新キャラクター“ベヨネッタ”と“カムイ”の配信は2月4日!
2016年1月30日~1月31日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。本イベントの2日目となる1月31日に、“闘会議GP ブルーステージ”で行われた“大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U niconico CS@闘会議2016”のリポートをお届けする。
本大会では、ユーザー主催の大会である“ウメブラ”(東日本予選)と“スマバト”(西日本予選)の上位3名ずつ、そして海外からの招待選手の計7名で、世界最強の座を争った。
大会のルールは、
・シングル戦
・ストック制でストックは2
・制限時間は6分
・2本先取
・ダブルエリミネーション方式
・アイテム なし
・キーコンフィグ あり
・カスタマイズ / Mii なし
・ポーズ機能 なし
・ゲームキューブコントローラのみ使用可能
というもの。ダブルエリミネーション方式とは、海外の大会で、よく使用される方式で、ゲーム分野以外でも、野球のワールドベースボールクラシックなどでも採用されている。わかりやすく言うと、2敗した時点で敗退となるトーナメント方式だ。
上の表のようにふたつのトーナメントを同時に行い、1度負けたプレイヤーは、ルーザーズトーナメント(※上の写真の場合は右のトーナメント)の対応する番号に移動する。最終的には、ウィナーズトーナメント(※上の写真の場合は左のトーナメント)の勝者とルーザーズトーナメントの勝者が戦い、優勝者を決める。ただし最終決戦では、ルーザーズトーナメントの勝者は、2勝しないと(2本先取を2回成し遂げないと)優勝にはならないというルールになっている。
実況と解説のふたりから、「誰が優勝してもおかしくはない」という発言が出るほどの激戦がくり広げられるなか、ウィナーズの決勝まで駒を進めたのは、古森霧選手(クラウド)とAbadango選手(メタナイト)。1試合目のステージは、すま村。古森霧選手がステージの動く足場を有効活用し、リミットブレイクを溜めて試合を有利に進める。そのまま1試合目は、古森霧選手の勝利となった。2戦目は、Abadango選手が1ストックも失わなわずに勝利。両者一歩も譲らない戦いのなか、Abadango選手のミスの隙を突いて、古森霧選手がストックを奪う。しかしその後、Abadango選手が怒涛の追い上げを見せ、最後は見事な空中コンボで古森霧選手を上空へふき飛ばし、勝利を手にした。
先ほどの勝負の結果、ルーザーズの決勝は、古森霧選手(クラウド)とNairo選手(ゼロスーツサムス)に決定。試合の前には「勝つ自信はあります」(Nairo選手)、「もっともリベンジをしたい相手です」(古森霧選手)と両選手が意気込みを語った。そして、始まった1試合目では、Nairo選手が古森霧選手を約27秒で倒すという圧倒的な力で勝利する。そのまま流れに乗ったNairo選手が2戦目も制し、最終決戦の出場を決めた。
最終決戦の前には、エキシビションマッチが行われたのだが、ここでサプライズゲストとして『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの生みの親、桜井政博氏が登場。桜井氏の生解説のもと、2月に配信が予定されている新キャラクター、“カムイ”と“ベヨネッタ”、そして新ステージ“アンブラの時計塔”を使用した試合がくり広げられた。試合の後には、桜井氏から追加キャラクター&コースの配信日が2月4日に決定したことが発表された。
そして、いよいよAbadango選手(メタナイト)とNairo選手(ゼロスーツサムス)による最終決戦。1試合目は、Nairo選手が素早い動きで、Abadango選手を翻弄し、1ストックも失うことなく勝利した。続く2戦目は、Abadango選手がお返しと言わんばかりの一方的な試合展開で、勝ち星を上げる。優勝が決定するかもしれない3戦目は、Nairo選手が意地を見せ、世界一の座はホントの最終決戦へと持ち込まれた。
ホントの最終決戦の1戦目は、一進一退の息を飲む攻防が展開されていたが、Abadango選手が一瞬の隙を突いた攻撃を見事に決め、勝利を手にした。そして、2戦目もAbadango選手が空中コンボで一気に畳みかけ、世界一の座を勝ち取った。
最後に桜井氏から、「同じキャラクターどうしで戦っている試合がなく、長所と短所のぶつかり合う感じというのが、見応えがあって、とても楽しかったです」と感想が語られ、“大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U niconico CS@闘会議2016”は幕を閉じた。
●優勝したAbadango選手にミニインタビュー
――目が離せない熱い試合の連続でしたが、印象に残っている試合はありますか?
Abadango選手 古森霧さんとのクラウド戦ですね。僕がコンボをミスしてしまって、その隙を持っていかれてしまったので、さすがに焦りました。それでも、メタナイトの火力を活かして押し返せてよかったです。
――決勝ではNairo選手と再び戦うことになりましたが、そのときの気持ちはいかがでしたか?
Abadango選手 “やはり、この男は強いな”と。ルーザーズからでも、上がっているということは、相当強いんだなと思いました。
――決勝戦では1度、Nairo選手に敗れてしまい、ホントの最終決戦に持ち込まれたときは、焦りなどはありましたか?
Abadango選手 いや、負けるときは負けてしまうので。こちらに気持ちの余裕があると思って、落ち着いてプレイできたかなと思います。
――最後に、優勝をつかんだ喜びのコメントをお願いします。
Abadango選手 こういう舞台で目立ててうれしいです。また、機会があればイベントなどに呼んでいただければと思います。