5つのカテゴリで新製品が登場!
サムスン電子ジャパンが、2015年12月8日に都内の本社で、Galaxy新製品の発表会を開催。新製品ラインアップ紹介のほか、今後の事業展開なども発表され、またタッチ&トライコーナーではいち早く新製品を体験することもできた。そのイベントの模様をリポートしよう。
発表会ではまず、サムスン電子ジャパンの代表取締役 最高執行責任者である堤弘幸氏が登壇。新製品の概要を説明した。ラインアップは、Galaxy A8、Galaxy Active neo、Gear S2/Gear S2 classic、Gear VR、Galaxy Viewの5製品だ。
最初に紹介されたプロダクトは、主軸となるスマートフォンの新製品Galaxy A8。その特徴はau史上最薄となる薄さ6.0mmのボディに、約5.7インチの大画面を搭載していること。また大容量バッテリー、ハイクオリティカメラなども注目の機能だ。ステージでは堤氏が、ポケットから実機を取り出して、その特徴をアピール。発売は12月中旬を予定しているという。
またスマートフォンの新製品としては、11月12日に発売ずみのタフネスモデルGalaxy Active neoも紹介された。コンパクトでシンプルな設計で、壊れにくく防水仕様となっている点がセールスポイントだ。
スマートフォンに続いて紹介されたのは、ウェアラブル端末のGear S2/Gear S2 classicだ。時計としてはもちろん、心拍数測定や歩数計測など、多彩な機能を持ち、Andoroid OS対応なのでスマホとの接続も可能。カジュアルなGear S2、ベーシックなGear S2 classicと、ふたつのデザインを選べる。
こちらは12月18日発売予定。全国のドコモショップやauショップ、家電量販店にて販売されるほか、新たな販路として、オンラインストアのAmazonでも販売される予定とのことだ。なおここでは、NTTドコモやKDDIからの、同プロダクトへの期待を込めたビデオメッセージもスクリーンで紹介された。
続いてはゲームファンも注目の、VR(ヴァーチャル・リアリティ)システム、Gear VRがいよいよ登場。これはゴーグル型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)にそのままスマートフォンを装着して、VRコンテンツを楽しめるプロダクト。サムソン電子とOculusが共同開発してきたプロジェクトで、その最新バージョンモデルが、12月18日に発売決定したことが発表された。
従来のバージョンとの大きな違いは、さらなる軽量化と、装着のフィット感の向上を実現できたこと。なお現在、130以上のコンテンツが開発中とのことだ。Gear VRの実勢価格は15000円前後となる。
最後に紹介されたのは、Galaxy View。ひとことで言うと、大画面のマルチメディア端末で、OSはAndroidを搭載している。モニターサイズはなんと18.4インチ。“大画面&ポータブル”という二者択一のユーザーの要求を融合させたデバイスで、固定スタンドが、持ち歩く際の取っ手になるようなユニークなデザインも特徴的だ。
5つの新製品が説明されたあとは、今後のパートナー企業との展開などが、堤氏から語られた。ひとつの例として挙げられたのが、12月14日から16日まで、六本木ヒルズアリーナで開催されるクリスマスイベント“trees of everyone by Android”。ここで使用されている端末のほとんどが、Galaxyだという。
そして最後は、Andoroidとの提携を強調するようなCM映像に続き、提携企業のひとつであるC CHANNELからのビデオメッセージもスクリーンで流され、堤氏のプレゼンは終了となった。
新製品コンセプトは5つの“S”
堤氏に続いては、プロダクトグループの糸櫻幹推氏が登壇し、補足として新製品の詳細を説明。ここではスクリーン映像での図解なども多用され、より多角的に、プロダクトのコンセプトや特徴が示された。堤氏が各製品を括った言葉は、“S”。5製品なので、5つの“S”をキーワードとして、新製品がアピールされた。
その内容を要約すると、まずひとつ目は“Slim(スリム)”。これはGalaxy A8の特徴である、薄さを表現している。壇上では加えて、片手操作のしやすさなどもアピールされた。つぎはGalaxy Active neoの“Strong(ストロング)”。この製品は、頑丈で防水仕様というタフさが特徴だ。Gear S2/Gear S2 classicのキーワードは“Stylish(スタイリッシュ)”。ふたつのモデルを選択できるが、どちらも洗練されたデザインとなっている。Gear VRは、“Spectacle(スペクタクル)”がキーワード。最新のVRシステムで、いままでにないスペクタクルなVR映像が体験できるはずだ。そしてGalaxy Viewは“Surprise(サプライズ)”。確かにこのサイズのデバイスは驚きとも言えそうだ。
堤氏と糸櫻氏による新製品紹介終了後は、質疑応答タイムに続きフォトセッションが行われ、発表会は終了。その後に行われたタッチ&トライコーナーも、最新スマートフォンやVRシステムが展示され、多くの来場者が体験プレイを楽しめた。発表された多くの新製品が12月中旬からのリリースとなるが、そのスタートダッシュには大いに注目だ。