『モンスターハンター』コラボの趣向が満載!
2016年1月24日、東京都内のアヴェニールクラス東京にて、“モンスターハンター×ウェディングフェスティバル”が開催された。これは『モンスターハンター』の世界観に合わせた体験型ブライダルイベント。創作フレンチの試食やケーキカットの疑似体験など盛りだくさんの内容で、モンハン部限定のイベントも用意された。多くのカップルハンターが参加して盛り上がった、同イベントの模様をリポートしよう。
イベントは時間帯により3回、3部に分けて行われ、トータルで200名ほどのハンターが参加。1部~3部とも開催内容は同じで、“試食クエスト”、“体験クエスト”、“探索クエスト”という3つのクエストが用意された。
“試食クエスト”は、アイルーキッチン特製の創作フレンチのハーフコースが堪能できるという内容だ。料理は『モンスターハンター』の世界観をイメージしてアレンジした限定メニューで、前菜・メインディッシュ・デザートの3種。ちなみに料理名は、前菜が「タンジアの港で獲れたサシミウオの48℃コンフィ マイルドハーブ入りクヨクヨ-グルトのソース」、メインディッシュが「アイルーが上手に焼いたこんがり肉 ヤングポテトのピューレと特選キノコ入りサフランライス ペピポパンプキン添え」、デザートが「アイルーキッチン特製 チョコレートのテリーヌ 熱帯イチゴのソース」と、ファンなら思わずニンマリのネーミングだ。参加者たちは試食を楽しみながら、結婚式のおもてなしで最重要ポイントとなる“料理”について、ゲスト目線で吟味していたようだ。
“体験クエスト”は、碑文が刻まれた大剣・“エピタフプレート”で、ケーキカットを疑似体験できるというもの。原寸大(?)とおぼしき巨大な剣のレプリカを手にしてのカットシーンを記念撮影するため、多くのカップルハンターが列をなしていた。
また“探索クエスト”では、テーブルに置かれたパンフレットで、ブライダル会社・エスクリが運営する結婚式場の情報を会場でチェックできた。結婚式場を探し始めたカップルにとっては、もっとも重要なクエストとも思われ、どのカップルも真剣な表情。ちなみに気になった式場は、その場でスマートフォンなどから見学予約をすることも可能になっていた。
なお、これら3つのクエストをすべてクリアーした参加者には、抽選で“アイルー&メラルー オリジナルBIGウェルカムドール”か“アイルー&メラルー オリジナルクリアファイル”のどちらかがプレゼントされた。ウェルカムドールは約30センチのビッグサイズで、手をつないで飾れるのがウリ。クリアファイルはイベント限定のイラストを使用したファイルで、裏綿がしっかり後ろ姿になっているのがキュートだ。いずれもこのイベントでのみ入手できるグッズで、参加者にとってはいい思い出になったのでは。
『モンスターハンター』部限定のイベントも大盛況!
午後1時からスタートの第2部に参加を申し込んだモンハン部のなかから、先着20組・40名が、メイン会場とはべつのルームで限定イベント“お楽しみ狩り会”を楽しめた。続いてはこちらの内容を紹介しよう。
会場は会場はアヴェニールクラス東京の、神聖なチャペル。参加者はここで8つのチームに分かれ、いろいろな企画にチャレンジした。ちなみに8つのテーブルに分かれたそれぞれのチーム名は、ナルガクルガ、リオレウス、タマミツネ、ガムート、ジンオウガ、ホロロホルル、ライゼクス、ディノバルドだ。司会進行は、モンハン部のモテヤマ編集長と、女子マネージャーの佳村はるかさんが担当した。
最初のコーナーは、ズバリ“狩り会”。各テーブルごとにクエストに挑んでもらい、まずはあいさつ代わりのチームバトルで、一挙に場が和むという流れになった。
続いてはクイズコーナーに。ここでは4パターンのクイズが出題されてそれに答える、チーム対抗での戦いとなった。ひとつ目の出題パターンは、ゲーム内容に関するマニアックな知識クイズ。ふたつ目は、鳴き声・咆哮でモンスター名を当てるというもの。3つ目はギルドカード当てで、これはカップルのどちらかが、パートナーのプレイ総時間を推理するというもの。そして最後の4つ目は、当日に行われた来場者アンケートの結果を当てるというものだ。とくに3つ目と4つ目のクイズ内容は、こうしたイベントならではで、回答発表シーンでは会場も大いに盛り上がりを見せていた。
最後は大抽選会。参加者が入場時に渡されたカードのナンバーをもとに抽選が行われ、当選者には『モンスターハンター』グッズがプレゼントされた。
小嶋Pがイベントの意義についてコメント!
