宇早紀役の清都ありささんを直撃!

 台湾気鋭のメーカーGamemag Interactiveが開発を手掛け、国内ではライオンズフィルムが運営を担当するMMORPG『Weapons of Mythology ~NEW AGE~(ウェポンズオブミソロジー ニューエイジ)』。先日の台北ゲームショウ2016に合わせて行われた記者会見では、同作のプレイステーション4版が2016年3月25日に配信されることが決定したばかりだが、このたび日本語版のオリジナルキャラクターである宇早紀(ウザギ)ちゃんのボイスを、声優の清都ありささんが担当することが決定。発表に合わせて、清都さんにお話をうかがうことができた。以下、その模様をお届けしよう。なお、今回の取材にはライオンズフィルム コンシューマー戦略チーム マネージャーの美土路光氏にも同席していただいた。

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『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』で宇早紀ちゃんを担当した声優の清都ありささんに聞く 「プレイヤーさんが初めて会うキャラなので、責任重大」_09

★宇早紀ちゃん
 日本語版『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』のオリジナルキャラクター。UIの説明はもちろん、ゲームパッドの使いかた、ゲームの進めかたや楽しみかたを教えてくれる。チュートリアル終了後は、ペットとして大活躍。プレイヤーといっしょに成長してき、新密度に応じてさまざまな会話を楽しめる。

『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』で宇早紀ちゃんを担当した声優の清都ありささんに聞く 「プレイヤーさんが初めて会うキャラなので、責任重大」_11

宇早紀ちゃんの幅広さを楽しく演じさせていただきました

――宇早紀ちゃんを演じることになったときのご感想は?

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清都 宇早紀ちゃんの第一印象は、「若くて、かわいいなあ」でした。ふだんはお姉さんの役を演じることが多いので、ちゃんとキャラクター通りに、若くかわいく演じられるかどうか、心配でした。

――宇早紀ちゃんは、チュートリアルのガイドをしてくれるキャラクターですが、役作りはどのような感じで?

清都 宇早紀ちゃんは、チュートリアルの案内だけではなくて、途中でペットとしても使えるようになるんですね。で、いただいた資料やペット時のセリフの端々から、若さだったり、元気さだったり、自由さを汲みとっていきました。基本は、明るく自由奔放に演じましたね。

――どんなことを心掛けて演じられたのですか?

清都 親しみやすさがでればなあと。いちばん最初にユーザーさんと行動する役なので、いっしょに仲よく旅をしていくパートナーとして、すんなりと受け入れられるように演じました。わかりやすく説明するということはもちろんなのですが、「より愛着を持ってもらえるように」とは思っていました。

――ある意味で、『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』のイメージを印象付けてしまうキャラクターではありますね。

清都 いちばん最初に会うんですものね! この宇早紀ちゃんと。

――そういう意味では、責任感も重大ですね。

清都 とっても感じていました! 

――演じられてたいへんだったことは?

清都 アフレコ当日は、私なりにキャラクターを作り込んで臨んだのですが、意外と最初に作ったキャラクターよりも落ち着いたんですよね。設定を見た感じの年齢感だと、もう少しキャピキャピした感じだったのですが……。

――宇早紀ちゃんの年齢設定は?

清都 14歳です。

美土路 明確には明かしていないのですが、宇早紀ちゃんは14歳という設定ですね。ウサギなので(笑)。

清都 それで、14歳ということでイメージされる演技で臨んだら、「もう少し上の設定で」というリクエストをいただきました。結果的には、最初よりもお姉さん目な役どころにはなりましたね。主観年齢だと、18~19歳くらいにはなったかな。

――収録はけっこうなボリュームだったのですか?

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清都 はい。

美土路 台本が80ページくらいありましたね。ディレクターの君塚がやる気になってしまって、本人の希望も含めて相当なボリュームになりましたね。

清都 収録には3~4時間くらいかかったのですが、最後のほうは遊び心満載のセリフも多かったです。ふつうにネット用語を読んでいるところもありましたし(笑)。

――とくに印象的だったセリフは?

清都 ペットの状態の宇早紀ちゃんには親密度があるのですが、仲がよくなるとすごくやさしい言葉をかけてくれる一方で、とてもシビアなセリフを投げかけるときもあるんですね。その振れ幅が楽しかったです。わりと、性格の幅が出る収録ではありましたね。

――演じていて楽しそうですね。

清都 楽しかったです! 

――清都さん的には、どちらのほうが楽しく演じられたのですか? 甘えるほうときびしくするほうと。

清都 きびしくするほうですかね(笑)。自分的には。日常的にあまりきびしくできるシチュエーションがないので。

美土路 清都さんのきびしい演技があまりに迫真的なので、セリフを聞いただけでこちらもドキリとしてしまいます。

――それはすごいですね。どんなセリフだったりするのですか?

