異界の地より、ウォーロックが降臨!
2015年11月25日、ハンゲームが運営するPC用MMORPG『ECHO OF SOUL』(以下、『EOS』)に大型アップデートを実施し、新クラス“ウォーロック”が追加される。そのアップデートの詳細を、日本運営プロデューサーなどスタッフのコメントも交えつつ紹介していこう。
“Episode 1.5”と題された今回のアップデート。最大の目玉はやはり、新クラス“異界の追撃者 ウォーロック”だ。はたしてどんなキャラクターなのか? まずはその設定&背景からチェックしていこう。
基本的な立ち位置としては“故郷を滅ぼしたカキックスに復讐を誓う追撃者”という設定。『EOS』のメイン舞台とは異なる世界“ベルギカ”に住むプルト族の戦士で、カキックスから奇襲を受け、長老から託された希望として開かれた次元の門を通り、『EOS』の世界に登場するというのがストーリーの流れだ。ちなみにキャラクターボイスは、名優の小山力也氏が担当!
その冒頭に準じて、ほかのクラスとは違って“カルディラ”という地からチュートリアルがスタートする。奇襲を受けた状態のこの地でクエストをこなしながら基本を学び、一定レベルに到達した時点で晴れて『EOS』に参戦することになる。
続いては、キャラクターメイキングについて。顔や髪型は、ほかのクラス同様に多数のバリエーションがあるが、特徴的なのは、ボディカラーにいわゆる“肌色系”がないことだ。いかついタイプが多い顔のパーツとも併せ、ちょっと人間離れした異形のキャラクターも作り出せそう。
使用武器は“妖剣”で防具は“ローブ”、スペシャルパーツは“肩章”となる。それぞれのアイテム数は他クラスと同程度とのこと。
「リアルの人間とはけっこうかけ離れた顔かたちのクラス。他クラスのような人肌の色がなく、ダークエルフっぽいイメージの種族ですね」(鈴木氏)。
ふたつの特性を使い分けて活躍!
新クラスの設定や見た目はもちろんとして、やはり気になるのはその能力だろう。本作ではレベル10に達すると2タイプの特性を切り替えられるようになるが、“ウォーロック”の場合は“呪術”と“降霊”を選択できる。
“呪術”タイプは、持続ダメージを与えるスキルを多く持つ遠距離型。スキルのクールタイムや効果時間などをつねに頭に入れて管理する必要があり、一定以上の操作レベルを必要とする上級者向けだ。いっぽう“降霊”タイプは、自己強化スキルを駆使し、連続攻撃と近距離戦を得意とする。こちらも効果的なスキル連携など操作量が多く、使いこなすにはそれなりの慣れが必要だろう。
「遠距離型と近接型が混ざった初めてのクラスで、どちらの特性を選ぶとしても、操作難度はけっこう高めだと思います。スキルの的確な切り替えがポイントとなるでしょうね」(鈴木氏)。
各タイプのスキルの特徴や連携での攻撃パターンを具体的に紹介しよう。まずは“呪術”タイプ。このタイプは対象に呪いをかけてダメージを与える攻撃が主軸となる。呪い系のスキルは、持続するほど多くのダメージを与えられるので、いかにスキルをかけ続けられるかがポイントとなる。
“降霊”タイプは、自分をパワーアップさせたうえで、接近戦でバトルに挑むのが基本。敵を攻め立てつつ有効なスキルを重ねて、最後に攻撃力が高まるスキルを自分にかけ、トドメを刺す戦闘スタイルが主軸となる。
以下に各タイプのスキルの一例と、使用パターンを紹介しよう。
【呪術】
・ルインカース
対象に12秒間、3秒ごとに呪いのダメージを与える。3秒ごとにダメージは10%増加していく。
・イーブルスピリット
魔力玉が対象に攻撃力の211%のダメージを与え、12秒間、2秒ごとに15.3%の持続ダメージを与える。
・デスオーメン
対象に注入した魔力が5秒後に爆発し、攻撃力の243%のダメージを与える。
・サクリファイス
対象に304%のダメージを与え、12秒間、2秒ごとに攻撃力の26.9%の持続ダメージを与える。
・カースネル
対象に45秒間、5秒ごとに呪いのダメージを与える。最初のダメージは攻撃力の41.2%で、5秒ごとにダメージが10%増加する。
・カースマインド
対象に攻撃力の260%のダメージを与える。行動を中断して、即発動できる。
【降霊】
・降霊術-八咫烏
攻撃速度が10%上昇、受けるダメージが20%減少し、降霊特性攻撃スキルのクールタイムが50%短縮される。また発動スキルを使用時、スキルによって魔力が50または80回復する。
