市を挙げてのゲームショウ
2015年11月12日より、韓国・釜山BEXCOにて、韓国のゲームショウ“G-STAR 2015”が開幕した。日本のゲーム業界とも関わりの深い企業が軒を並べている。おもな出展ブースと概要を紹介しよう。
会場となるBEXCOは、Busan Exhibition & Convention centerの略称。釜山広域市の観光名所海雲台にある国際展示場だ。4つの巨大ホールからなり、G-STARはこれらをすべて使って開催されている。今回リポートするのはそのうちのExibition Center 1。一般ゲームプレイヤーに向けて開放されたメインホールで、このほかにはBtoBの商談用ホール、Ee-Sportsで使用しているAudiotoriumなどがある。
市を挙げてのゲームショウということで、一般開場前にはソ・ビョンス釜山市長も来場。取材陣に握手を求め、記者も勢いで握手された。10時の開場後、2時間はこうしたVIPとメディアのみに開放されていたため、この隙を縫って各ブースの見どころをチェックしてきたというわけだ。
会場の4分の1を占める超巨大なNEXONゾーン
目立つなんて大きさを通り越して、ある種の広場のような趣なのがNEXONブースだ。今回は大きくPCオンライン、モバイル、そしてファンアートの3つのブースに分かれており、ある通路ではNEXONブースを見て、大きさに感心して振り返るとそこもまた巨大なNEXONブースがあるという状況が起こる。
先ごろベータテストが好評を博していた『ツリーオブセイヴァー』、注目の『サドンアタック2』を始めとするPCゲーム7タイトルと、『HIT』などモバイルゲーム8タイトルの試遊がメインだが、このほかにもファンアートなどを中心に展示しているブース、NEXON Cafeteriaと呼ばれる休憩場などがあり、そればかりか、ホール屋外には『メイプルストーリー』のVRバージョンを展示している小屋、『Need for Speed』にちなんだスーパーカーの展示などを行っているスペースなどもある。各タイトルの詳細は追ってリポートする予定だが、NEXONの韓国での存在の大きさを肌で感じるゾーンだ。
『MXM』一点張りのNC SOFT
スマートな白っぽい偉容のブースで存在感を示すのが、NC SOFTだ。今回のNCは、PCオンラインアクションタイトルの『MXM』1点張り。ゲームの試遊ゾーンはもちろん、初めてプレイアブルで出展されたというタイミングながら、各キャラクターやロゴをあしらったコラボ商品の展示、シンボリックな大型のキャラクター像など、広々としたスペースながら、どこを見渡しても『MXM』だらけ。肝心のゲームの詳細は追ってお届けしよう。