生アフレコやライヴで大盛り上がり!

2015年10月25日、東京都江東区の豊洲PITにて、アニメ『金色のコルダ Blue♪Sky』のイベント“金色のコルダ Blue♪Sky 全国学生音楽コンクール”が開催された。ステージでは、アニメキャストによる生アフレコやライヴなど、魅惑の“マエストロフィールド”が展開。音楽劇のキャストも参加しての、にぎやかな催しとなった。今回は、夜の部の模様をお届けする。


オープニングテーマ『WINGS TO FLY』でキャストが登場

オープニングライヴで披露されたのは、キャスト全員による『WING TO FLY』。今回のイベントでは、星奏学院、至誠館、神南、横浜天音の各校の生徒を演じるキャスト11名が集った。
高木礼子(小日向かなで 役)
福山 潤(如月響也 役)
小西 克幸(如月 律 役)
内田夕夜(榊 大地 役)
水橋かおり(水嶋悠人 役)
伊藤健太郎(八木沢雪広 役)
森田成一(火積司郎 役)
岸尾だいすけ(水嶋 新 役)
石川英郎(土岐蓬生 役)
日野 聡(冥加玲士 役)
増田ゆき(七海宗介 役)






















人気シーンが蘇る! 生アフレココーナー

続いて、名場面をステージで再現するアニメ生アフレココーナーへ。司会は水橋かおりさん、増田ゆきさんが担当。まずは、8話の『気高き薔薇のブリランテ』のワンシーンから。高木礼子さん、小西克幸さん、石川英郎さんがスタンドマイクの前へ。背の高い男性陣と、小柄な高木さんとのマイクの位置に、会場からは「かわいい」と声があがっていた。演じるシーンは、全国学生音楽コンクールのセミファイナル、神南トリオの演奏。石川さんの「アブサントの紡ぐ音色とともに」のセリフからマエストロフィールドが展開。聴衆がウットリする場面では、待機中のキャスト陣から「最高だぁ~」、「赤いバラだー」などとガヤが入り、会場を沸かせていた。
おつぎは12話の『青空のグランド・フィナーレ』のシーンへ。今度は水橋さん、増田さんも出演するため、司会を石川さんに交代。ファイナルに出場する星奏学院のメンバーが円陣を組む場面から、演奏中のマエストロフィールドで冥加が女神かなでに救われるシーンまで。冥加の名セリフ「俺の、ファムファタル」の後、ほかのキャストも「いや、俺のファムファタル」、「いや、俺の」とアドリブが入って、会場も大盛り上がり。
伝説のラジオ番組復活!
バラエティーコーナーは内田夕夜さん、石川さんがパーソナリティーを務める『金色のコルダ Blue♪Sky Radio』のイベント出張版。おふたりによる、甘いセリフの囁きから幕を開けた。ゲストは、伊藤健太郎さん、森田成一さん、岸尾だいすけさん、日野 聡さん、増田さん。最初のコーナーは“3行エールコンクール”。元気をもらいたいというお客さんからのお便りに、キャラクターが励ましの言葉を送るというもの。まずは、石川さんがお手本を披露。バイオリンが上達しないというお悩みに、蓬生としてやさしく答え、会場はウットリ。
本番のトップバッター伊藤さんは「甘いものが止められない」というリスナーに、八木沢部長として運動することを提案。「動いたからって、もっと食べてしまったら、めっ、ですよ」と、やさしい喝を入れた。
2番手は増田さん。「3行が残業に聴こえる」というリスナーを、七海くんとして労った。
続く3番手は森田さん。仙台のリスナーからの「夜道が怖いという」お便りに、火積として「俺が守ってやる」と頼もしい言葉をかけた。
4番手は日野さん。恋のお悩みに、冥加が「貴様はその程度で終わるのか、駄犬が!」と檄を飛ばす。
そして、ラストは岸尾だいすけさん。人間関係で気疲れしているリスナーへ、新として答える。しかし、最初でセリフを噛んでしまうハプニング。予想外のボケに会場もキャスト陣も大ウケだった。仕切り直してのセリフは、岸尾さんらしい怒涛のアレンジで、「人生山あり谷あり、男子もブラを着けたら谷間あり」という迷言や、「イチバーン!」という、某プロレスラーのモノマネまで飛び出した。
もうひとつのコーナー“あなたならなんと言う”は、アニメの名台詞を言い換える大喜利。学校対決のチーム戦となった。お題は第5話から、至誠館高校が伊達政宗公の像の前で演奏する場面。ここで火積が「熱く、熱く燃え上がれ」と言うところをアレンジする。天音チームは日野さんが、「政宗? コーエー? 『戦国無双』? 馬鹿めが! わしは竜!」と連想ゲームのように発声した。
対する至誠館チームは3人揃って挑戦。少年マンガの必殺技を叫ぶという意外な展開に、会場も沸き立った。






音楽劇のキャストと夢のコラボ!
今年9月に催された音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky First Stage』から、出演キャストが駆けつけた。如月響也役の前山剛久さん、東金千秋役の碕 理人さん、土岐蓬生役の上田堪大さんが、12月2日に発売される舞台のDVDをPRした。見どころは、響也のブランコの場面、迫力の演奏シーンなど盛りだくさんとのこと。






ちなみに3人とも、舞台衣装に身を包んでおり、福山 潤さんも「2.5次元」、「圧倒される」と絶賛。立ち振る舞いも再現性が高く、伊藤さんも「キャラクターを掴んでらっしゃる」と感心していた。さらに、響也役のおふたりが揃ったことで、福山さんが声を当て、前山さんが動くという贅沢なコラボも実現。
さらに、アニメキャストと舞台キャスト混合のアニメ第8話の再現も行われた。アニメキャストは持ち役ではないキャラクターに挑戦。福山さんは律、石川さんは2役でハル&芹沢。伊藤さんは大地と、なんと主人公のかなでと、ここでしか見られない配役に観客も大喜びだった。








キャラクターソングを熱唱!
そしてお待ちかねのライヴは、高木さんの歌う『空色のツバサ』からスタート。「みんな大好き」という歌詞に会場のムードもほのぼの。続く森田さんは、『Again』を感情豊かに歌い上げる。客席は火積のイメージカラーの赤のサイリウムで染まり、間奏で森田さんも「いいぞ、その赤、もっとやれ」とあおっていた。
3曲目は『悠かな約束』。水橋さんの透き通る声が響き渡った。4曲目は、岸尾さんが歌う『Beijo▼Beijo』(▼はハートマーク)。軽快な振りを交えながら伸びやかに歌っていた。
ライヴの最後を飾るのは日野さんによる『FEMME FATALE』。会場を一気に冥加の世界へと引き込んだ。
エンディングで語られる如月兄弟のホンネ
エピローグは響也と律の掛け合い。ゲームやアニメなどではあまり見られない、素直になったふたりが気持ちを言葉にする。最後はふたりから、会場のかなでたちに向けて感謝のメッセージが贈られた。
アンコールは『Andante』

キャスト全員が再びステージに集い、ひとりずつコメント。感動を誘う言葉、それをまた楽しく盛り上げる言葉が行き交った。また、「続編の『4』をお楽しみに」、「今度はフルキャストでイベントを」という意気込みも。そして最後は、舞台キャスト陣も加わって、アニメエンディングテーマの『Andante』を熱唱。こうして今回のコンクールは大成功のうちに幕を閉じた。
撮影/大山雅夫