・降霊術-般若
攻撃力が20%上昇し、受けるダメージが20%減少する。
・降霊術-夜叉
クリティカル発生が10%上昇し、受けるダメージが20%減少する。すべてのスキル発動確率が100%上昇し、敵にクリティカル命中時、スキルによって魔力が50または80回復する。
・ソウルブレイク
対象に攻撃力の187%のダメージを与える。
・ダークブレイド
ソウルブレイクの使用が発動条件。対象に攻撃力の83%のダメージを与え、10秒間、クリティカル発生を2%減少させる。この効果は最大5回まで重複でき、そのたびにダメージが30%ずつ増加する。
・ソウルシーザー
対象に攻撃力の187%のダメージを与え、10秒間、自身の攻撃力を3%上昇させる。この効果は最大5回まで重複できる。また対象にダークブレイドの効果がある場合、その1個を除去してクールタイムを初期化する。
・デスティニー
対象にソウルシーザーの効果があることが発動条件。ソウルシーザーの効果1個を除去し、対象に攻撃力の187%のダメージを与える。ソウルシーザーの効果ひとつにつき、20%ずつダメージが増加する。
スキルのコンボパターンを解説してくれたのは、ゲーム事業部の井上氏。呪術タイプの場合は、“ウォーロック”を代表する呪いスキルである“ルインカース”をベースに、その効果を切らさずに“イーブルスピリット”などのほかの呪い系スキルを重ねがけすることが重要とのこと。「スキルの連続で相手を攻めるぶん、魔力回復にも気を配りたいですね」(井上氏)。
降霊タイプでの井上氏のオススメコンボは、まず“降霊術-八咫烏”を自分にかけ、“ソウルブレイク”を4発打ち、“ダークブレイド”につなげる。その後“ソウルシーザー”を5発重ねたあと、“降霊術-般若”で攻撃力を上げ、“デスティニー”でフィニッシュ。「発動条件を満たしてつぎのスキルにつなげる流れが基本です。最後は“降霊術-般若”をかけた状態で大ワザ発動ですね」(井上氏)。
いずれの特性においても、豊富なスキルが用意されている“ウォーロック”。ここで紹介しているコンボはほんの一例なので、自分だけの技のコンビネーション、勝利の方程式を探して、さまざまなスキルを試してみてほしい。
アップデート要素はほかにもたっぷり!
最新アップデートでは、この新クラスのほかにも盛りだくさんの内容が追加される。なかでもふたつの新ダンジョンに注目したい。“赤い要塞”はレドビーに帝国軍が建設した要塞で、“破壊されたカルディラ”は“ウォーロック”が追われた故郷が舞台だ。いずれもノーマル難度でアイテムレベル934以上が必須となる。
「“破壊されたカルディラ”は、別次元で力をつけた“ウォーロック”が故郷に戻って復讐に挑むという、燃えるストーリー設定になっています」(鈴木氏)。
ほかにはPvPの2ndシーズン開始に伴う上位装備追加、無限ダンジョンの段階アップ、封印石の上限値開放などを実施。また新クラス追加を踏まえて、多彩なイベント・キャンペーンなどの展開も予定されている。なかでも注目は、“ウォーロック育成スタンプラリー”で、これはいち早くウォーロックを強化したいユーザーにはオススメだ。
なお、新クラス“ウォーロック”特別プロモーションとして、「声優の小山力也氏といえば『24』のジャック・バウアー!」ということで、ジャック・バウアーのものまねに定評のある(?)お笑いコンビ・どきどきキャンプの岸学さんをフィーチャーしたWeb広告も展開される。取材時には詳細が確定していなかったが、何でもコンテンツ内で、岸さんに「24時間以内にレベル60を達成せよ!」という指令が課されるとのこと。詳細については、2015年11月26日に公開予定の特設サイトをぜひチェックしてほしい。
「ふつうにプレイしたら24時間でレベル60にするのは不可能だと思いますが(笑)、一定の条件を達成するごとにご褒美アイテムをプレゼントしたりする予定なので、がんばってほしいですね。育成スタンプラリーではレベル上げに便利なアイテムも手に入りますし、何とかなるかなと考えてます」(鈴木氏)。
待望の新クラスが追加される『EOS』。同時に実施されるアップデート、そしてキャンペーンやイベントの数々にも、大いに期待が高まる。“ウォーロック”の参戦で、『EOS』は確実に、新たな次元に進化する!!