年末商戦はハード市場が活況

 ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2015年12月の国内家庭用ゲームソフトとハードの売上データを公開した。集計期間は2015年11月30日~12月27日(4週分)。


【家庭用ゲームソフト 月間売上本数】
1位 モンスターハンタークロス(3DS)カプコン 899,873本
2位 モンスターストライク(3DS)ミクシィ 636,709本
3位 妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊(3DS)レベルファイブ 309,674本
4位 Splatoon(スプラトゥーン)(Wii U)任天堂 244,957本
5位 スーパーマリオメーカー(Wii U)任天堂 240,511本

【家庭用ゲームハード 月間売上台数】
1位 ニンテンドー3DS(合計)503,619台(先月1位 ニンテンドー3DS(合計)238,602台)
2位 Wii U 253,209台(先月2位 プレイステーション4 131,581台)
(ニンテンドー3DSはニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LLを含んだ合計値になります)

【家庭用ゲームソフト メーカー別売上本数】
1位 任天堂 136.0万本
2位 カプコン 92.7万本
3位 ミクシィ 63.7万本

【2015年12月期の家庭用ゲーム市場について】
月間ゲームソフトランキングでは、「モンスターハンタークロス」(カプコン/2015年11月28日発売/ 3DS)が90.0万本を販売し、前月期に続く首位を獲得しています。累計販売本数は244.2万本に達し、約1年前に発売された「モンスターハンター4G」(カプコン/2014年10月11日発売/3DS)の5週目時点での販売本数(216.7万本)を上回る推移となっています。

新作の「モンスターストライク」(ミクシィ/2015年12月17日発売/3DS)は63.7万本を売り上げ、月間2位にランクインしています。記録的な大ヒットを見せているスマートフォンゲーム「モンスターストライク」の3DS版として大きな期待を集めてきましたが、あらためて人気の拡大がうかがえる勢いとなっています。

今回4位にランクインした「Splatoon(スプラトゥーン)」(任天堂/2015年5月28日発売/Wii U)は、月間24.5万本を販売し、発売から7ヵ月で累計販売本数が100万本を突破しました。

そのほかのソフトでは、「マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX」(任天堂/2015年12月3日発売/3DS)が月間6位に、「フォールアウト4」(ベセスダ・ソフトワークス/2015年12月17日発売/PS4・Xbox One)のPS4版が月間7位となっています。

ハード市場では、「モンスターハンタークロス」や「モンスターストライク」が牽引し、ニンテンドー3DS(3DS LL、New3DS、New3DS LLを含む)が2ヵ月連続の首位となっています。月間販売台数は4機種合計で50.4万台となり、累計販売台数がついに2000万台に到達しました。また、「Splatoon(スプラトゥーン)」、「スーパーマリオメーカー」(任天堂/2015年9月10日発売/Wii U)といったソフトの後押しも受けたWii Uが、昨年同月比で178.4%となる25.3万台を売り上げ、月間2位となっています。

年末商戦はハード市場が活況となりましたが、2016年1月期は、「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」(スクウェア・エニックス/2016年1月28日発売予定/Vita・PS4・PS3)や、「龍が如く 極」(セガゲームス/2016年1月21日発売予定/PS4・PS3)といった注目のタイトルがソフト市場に登場します。年度末までまだまだ有力作品が控えているだけに、ハード・ソフト市場あわせてゲーム市場の盛り上がりが期待されます。

※ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。2種類以上のバージョンや周辺機器・本体などとの同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。また、発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています。