渋谷に『ストリートファイター』プレイヤーが集結!

 TOPANGAは2016年2月11日、東京・渋谷のレッドブルホールにて『ストリートファイターII』(ストII)全国大会2016および、『ウルトラストリートファイターIV』(以下、『ウルIV』)大学対抗戦を開催した。会場での熱い闘いの模様をリポートする。

TOPANGA主催の『ストリートファイターII』全国大会2016&『ウルトラストリートファイターIV』大学対抗戦リポート_01
TOPANGA主催の『ストリートファイターII』全国大会2016&『ウルトラストリートファイターIV』大学対抗戦リポート_02

 ふたつの大会の会場となったのは、東京・渋谷にあるレッドブル本社のイベントホール。今回は大学対抗戦&全国大会ということで、日本全国各地から出場選手が集結。当日の現地は入場フリーとなっており、選手以外にも多数の来場者が訪れて賑わった。

 司会と実況解説は『ウルIV』関連の大型配信ではおなじみのヨシヲ氏やアール氏を始め、TOPANGAと縁のある有名プレイヤーたちが入れ替わりつつ担当。大会は午前11時からスタートし1日かけて進行され、熱気あふれる雰囲気のなか、多くの真剣勝負がくり広げられた。

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所属校のプライドを賭けた大学対抗戦

 イベント開幕後、最初に争われたのは『ウルIV』大学対抗戦。この部門では参加選手は所属大学を同じくするメンバー3人でチームを組み、3対3の勝ち抜き戦で勝敗を競う。今回は16校が参戦し、まずは予選リーグを実施して決勝トーナメントに進出する4チームを選抜。インターネット配信台では第1試合が京都大学vs.東京大学という日本最高峰の頭脳対決、第2試合は早慶戦など、注目度の高い組み合わせが生中継された。

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▲使用されたプラットフォームはプレイステーション4。コントローラーはマッドキャッツ制のアーケードコントローラー・TE2が用意されたが、マイコントローラーを持参する選手もちらほら見られた。

 予選リーグを突破したのは、西南学院大学、南山大学、北海道科学大学、慶応義塾大学の4チーム。ここからは『ストII』全国大会(後述)を挟み、その後に4校による決勝トーナメントで優勝を争った。

 決勝戦に進出したのは南山大学(ナリ君/エレナ、KOK/殺意リュウ、AMURO/ポイズン)と北海道科学大学(でるぴえろ/サガット、やんぐ/セス、サターン/ダッドリー)。先鋒戦はやんぐ選手のセスがいい動きを見せてAMURO選手を下すが、その後に南山大学の中堅として登場したナリ君選手が大活躍。やんぐ選手のセスとサターン選手のダッドリーを接戦で破る勝負強さを見せ、その勢いのまま北海道科学大学の大将でるぴえろ選手を引きずり出す。サガット相手には積極的に距離を詰める立ち回りでプレッシャーをかけ、近距離戦の殴り合いを制したエレナが勝利。
 各校のプライドを賭けた大学対抗戦は南山大学が制覇した。

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▲南山大学の3名にはトロフィー、スカルプD、リュウ仕様のプレイステーション4、REGZA、レッドブルなど豪華賞品が贈呈された。

初代『ストII』の全国大会

 もうひとつのイベントは『ストII』全国大会。こちらのレギュレーションは16名が参加するシングルトーナメントだ。出場選手はあらかじめ8名のプロゲーマーが決まっており、もう8名は一般公募から選抜。時代の最先端を走るプロゲーマーvs.『ストII』シリーズを愛する歴戦の戦士たち、という構図がコンセプトとなる大会となっていた。出場選手は以下の通り。

◆プロゲーマー8名(敬称略)
板橋ザンギエフ(ザンギエフ)
チョコ(ブランカ)
ときど(ダルシム)
ハイタニ(ガイル)
ふ~ど(エドモンド本田)
ボンちゃん(ガイル)
ももち(ガイル)
マゴ(チュンリー)

◆公募8名(敬称略)
ジャイ(ダルシム)
コモダブランカ(ブランカ)
中野(エドモンド本田)
yaya(ガイル)
かにかに(ケン)
MF(ダルシム)
きょう(チュンリー)
ヒライ(ガイル)

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 あっさり終わるゲーム性の『ストII』で1試合先取ルールながら、トーナメントでは好勝負が連発。プロゲーマーたちはこの日のために『ストII』を練習してきており、どの選手もかなりいい動きを見せていたのが印象的だった。
 決勝戦に進出したのはジャイ選手とボンちゃん選手の2名。序盤からダルシムがペースを握り、ソニックブームを見てから立ち強Kを当てるなどの往年の対策を披露。ガイルを寄せ付けず圧倒的な内容で2ラウンドを連取し、ジャイ選手が優勝に輝いた。

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▲プラットフォームはプレイステーション3。懐かしい初代バージョンが競技種目だ。
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