清都 (とてもきびしい口調で)「天気だけはいいんだけどね、天気だけは」や「自分の身は自分で守ってよ」などですね。だいぶ手きびしかったです。

――直接ぶつけられたら凹みそうですね(笑)。ところで、日頃役柄を演じるうえで、心掛けていらっしゃるのはどのような点ですか? それが今回の宇早紀ちゃん役にどのように反映されているか、合わせてお話しいただけると。

清都 キャラクターとはいえ、生きているように感じていただきたいというのは、つねに思っています。明るいキャラクターがいるとして、“明るい”というのはあくまで一面ですよね。ふつうに日常会話を交わすことももちろんあるわけです。その人の中の幅みたいなものを、演じるうえで出していけたら……と思って、いつもお芝居はやらせていただいています。宇早紀ちゃんに関しても、チュートリアルでは明るく教えてあげる立場ですが、ペットという、ユーザーさんと対等だったり、いちばん仲よくなるポジションになったら、またスタンスも変わってきます。ユーザーさんと仲よくなればご機嫌になりますし、機嫌が悪くなっていけば、誰でもそうですけど、ふだん見えなかった部分が甘えとして、全面に出てくる。嫌な部分も少しはでてきてしまうみたいな……。そういうところも心掛けています。

――幅広く演じることによって、キャラクターにも深みが出てくるということですね?

清都 はい。多面性みたいなものを出せたらと思っています。

――そのほか、生きているように感じられるという点で、どのようなことを心掛けているのですか?

清都 うーん、なんですかね。いつも考えるのは、「どうしたら、本当にこの子がしゃべっているように感じられるんだろう?」という部分ですね。息遣いひとつとってもそうで、「ふつうにしゃべると、ここでは息は吸わないだろうなあ」とか、つねに考えていたりしますね。セリフをしゃべるための呼吸ではなくて、ふだん生きている人が自然にしゃべるための呼吸をなるべくセリフのときでもやりたいな……とか。

――そうすると、日常生活においても会話相手の息継ぎを観察したりとかされているんですね?

清都 そうですね。ふだん人のことはいっぱい見ます。見ちゃいます。とくに、自分にないものを持っている人は気をつけて見ていますね。私はそこまで明るい人間ではないと思っているので、とても明るい子がいたら、その子がどうやってしゃべっているのかな……とか。まあ、日々勉強ですね。

――清都さんはゲームがお好きとのことですが、『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』に対する印象を教えていただけますか?

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清都 チュートリアルのセリフをいっぱい説明させていただいていたのですが、レリックとか、乗り物召喚とか、ペットのレベルを上げたりと、組み合わせによって自分のらしいキャラクターがどんどんカスタマイズしていけると思うので、100人いたら100通りの楽しみかたができるゲームなのかなと思っていました。

――もしプレイするとしたら、どのような遊びかたをします?

清都 ああー。いまどんなスキルがあるか、ちょっとわかってないのですが、そうですね……いろんなものをバランスよくきれいに取り入れて遊びたいです。ひとつの固めるのも楽しそうなのですが、いろいろなものに広く楽しく、手を出してプレイしていきたいです。

――基本は、バランスを取ってプレイされる方なのですね?

清都 いえ! 普段ゲームをするときは殴る一択のみ、みたいな遊びかたをしてしまいます。防御より全部攻めに振り切ろう! みたいな(笑)。「とりあえず、殴れば勝てる!」みたいなプレイスタイルのほうが性に合っているんですけど。

――お人柄から想像されるイメージとのギャップがすごいですね(笑)。一撃必殺みたいな?

清都 すごく好きです(笑)。ただ、『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』は、ゲーム性の幅が広いので、いろいろと試してみたくなってしまいますね。全部取り入れて遊んでみたいです。

――最後に、『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』を楽しみにしているユーザーさんに向けて、ひと言お願いします。

清都 『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』では、チュートリアルを担当させていただきました。チュートリアルを担当させていただくのは初めてだったので、いっしょにパートナーとしてやっていく上で、すごく愛してもらえるようなキャラクターになっていればうれしいです。ゲーム自体の組み合わせによって、いろいろな楽しみかたができますので、ぜひ『Weapons of Mythology ~NEW AGE~』の世界を、たくさん遊んでいただければと思っています。よろしくお願いします!!

 ライオンズフィルムの美土路氏に清都ありささんを起用した理由を聞いてみると「ゲーム系のお仕事をたくさんされていることと、声のイメージが合うというところがいちばん大きかったですね」とのこと。さらに、清都さんはラジオ番組なども持っており、「(チュートリアル担当として)説明する部分がかなりうまく演じられるのではないか」という点も決め手になったという。今後は清都さんも交えての、さまざまな展開を考えているとのことなので、楽しみにしたい。

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▲収録風景。
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▲中央に清都ありささんを挟んで、ライオンズフィルムの美土路光さん(左)と君塚靖征氏(右)。

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<注意事項>
◎応募期間は2016年2月26日(金)23時59分までとなります。
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(パソコンのメールアドレスのみ)は必須項目です。 入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎当選者の発表は、2016年3月中旬の賞品発送をもって代えさせていただきます。
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