新作では業界初のオンデマンド印刷を採用などを追加
2016年2月19日~20日、千葉県・幕張メッセにて開催中のアミューズメント・エンターテインメント産業の総合展示会“ジャパン アミューズメント エキスポ 2016”(JAEPO 2016)。そのビジネスデーとなる19日、セガ・インタラクティブブースにて『三国志大戦』ステージが行われた。その模様をリポートする。
[2016年2月19日21時42分修正]文中に『三国志対戦』と記載している箇所がございましたが、正しくは『三国志大戦』であるため、修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
本作は、2005年の稼動開始から2015年1月のネットワークサービス終了まで、多くのファンに約10年間プレイされていた人気タイトル。国内の対戦ゲームコミュニティーの形成について“CEDEC AWARDS”のゲームデザイン賞で優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
まずはじめに『三国志大戦』総合プロデューサーの西山泰弘氏が登壇。本作の気になる正式タイトルだが、新たな正統タイトルという意味合いを込めて、初代と同じ名前なることこと。
初代『三国志大戦』は、「日本に非常になじみの深い“三国志”を題材にしたゲームで、前例のないフラットリーダーを使い自身の手で複数のユニットを動かして対戦をするというチャレンジングなものだった」と西山氏は述べる。いまではフラットリーダーを使用した筐体は多数あり、アーケードゲームでは定着していると言えるだろう。また本作は、全国対戦でランキングシステムを搭載、さまざまな作品とのコラボレーションも実施されてきた。
結果、シリーズ通して累計プレイヤー数は100万人超を突破。カード排出量は5億万枚を突破するという驚異の数字を叩き出している。
続いて最新作について。前作同様、戦場を表現するためにフラットリーダーを採用、そして1対1のネットワーク対戦、城を攻撃しあうゲーム性これらすべてに、プラスアルファを施すという。
また本作でもっとも注目するべきなのは業界初となる両面印刷を採用している点だろう。ゲーム中で入手したカードがその場で印刷されて排出される、“オンデマンド印刷”となる。試合結果やプレイ内容によって、カードの中身が変化するシステムも検討しているとコメントした。
本作ではいまの時代に合わせた工夫を行っていくと述べる西山氏。今後の情報にも要チェックだ。
ゲストにばーん、そしてダチョウ倶楽部が登場!!
続いてゲストを招いてのトークショウが実施。お笑い芸人のばーん、さらにはダチョウ倶楽部が登場し、会場は大いに盛り上がった。
トークショウは、「三国志は三国の戦いを描いているが、芸能界もある意味戦いではないか?」という話題へ。ダチョウ倶楽部の上島竜兵は、「大将軍はさんまさん、志村師匠(志村けん)、ビートたけしさん」と例え、「僕らはその大将軍のために生きてきたら、大将軍に救ってもらった。この戦場(芸能界)を生き抜く秘訣は、子分になることだ!」とまとめた。
話題は諸葛亮孔明のまんじゅうのエピソード(※)へ移ると、西山プロデューサーからまんじゅうがゲスト陣にふるまわれることに。しかし、ステージにはなぜか湯気が立つ土鍋が運ばれ、中にはあつあつのおでんが!
(※)三国時代、氾濫している川を鎮める方法として、生贄を捧げる風習があった。しかし諸葛亮孔明は、生贄をささげることを拒み、人の顔を象ったまんじゅうを川に捧げて氾濫を鎮めたという逸話。
「俺がやる!」「いや俺がやるよ!」
ということで、上島がおでんを食らう。
最後にダチョウ倶楽部は『三国志大戦』への応援メッセージとして、「三国志で戦いを学んで、生き抜いて欲しいと」を述べて、ステージを締めくくった。