歴代のガンプラを余すところなく展示!
ガンプラ(『ガンダム』シリーズのプラモデル)の大型イベント“ガンプラ EXPO ワールドツアージャパン 2015”が、2015年11月20日~23日に、秋葉原 UDXとベルサール秋葉原の2会場で開催。今回のテーマは、「ガンプラの未来がここにある!」。今年35周年を迎えたガンプラの世界が、この先どう進化するか、“未来のガンプラ”の姿をさまざまな展示・イベントで体験できる内容となっている。
その開催に先駆けて、関係者&メディア向け内覧会が、2015年11月19日に秋葉原 UDXにて行われた。その模様をリポートしよう。
入場すると、まず正面の大きな看板とご対面。その先には壁にモニターが設置されており、ガンプラの歴史が映像で紹介されていた。ひととおり予習したところで、ゲートをくぐっていよいよ展示スペースへ。さっそく大量のガンプラがショーケースに飾られており、圧倒される。順路の流れとともに、ガンプラの歴史を追ってカテゴリーごとにモデルが展示されているようで、最初のコーナーは“GUDAM BUILD FIGHTERS”、つぎは“MOBILE SUIT GUNDAM THE ORIGIN”だ。以降も、カテゴリーの説明パネルに続いてそのタイプのガンプラが展示されるという構成が続き、大量のガンプラを間近で見て楽しめることができた。
新作アニメほか、多彩な企画コーナーが!
順路を進んだ中盤では、ひときわ大きなモニターで、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』がアピールされていた。これは12月25日より有料配信予定のオリジナルアニメ。『ガンダム』シリーズ初となるEST配信サービス(視聴期限のないセル型配信サービス)となり、もちろんガンプラも大々的に展開される予定だ。
さらに進んだ先にあったのは、著名人がデザインしたガンプラコーナー。ここでは実際に著名人が考えたガンプラモデルと、コメントなどが展示されていた。いずれも当人の“ガンプラ愛”がしっかり感じられる内容で、多くの来場者が彩色などの細部までをチェックしていた。
なおこのあたりのエリアからは、展示されるガンプラも、序盤よりややグレードアップ。モデルのスケールも大きめで、最新のゴージャスなタイプのガンプラが目立っていた。
続いては、一般ファンが作成したガンプラの展示コーナーとなった。ここに置かれた作品は、ガンプラ作りのチャンピオンを決める大会に出展される作品とのことで、どれもこれもかなりのクオリティー。ちなみに今回のイベント会期中に、トップの作品が決定し、日本代表としてガンプラのワールドカップに挑むことになるとのことだ。
最後は実物大ガンプラの作成ショー!
展示会場の最後に待ち構えるのは、広々としたステージ。ここでは実物大のガンプラを作成するという設定で、ショーが楽しめるという趣向になっている。派手なネオンで彩られたステージ中央からは、巨大なガンダムの頭部が出現。コンパニオンの呼びかけで飛び入りの来場者が協力することで、ガンプラが無事に完成、というのがショーの流れだ。
イベントのフィナーレを飾るステージだけに、迫力と盛り上がりは十分。とくに巨大なガンダムヘッドはかなりインパクトがあり、来場者からは大きな歓声が上がっていた。
ステージを抜けると物販スペースがあり、先に進むとそのまま出口へ。内覧会なのでまだ整理はされていなかったが、限定商品などが置かれ、レジも設置されると思われる。関連商品のゲームソフトも買えるようだ。
内覧しての印象は、とにかく大量のガンプラをチェックできるのが楽しいし、全体的な歴史もわかる、ということ。もちろん最新情報もバッチリ公開されているし、なにより最後のステージは一見の価値ありだ。ガンプラのマニアはもちろん、これからという入門者にも十分楽しめるイベントだと思うので、興味をお持ちの方はぜひ足を運ばせてみては?