オトナ好みのシリアスなアドベンチャーゲーム

 D4エンタープライズは、レトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”にて、『道化師殺人事件』(PC-9801版)を本日2016年1月19日より配信した。

 以下、リリースより。


『道化師殺人事件』(PC-9801版)がレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”にて配信開始_01

■商品情報
タイトル:道化師殺人事件(PC-9801版)
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:シンキングラビット
発売日:1月19日
価格:500円(税抜)
(※キャンペーン終了後は900円(税抜)での配信となります。)

※配信サイト

 1932年8月6日、イギリス、ブライトンで殺人事件が起こった。被害者は同地に来ているサーカス団のピエロである。まだ興業はしていないが先発隊として7名の人物が来ていた。テントも張り終え、あとは開幕を待つばかりの前日、午後9時頃ピエロのシャルル・デュボワがシャワー・ワゴンで死んでいるのをブランコ乗りのメリー・マッコーランが発見し警察に通報した。死因は背中から心臓に達するナイフの一突きである。シャワーが出しっぱなしになっており、血液はほとんど洗い流されてしまっていた。凶器のナイフはナイフ投げが日頃、舞台で使用していたものであり、どうやら昨晩の午前0時から午前1時の間に殺害された可能性が大きい……。

『道化師殺人事件』(PC-9801版)がレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”にて配信開始_02
『道化師殺人事件』(PC-9801版)がレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”にて配信開始_03

 本作は1985年にリリースされたアドベンチャーゲーム。プレイヤーはロンドン警視庁から派遣された刑事となって、殺人事件の解決に向けて奔走することになります。ゲームはコマンド入力方式を採用しており、主に名詞+動詞といった形で入力しますが、カナと英語の両方に対応しています。
 本作は『鍵穴殺人事件』に続く、同社の推理アドベンチャーゲームの第二弾という位置づけとなっており、前作と同様にそのシナリオは多くのユーザーから高い評価を得ています。特に本作の二転三転するシナリオや、どんでん返しは必見。ゲーム中の伏線が、まさかこんなつながりになるとは……といった流れがあり、このあたりをぜひ味わっていただきたいところです。
 オトナ向けのアドベンチャーゲームを探しているユーザーに、プレイしてもらいたいタイトルといえるかもしれません。

※『プロジェクトEGG』とは
 PC-9801、FM-7、X1といったようにプラットフォームが乱立していた1980年代。この時期に発売されたPCゲームは、今のゲームに大きな影響を与えました。しかし記録メディアの劣化やプラットフォーム等の変化により、それらは次第に遊べなくなっています。
 D4エンタープライズでは、レトロゲームを文化遺産のひとつと考え『プロジェクトEGG』を発足しました。過去の名作をWindows上に復刻し、いつまでも楽しめるようにすること。それが『プロジェクトEGG』の役割と考えております。