“GRAVITY DAZE”の進捗状況も語られた記者会見の模様をリポート

 ソニーコンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、2015年12月10日発売のプレイステーション4用ソフト『GRAVITY DAZE』の発売を記念して、2015年12月8日21:00〜12月10日0:00までの27時間生番組をニコ生で放送。番組開始から19時間目となる16時より、ゲームメディア&視聴者合同記者会見が行われた。世界初公開となる『GRAVITY DAZE 2』の実演プレイも公開された記者会見の模様をお届けする。

『GRAVITY DAZE』27時間生放送でゲームメディア&視聴者合同記者会見を実施! 『GRAVITY DAZE 2』の実演プレイも世界初公開_01
▲SCEJA最上階フロアに用意された27時間放送スタジオ兼合同記者会見場。写真左より、外山圭一郎氏(『GRAVITY DAZE』シリーズ クリエイティブディレクター)、五十峯誠氏(『GRAVITY DAZE』プロデューサー)、司会進行役の北尾泰大氏(SCEJA)、アシスタントの遠藤舞さん

 会見の司会進行は、本作のプロモーションを担当する北尾泰大氏(SCEJA)が務め、シリーズのクリエイティブディレクターを務める外山圭一郎氏と、プロデューサーを務める五十峯誠氏が登壇。まずは2015年12月10日に発売されるPS4版『GRAVITY DAZE』の紹介が行われた。

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▲PS4にプラットフォームを変えることでグラフィックが大幅に向上。1080P/60fpsによる滑らかな動きが体験可能となっている。
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▲PS Vita版では追加コンテンツとして販売していた三種のDLCをあらかじめ収録。大ボリュームの追加ミッションを最初から遊べる。
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▲600点以上のイラストや設定画を閲覧できるギャラリーモードを新設。細かな描き込みまで拡大して閲覧することができる。

 続けて、五十峯プロデューサーより、“GRAVITY DAZE PROJECT”に関する進捗状況の報告が行われた。プロジェクトの第一弾は、ソニー・ウォークマンとのコラボレーションプロジェクト。ハイレゾ対応ウォークマン“NW-A25HN”と『GRAVITY DAZE』とのコラボレーションモデルは、田中公平氏が手掛けるシリーズの全楽曲がハイレゾ音源でプリインストールされている、ファン垂涎のアイテム。また、同じくソニー製のハイレゾリューション・オーディオ対応ステレオヘッドホン“MDR-100A”も、『GRAVITY DAZE』コラボレーションモデルが発売されている。さらに続けて、9月に発表されていたアニメ化に関する続報も紹介。こちらは大手アニメ制作会社の手により、2016年の公開を目指して鋭意制作中とのこと。

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▲2015年9月15日に行われたSCEJAプレスカンファレンスの発表後に、フィギュア化やスペシャルアニメーションの制作などを行うプロジェクトとして企画がスタート。
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▲これまでハイレゾ未体験の五十峯プロデューサーは、実際に今回のウォークマン+ヘッドホンでハイレゾ音源を視聴したところ、思わず「うわっ」と声をあげてしまうほどの衝撃を受けたと、その凄さを語っていた。
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▲現在制作中のアニメーション作品では、GRAVITY DAZE』のエンディング後から『GRAVITY DAZE 2』の始まりまでの、数ヵ月の出来事が描かれているとのこと。

『GRAVITY DAZE 2』実機を使っての実演プレイを世界初公開!

 PS4版『GRAVITY DAZE』と“GRAVITY DAZE PROJECT”の紹介が終わったところで、いよいよ世界初公開となる『GRAVITY DAZE 2』の実機による実演プレイの時間がやってきた。実演を行う前に、外山氏の口より、今作のキーワードや新要素、ストーリーの触り部分などが語られた。

