待ってました! シリーズ最新作!!

 2015年12月19日と20日に、千葉・幕張メッセにて行われた“ジャンプフェスタ2016”。そのスクウェア・エニックスブースには、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の試遊台がいち早く設置されていたぞ。『ジョーカー』シリーズ3作目となる本作なので、ある程度の予想はつくとはいえ……新システムの変化などは気になるところ。さっそくそのあたりを、試遊しながらチェックしてみた!

 最初にお伝えしておくと、今回用意されていた『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の体験版は、限られたフィールドでの冒険ができる仕様。最初に用意されているモンスターは、キラーパンサーとイルカちょうちんの2種類だが、フィールドにいるモンスターはすんなりスカウトできるので、早々に最大4種のモンスターパーティを作ることができる。基本的な操作や仕組みはシリーズの流れを汲んだものなので、遊んだ経験がある人なら違和感なく遊び始められる。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の試遊台が“ジャンプフェスタ2016”に登場! モンスターへのライドが楽しい!!_01
▲試遊待ちの列はできていたものの、試遊台の数はタップリ。おかげで回転は早め! ちなみに、画面左に写っているのは、なぜかここの鎮座していた等身大のゴールデンスライム。

ライドはマジ爽快! 一度乗ったら戻れませんよ?

 さて、本作でもっとも気になる点といえば……モンスターに乗れる“ライド”システムだ。これを試さなくてどうするか! とばかりにさっそく、ライドしてみることに。ちなみに、ライドできるモンスターはニンテンドー3DSの十字ボタンに対応しており、瞬時に選ぶことができる親切設計はいい感じでした。

 最初はイルカちょうちんに乗ってみる。だが、正直「んん?」といった印象。平たく言えば、ちょっと動きがトロいのだ。そして、気づく。これ、たぶん海とかで乗ったほうがいいヤツだ、と。というわけで、キラーパンサーに乗ってみたら……いやあ、これ、気持ちいいです。キラーパンサーの身体が大きい影響もあるのだろうが、移動速度がかなり早く感じる。てか、実際早い。また、ジャンプもけっこう派手に飛んでくれちゃうので、もしかしたら、小型のモンスターならジャンプで飛び越えられるのかな? と思ったり。残念ながら、これは執筆している瞬間に思ったことなので、ぜひ体験版に触れる機会があればチェックしていただきたい。

 そして、事前にライド中でもモンスターを攻撃できることは聞いていたので、さっそくキラーパンサーで試してみる。キラーパンサーの場合は噛みつき攻撃だ。この攻撃がモンスターにヒットすると、いわゆる“ピヨり”状態に。その隙を突いて戦闘に突入すると、先制攻撃が確定した! こりゃナイスですよ。簡単にスカウトできそうな弱いモンスターを相手にするときは、ガンガン使っていくとよさそうな気配だった。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の試遊台が“ジャンプフェスタ2016”に登場! モンスターへのライドが楽しい!!_02
▲地形の高低差の影響で、とても高く感じるキラーパンサーのジャンプ!
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の試遊台が“ジャンプフェスタ2016”に登場! モンスターへのライドが楽しい!!_03
▲こうやってライドモンスターで敵に攻撃してから、戦闘に入りましょう!

体験版にはちゃんとボスもいました!

 体験版のフィールドには、けっこうな数のアイテムがあちこちに落ちている。製品版ではどうなるかわからないが、この調子なら、かなり冒険はラクに進められそうだ。ただし、徘徊しているモンスターに要注意。体験版では、明らかに大きなサイズのデンデン竜がフィールドで眠っていたのだが、これが「体験版の試遊時間で勝てるの!?」という感じの強さ。筆者はスカウトに失敗し(アイテムなしで3%くらいのスカウト率でした)、仲間が1匹倒された時点で早々に逃げたので、あくまでも強さは予想だが、これを仲間にできていたらボスなど一瞬で倒せただろう。たぶん。

 そうそう、ボスモンスターにも言及しなければ。体験版の舞台はフィールドを限定したものなのだが、ちゃんとボスモンスターが用意されている。試遊できる時間は15分程度だが、平均レベル5程度のパーティで倒せたので討伐は可能。ボスの名前は“大食王ボーショック”。目つきの悪いオークのようなモンスターで、ビッグハットを2匹連れていた。なお、討伐後には「製品版でリベンジをする」的な発言も残していたので、製品版では彼のリベンジも見どころになるかもしれない。

ステージのギミックもいろいろ!

 また、フィールドを歩いているときに、本作の主人公が持つ便利道具、リアクターが反応する瞬間があったことも、みどころのひとつだった。反応のあった付近で下画面右下のリアクターアイコンに触れ、リアクターを起動。主観カメラモードで周囲を見回すことでステルスボックスを発見できた。ちなみに、このリアクターを使ってモンスターを見れば、かなり詳細なデータを確認できることは、製品版を遊ぶ前に知っておくといいはずだ。

 なお、ステルスボックスの中に入っていたのは、“招きのペンダント”というスカウトしやすくなるアクセサリー。体験版ということで、大盤振る舞いアイテムなのだろうが、こういったアクセサリーはきっと製品版にもあることだろう。超欲しい!

 短いプレイ時間ではあったが、それでも本作の新要素に関してはあらかた触れられる仕様となっていた『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の体験版。いろいろと遊びやすくなっているようなので、これまで以上にモンスターの育成、そして最強パーティを構築するまでの試行錯誤に時間を費やせる気がしてならない。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の試遊台が“ジャンプフェスタ2016”に登場! モンスターへのライドが楽しい!!_04
▲なぜか『ドラゴンクエストビルダーズ』のイベントで、本作のパッケージイラストが公開されていたぞ! これがどんな雰囲気になるのか!?

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3
メーカー スクウェア・エニックス
対応機種 3DSニンテンドー3DS
発売日 2016年3月24日発売予定
価格 5250円[税抜]
ジャンル RPG