626クランの頂点を決める公式大会が闘会議にて開催!
2016年1月30日~1月31日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。開催2日目となる1月31日に、闘会議GPグリーンステージにて、ネクソンがサービス中のPC用FPS『サドンアタック』の日本一のクランを決める公式大会“Sudden Attack Japan Champions League 2016 1st Stage”の決勝戦が行われた。
“Sudden Attack Japan Champions League 2016 1st Stage”は、626クランが参加し、昨年11月から1次予選が開始。1月30日には、ネクソン本社のイベントスペースで決勝トーナメントが行われ、“Ziele”と“Lythronax”が勝ち上がり、決勝へと駒を進める結果となっていた。
決勝戦では、この2チームが激突。3マップのうち2マップで勝利したチームが優勝となり、各マップは5ラウンドで攻守交替し、先に6ラウンド取得したチームの勝利という、大会ではおなじみのルールで決勝戦が行われた。
【2月2日(火)18:20】
記事初出時、一部表記に誤りがありましたため、訂正いたしました。読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
【決勝戦第1試合】
第1マップの地下鉄では、最初のラウンドをLythronaxが選手したが、その後はZieleがラウンドを連取し。4-1で前半を折り返した。後半1ラウンド目でもZieleが勝利し、このまま勝利を決めるかと思いきや、大会常連の強豪Lythronaxが逆襲を開始。一気に4ラウンドを連取して、第1マップから延長戦へともつれ込む形となった。延長戦が開始されるとお互い慎重な立ち回りで、ジリジリとポジションを変えていくという手汗握る攻防になったが、4ラウンド連取の勢いは止まらず、Lythronaxが第1マップを勝利した。
【決勝戦第2試合】
第2マップのデザート2は、前半を3-2でまたもやZieleが優勢に。第1マップのときのように、Lythronaxの逆襲が期待されたが、ここはZieleが撃ち合いに勝利して、ラウンドを獲得していく。そのままZieleが流れに乗り切り、6-3で第2マップを制した。「随所のポイントの奪い合いで、Zieleが撃ち合いに勝ち、スナイパーへの圧力がすごかった」とVader氏はコメント。これで最終の第3マップで、勝利の女神がどちらに微笑むのかわからない均衡した展開になった。
【決勝戦第3試合】
第3マップのドラゴンロードでは、前半からLythronaxが押せ押せムード。一気に3ラウンドを先取して、完全に流れはLythronaxに。Zieleもなんとか1ラウンドは取り返したものの、4-1というスコアで前半戦が終了。後半でもLythronaxの勢いが止まらず、後半の1ラウンド目で早くもLythronaxがマッチポイント。2ラウンド目ではZieleが維持を見せるが、Lythronaxに傾いた流れを止めきれず、3ラウンド目をLythronaxが勝利して、悲願の優勝を決めた。
決勝戦を終えると、そのまま日韓エキシビジョンマッチに突入。韓国大会“2015 Summer Champions League”優勝クランのXenics-Stormを会場に招き入れ、決勝戦の熱気も冷めやらぬまま日韓エキシビジョンマッチ2016が行われた。
日韓エキシビジョンマッチは、これまでに何度か行われてきたが、昨年の東京ゲームショウ2015では、日本が初勝利。そこから時を経て再び開催される今回の対決。「日本に勝利を」と願うファンに囲まれながら、試合はスタートした。
【日韓エキシビジョンマッチ第1試合】
第1マップは第5補給倉庫。前半は、有利な青側陣営を選択したLythronaxが4-1とまずまずの滑り出しを見せた。後半ラウンドでは、Xenics-Stormが4ラウンドを連取し、マッチポイント。しかし、ここでLythronaxが意地を見せ、ラウンドを勝利して延長戦に突入。延長戦ではジワジワとXenics-Stormが体力差を広げ、誰ひとり倒れることなく勝利した。
【日韓エキシビジョンマッチ第2試合】
第2マップはプロバンス。前半はXenics-Stormが3ラウンド、Lythronaxが2ラウンドを勝利と、均衡した展開に。後半戦でもお互いにラウンドを取り合うというシーソーゲームになったが、最後はXenics-Stormが勝利した。
第1マップ、第2マップともにXenics-Stormの勝利という結果だったが、スコアを見る限りでは接戦。戦いを振り返り、「Xenics-Stormが守り側だったのにも関わらず、強気なアクションを見せていたので、それだけ気迫があったのかなと」とVader氏はコメントした。
最後に、表彰式がとり行われ、優勝クランのLythronaxへのインタビューが行われた。
──いまの率直な気持ちを聞かせてください。
Starly選手 2年間、ずっとこの場に立ちたいと思っていたので、本当にうれしいです。いままで応援してくれた方々、本当にありがとうございます。
Jemuku選手 初出場で初優勝で本当にうれしいです。ありがとうございました。
FbM選手 本当にここまで来れるとは思いませんでした。いまの気持ちは、言葉にできないです……!
Kisara選手 Lythronaxといっしょに優勝できてうれしいです。ありがとうございました。
Attun選手 いままで優勝が近いようで遠かったので、今回、優勝できてよかったです。
──ふだん、クランで特別な意識をしていることは?
Starly選手 とくにそういうものはありませんが、オフラインのこの場でアサルター陣がいい動きをしてくれたので優勝できたと思います。
──Starly選手から見てクラン内のMVPは誰ですか?
Starly選手 クラン内のMVPなら僕ですかね(笑)。
──韓国の選手の印象はどうでしたか?
Starly選手 1対1の撃ち合いとかがほとんどないぐらい、すごくカバーが早かったですね。「そこ当ててくるの!?」というシーンが多くて、本当に強いチームだと思います。
──韓国の選手たちは本当に遠い存在なのか、もう少しがんばれば届くのか、率直な気持ちをお聞かせください。
Starly選手 個人では絶対に勝てないと思うので、連繋力をしっかりと高めていけば勝つチャンスがあるんじゃないかなと思います。
──韓国のチームでいちばん印象に残ったプレイヤーは?
Starly選手 JUNG HYUNSUB選手ですね。
──では最後に、応援してくださったファンの皆様にひと言お願いします。
Starly選手 いままで応援してくれて本当にありがとうございました!
以上で、『サドンアタック』公式大会“Sudden Attack Japan Champions League 2016 1st Stage”も終了。と思いきや、チェ氏から「2月中旬から新しい大会の予選が始まります」という衝撃の発表が行われた。後日に詳細の知らせがあるということなので、続報を待とう。