『New みんなのGOLF』“キャプチャー・ザ・フラッグ”(仮称) を体験!

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアから2016年に発売予定のプレイステーション4用ソフト『New みんなのGOLF』。2015年12月5日~6日に、アメリカ・サンフランシスコで開催されたプレイステーションの祭典“PlayStation Experience 2015”でプレイアブル出展された『New みんなのGOLF』。現地で出展されたものと同じバージョンをプレイした、『みんGOL』大好き編集者“レンジャ隊”のみどレンジャ(大塚角満)が、プレイインプレッションをお届けします!

●我が青春の『みんGOLオンライン』の記憶が蘇った!!

 いまから11年ほども昔、俺はファミ通.com(つまりこのサイト)で、同僚の4人とともに“あるゲーム”の連載コラムを書いていた。まだWi-Fiも無線LANも一般的になる前、ようやく“ブロードバンド”という言葉がチラホラと新し物好きの口の端に載せられるようになってきた……という時代のことだ。

 このころ、世界のゲーム業界を先頭で牽引していたのは、まぎれもなくプレイステーション2だった。性能も、思想の先進性も、そしてそこから生み出されるコンテンツもズバ抜けていて、誰も彼もがこのハードに飛びついていた。俺と、前出の4人ももちろんそうだ。

 そんなプレイステーション2で新たな試みとして、ブロードバンドネットワークに接続できる“ネットワークアダプタ”と、それに対応したソフトが発売されることになった。そのうちのひとつは、MMORPGの金字塔、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXI』。そしてもうひとつが、プレイステーションを黎明期から支えてきたゴルフゲーム『みんなのGOLF』をオンライン対応にした『みんなのGOLF オンライン』だった。当事、ファミ通のニュースチームという最先端にもっとも近い場所にいた我々5人は速攻でネットワークアダプタを購入し、ブロードバンドにつないで、海のものとも山のものともつかない『みんGOLオンライン』のβテストに参加した。……そしてわずか数分で恋に落ちたのだ。

 ネットの向こう側にいる、顔も本名も知らない、でもNPCとは違う血の通った人々。そんなプレイヤーと同じ大会に参加し、1打1打で目まぐるしく変動する順位を見て一喜一憂する--。そして大会が終われば、かわいらしいアバターをピコピコと操作しながらロビーに集合し、「あそこでのイーグル、すごかったね!!」、「またいっしょに大会に出ましょう!」なんて、すぐに打ち解けてチャットに興じた--。

 これがほぼ初めてのネットワークゲーム体験だったので、多分に美化されている……という部分はあるかもしれない。でも、このときの記憶が思い出補正で100倍に膨れ上がっているとしても、いまだこのときに覚えた感動と未来への予感に匹敵するゲームシーンには、出会っていないんじゃないかと思う。

 この楽しさを、どうにかしてたくさんの人に伝えたい……!

 そう思った俺たち5人は知恵を絞り合い、冒頭で書いた連載コラムを始めることにしたのだ。そういう意味では、俺のキャリアの出発点は間違いなく『みんGOLオンライン』である。もしもこのゲームがなかったら、その後の『逆鱗日和』も『熱血パズドラ部』も絶対に存在しなかったと断言できるわ。

 そんな『みんGOLオンライン』は、惜しまれつつも約2年でサービスを終了し、その後の作品に思想を受け継いでいくことになる。この12年で、ハードはプレイステーション2からプレイステーション3へ、そしてプレイステーション4へと代替わりをし、それに比例するように『みんGOL』シリーズも、より派手に、豪華に進化を遂げていった。

 しかし誤解を恐れずに言うが、初めて『みんGOLオンライン』に触れたときの驚きと感動に匹敵するものをその後のシリーズ作品で感じられたか……と問われれば、それは「NO」と答えるしかないかもしれない。おもしろいのは、間違いない。買って損をすることなど、あるわけもない。でもあのときに感じた、ついつい叫びたくなる狂おしいほどのワクワク感は、ついぞ覚えることがなかったと思う。

 そんな、『みんGOLオンライン』の終了から10年--。ついに時が動き出す--!