スキルも持つ。右クリックで展開できるバリアも併用して守りを固めれば、つねに敵の矢面に立ち続けられる。今回のプレイでは、アタッカーを守るタンクの一番手として活用できた。

エイスル:
氷による攻撃を行う。スキルの多くが範囲系もしくは貫通型のため、敵集団をまとめてなぎ倒すことができた。射程も長めなので、敵の出現位置を把握しておけば先読みで攻撃を”置いておく”こともできそうだ。

モンド・ザックス:
自身が呼び出した小型兵器とともに戦う。本作では敵を背後から攻撃すると“weak”による追加ダメージが得られるのだが、小型兵器を使えばそのボーナスが比較的狙いやすいように感じられた。

【マスターの切り替え】戦局の変化に合わせて気軽にスイッチ

『マスター×マスター』では、獲得済みのマスターの中から好みの2体を事前に選抜してから、バトルを始めることになる。任務遂行中は、両者を任意に切り替えて戦うのが本作の最大の特徴なのだ。

 たとえば、複数の敵に囲まれた場合は範囲攻撃を得意とするマスターに変更。その後、打たれ強い相手が襲来した場合には、攻撃力の高いタイプにスイッチして大ダメージを狙う……といった感じで、状況に応じてふたりのマスターを使い分けることになる。

▲使用するマスターを切り替えると、クールダウンタイムが10秒ほど発生するため乱用はできない。

 ちなみに、戦闘に参加していないほうのマスターはゆっくりと生命力が回復していく。このため、大ダメージを受けてしまった仲間をいったん引き上げ、その相棒が休息しているあいだ、もう片方のマスターだけで戦線の維持を試みるといった工夫もできるのだ。

【カスタマイズ】マスターの能力増強はおもにギアで行う

 マスターの各ステータスの調整は、ギアというアイテムを通じて行う。ギアは攻撃/防御/補助の3種類が存在し、これをマスターにセットすることでそれぞれの能力を増幅できるのだ。ただしマスターごとに設定されている適正数以上のギアをセットすると、余剰ぶんの性能が十分に発揮されなくなるので覚えておきたい。

▲マスター別のギアの適正数は、“ギアの適合性”の欄で確認できる。
▲ギアはチュートリアル進行の過程でもらえたほか、艦橋のショップでも購入できた。

 このギアは使い回しが利くので、マスターの人数ぶんだけ集める必要はない。またバトルで使用するギアの組み合わせを事前に登録しておけば、出撃前にそれらを一覧から選択できる親切設計にもなっている。

 ここまでを読むと、マスターの個性付けはギアのみで行うと思うかもしれないが、じつは特定のポイントを消費することで、固有スキルの強化もできる。ただしこちらはギアのように使い回せないので、自分が本当に気に入ったキャラクターに絞って用いるのがよさそうだ。

 ほかにも“補助装備”という消費系アイテムの活用や、武器を強化/選択できるシステムなどいくつかの要素が見受けられたが、残念ながら今回は充分に試す時間がなかった。おそらくチュートリアルをさらに進めることで利用可能になるのだろう。