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▲今作のコンセプトをあらわすキーワード“LIVELY EXPERIENCE”。これは元々、LIVELYイベントやLIVELYアクションといったゲーム中の特定の仕様をあらわす言葉として使っていた“LIVELY”という言葉の持つ意味が、本作の躍動感、方向性をあらわすのにピッタリだったことから、コンセプトワードとして用いられることに。
▲『GRAVITY DAZE 2』の舞台は、南米の日差しが強い街のような、エスニックな雰囲気が漂う街となっている。ヨーロッパの陰鬱な街並みを再現していた前作とはうって変わって、鮮やかで活気にあふれた街並みが再現されている。
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▲巨大な街そのものが敵になるという、大がかりな仕掛けも用意されているとのこと。
▲前作のメインキャラクターはほとんど登場するうえ、さらに新キャラクターも多数登場することで、壮大なストーリーが描かれている。
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▲前作のライバルであった“クロウ”も、今作ではキトゥンパートナーキャラクターとなって登場。プレイヤーキャラクターのキトゥンの動きにあわせて、アシストをしてくれたり、必殺技を同時に放ってくれたりと、重要な存在となっている。
▲今作は、ヘキサビルで謎の消失事件に巻き込まれて、異次元に飛ばされてしまったキトゥンが重力操作能力を失ってしまい、辺境の採掘稼業の集落で過酷な労働生活を送るという場面から物語が始まる。

 ひととおりの作品説明が終わったところで、いよいよ外山氏の手による実機での実演プレイ開始。活気あふれる港街の舞台にグラビティ・キトゥンが降り立ち、新たな冒険の一端を見せてくれた。

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▲前作を遊んだユーザーの、「もっと街に関わっていきたい」との声により、“ジェスチャーアクション”を追加。“あいさつ”や“両手を振る”、“あぐらをかく”などのアクションをすると、街の人のリアクションをしてくれる。この“ジェスチャーアクション”は、ストーリーを進めるごとにパターンが増えていくとのこと。
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▲前作で、PS Vitaの機能としてあったスクリーンショット機能を使い、ユーザーが自発的にいろいろな場面を撮影して楽しんでいたことをうけ、今作では専用の“フォトモード”をゲームに導入。
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▲“フォトモード”では、フォトアイテムというさまざまなオブジェクトを自由に配置して、さらに“ジェスチャーアクション”を組み合わせた自撮り撮影を楽しむことも可能。今後はフィルター効果なども追加予定。
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▲街の遠景の描画や、空中を行き交う飛空艇もパワーアップ。飛空艇たちはそれぞれきちんとした航路を進行しており、進路を塞ぐとクラクションを鳴らされたり、渋滞が起こったりすることも。

 今作では、幅広いアクションを楽しめる“アトリビュートチューン”を導入。これは、重力の特性を変化させることにより、前作でのシンプル操作により爽快感はそのままに幅広いアクションを楽しめる新要素となっており、ふたつのチューンが用意されている。“アトリビュートチューン”のひとつ、“ルーナ(Lunar)チューン”は、重力特性が軽くなることで、重力エナジーを消費することなく高速移動が行えるようになる。また、重力キックがショートワープをくり返す“ワームホールキック”というものに変化。与えるダメージは減るものの、追尾制が高くなるので、初心者にもおすすめの技になっている。
 もうひとつの“ユピトール(Jupiter)チューン”は、大量の敵を相手にするときに威力を発揮するチューンで、重力キックが、パワーを溜めてくり出す“重力波動キック”に変化することで、周囲の敵を一度に巻き込んで倒すことも可能。また、敵の強力な攻撃をガードできる能力が加わっており、さらにガードからの反撃アクションで敵を粉砕することもできる。周りのオブジェクトを持ち上げて敵に投げつける技の“重力グラブ”も、周りのオブジェクトを粉砕して巻き込み、大きな重力弾を作り出すものにパワーアップ。このように、操作方法は変わらないものの、ふたつのチューンにより技の特性や性質が変化することで、プレイヤーのスタイルにあわせた、より多彩な攻略が期待できるものとなっている。

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▲重力の強さによって特性が異なる“アトリビュートチューン”は、ノーマル状態より軽い“ルーナチューン”と、重くなる“ユピトールチューン”のふたつを用意。
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▲戦闘時には、クロウがパートナーキャラクターとしてプレイヤーキャラクターをアシストしてくれるように。キトゥンのくり出す技にあわせて、さまざまな行動をしてくれる。