『モンスターハンタークロス』関連の最新イベントということで、会場にはプロデューサーの小嶋慎太郎氏も姿を見せた。会場で、イベントのいきさつなどを伺うことができたので、リポートの締めとして、そのミニインタビュー&コメントを紹介しよう。
――このブライダルイベント自体は、いつごろから企画が進んでいたのでしょうか?
小嶋慎太郎氏(以下、小嶋) けっこう前から話は出てましたね。昨年の夏ぐらいから、調整はしていました。
――では『モンスターハンタークロス』の発売まえから?
小嶋 そうですね。いいタイミングを見計らって内容を詰めて、今回に至ったというところです。
――ウェディングと絡めたというのは、コラボしたエスクリさん主導という形なのでしょうか?
小嶋 エスクリさんとカプコン、両方でというイメージですね。こちらでも、“狩りコン”などを展開していて、そこでカップルができたりという流れもあったので、ウェディングのほうも展開できたらいいな、ということがあったんですね。
――“狩りコン”も毎回、すごく盛り上がりますもんね。
小嶋 やはり協力プレイなので、ふたりでプレイした達成感みたいなものがあると、より仲よくなれるということはありますよね。
――今回のイベントは、すぐに参加者が殺到した感じですか?
小嶋 もう、予約開始からすぐに定員は埋まりましたね。トータルで200名くらいでしょうか。結婚式場のこととか、いろいろ知らない方もいるとは思いますが、ゲームをきっかけにこれでゴールインしてくれたらうれしいですよね。
――イベント限定のプレゼントとかもあります。
小嶋 これ目当てで参加する人も多いかもしれないですしね。
――このブライダルイベントは、今回の東京限定ですか?
小嶋 今回はそうです。でも“狩りコン”も、いちばん最初は1ヵ所だけでやっていて、そのあと地方にも広がったので、盛り上がりそうだったら、いろいろな場所でやっていきたいですね。
――『モンスターハンタークロス』の勢いそのものも、すごいですしね。
小嶋 300万とうたっていて、実売もそれに近いところがあるので。それくらいユーザーの方がいらっしゃったら、それはカップルもいらっしゃれば結婚する方たちもいらっしゃいますよ。僕も最近報告をいただいたのは、「出会ったきっかけが“モンハンフェスタ”で、結婚することになりました」とか。
――今回のイベントはカップルでの参加ですし、楽しそうです。
小嶋 コミュニケーションツールとして、そもそも『モンスターハンター』で友だちが増えたという人もたくさんいます。他人と仲よくなれる可能性を秘めたゲームなので、カップルでいっしょに遊べるのはもちろん、その後にお子様とも楽しめるようなゲームになればいいなと思っています。
――今後、何かこういったユーザーイベントの予定は?
小嶋 何かお客様とこういう交流を持てるようなものは、いろいろ考えています。まあいまは、今後に予定されている“フェスタ”でいっぱいいっぱいなところもありますけどね。
――イベントが目白押しなのは、ファンもうれしいところだと思います。最後にそんなファンに、ひとことコメントをお願いします。
小嶋 オンラインもおもしろいんですけど、実際に直で人と会って遊ぶと、もっとおもしろいゲームだと思います。ですので、こういったイベントにも、ふらりと来ていただければ……と。新たな狩り友ができるような、そんな内容になっているので、フラッと遊びに行くように、身構えないでも大丈夫です。基本的に『モンハン』のイベントは、かしこまったものはほとんどないですし、近所に買い物に行く感覚で、気軽に参加してもらえればと思いますね。今回のイベントでも、これをきっかけに、多くのカップルがゴールインしてもらえればうれしいです。