海外での販売価格は約1000ドルから

 周辺機器メーカーRazerが、本日よりラスベガスで開幕した世界最大の家電ショーCESに合わせて、ゲーミングノートPCシリーズ“Razer Blade”の新製品“Razer Blade Stealth”を発表。会場にも出展されていたので、早速見てきた。

 Razer Blade Stealthは、厚さ13.1ミリで重量は1.25キログラムという軽量・極薄の12.5インチのノートPCで、QHD (2560×1440ピクセル)とUHD (3840×2160ピクセル)の2種類の解像度のモデルが存在。価格は内蔵ストレージであるSSDの容量によって異なり、アメリカでの販売価格は999.99ドルから(QHDの128GBモデル)。直販サイトでは1月末より販売予定となっている。
 なお、Blade StealthとThunderbolt 3.0で接続する別売りの外付けボックス“Razer Core”も合わせて発表されている。こちらの価格は未定で、海外では2016年前半に登場予定だ。

 というわけでBlade Stealth自体は、ヘビー寄りなPCゲームも遊べる性能を持っていた過去のBladeシリーズとは異なり、普段使いもできるようにバランスを取った構成になっている印象。バッテリーも公称では8時間もつという。

液晶:12.5インチIGZOマルチタッチディスプレイ、最大解像度2560×1440ピクセル(QHDモデル)/3840×2160ピクセル(UHDモデル)
内蔵ストレージ:128GBまたは256GBのSSD(QHDモデル)、256GBまたは512GBのSSD(UHDモデル)
CPU: Intel Core i7-6500U Dual-Core Processor (2.5 GHz / 3.1 GHz)
グラフィック: Intel HD Graphics 520
メモリー: 8GB デュアルチャンネルメモリー (LPDDR3-1866MHz)
OS: Windows10 (64ビット)
通信機能: 802.11a/b/g/n/ac + Bluetooth 4.1
ポート: Thunderbolt 3 (USB-C)、USB 3.0×2、HDMI 1.4b、3.5ミリヘッドフォン/マイクロフォンポート
その他の内蔵デバイス: カメラ(2メガピクセル)、マイク
電源: 45W USB-Cパワーアダプター / 45Whリチウムイオンポリマーバッテリー
サイズ: 13.1mm(厚さ)/321mm(幅)/206mm(奥行き)
重量: 1.25kg

Razerから厚さたった13ミリの極薄ノートPC“Razer Blade Stealth”が登場。別売りの外付けボックスで強化も可能【CES 2016】_03
▲右側の筐体が外付けボックスのRazer Coreで、Blade Stealthとは別売り。価格は未定で2016年前半に販売開始を予定している。
Razerから厚さたった13ミリの極薄ノートPC“Razer Blade Stealth”が登場。別売りの外付けボックスで強化も可能【CES 2016】_02
▲とにかく薄い。Mac Book Airより薄い。バッテリーは公称で8時間保つとのこと。

 Razer Coreは、DELLの“Alienware Graphics Amplifier”のように、グラフィックカードを内蔵したボックスを接続することで本体であるノートPCの性能を強化できるというもので、いわば昼は仕事や勉強のために使えるマシンであるBlade Stealthを、夜はハードコアなゲーマーのための野獣に変えることができるというワケだ。
 Coreは500ワットの電源を持っていて、PCI Express x16のグラフィックカード1枚に375Wまでの電力を供給可能。また4つのUSB3.0ポートやギガビットイーサネットポートなどもついており、USB-Cを通じてBlade Stealth本体を充電することもできる。Coreがいったいいくらになるのか気になるところだが、変態構成のマシンが好きな人はチェックしてみては。

Razerから厚さたった13ミリの極薄ノートPC“Razer Blade Stealth”が登場。別売りの外付けボックスで強化も可能【CES 2016】_01
Razerから厚さたった13ミリの極薄ノートPC“Razer Blade Stealth”が登場。別売りの外付けボックスで強化も可能【CES 2016】_04
▲シャーシから取っ手を引き出してグラフィックボードなどを交換可能。500ワットの電源を持ち、4つのUSB 3.0ポートや、ギガビット・イーサネットポートなどもある。