Warcraftユニバースから3体のヒーローが発表

 Blizzard Entertainmentのファンイベント“Blizzcon”が、カリフォルニア州アナハイムで今年も開幕した。というわけで初日のオープニングセレモニーでは、恒例の各タイトルの最新情報が発表。MOBA系タイトル『Heroes of the Storm』でも、新たに3体のヒーロー(プレイアブルキャラクター)と、新マップ“Towers of Doom”、新モード“Arena”の追加が発表された。

相方が所有していれば便乗してプレイ可能な二人羽織りヒーロー

 中でも会場の爆笑を呼んだのが、新ヒーローのCho'gall。戦士のChoとアサシンのGallの双頭のオーガで、なんとそれぞれの頭を1人のプレイヤーが操作する、2人プレイキャラクターなのだ。

 移動はCho側プレイヤーのみが行い、スキルはChoとGall双方が固有に持っており、それぞれのプレイヤーが発動可能。Rune Bombなどは、まずChoが投げてGallのコマンドで爆破するという驚きの共同作業方式だ。

『Heroes of the Storm』2人プレイで一体を操作する二人羽織り型ヒーローほか、新ヒーロー&マップ&モードが発表【Blizzcon 2015】_02
▲左上にいるのがCho'gall。仲が良ければコンボもできるぞ! 仲が良ければね。

 まぁなんというかちょっとしたスレ違いから喧嘩が起きそうだが、それでも使う価値は……ある、多分! Cho'gallは、自分が使用権を所有していなくても、すでにアンロックしているプレイヤーと一緒にプレイすることができ、合計2勝するとアンロックされて自分も使用権が手に入る。逆に使用権を持っていないプレイヤーとCho'gallでプレイして合計4勝すると、ボーナスとして2200Gを貰えるのだ。

 というわけで最初はネタキャラとして疎まれようと、Cho'gallはゆっくりとプレイヤーの間に広がっていき、みんながCho'gallのことを理解してくれるようになる……のかどうかはわからない。

GreymaneとLunaraが参戦予定

 また、GreymaneとLunaraの登場も発表に。Greymaneは人狼化が能力として組み込まれており、役割としてはMelee Warriorとされているが、人狼化で一気に飛び掛かったり、逆に人間に戻って銃で中距離攻撃するといったことが可能なようだ。Lunaraは毒の槍を投げるRanged Assassinで、動画では相手を飛び越えながら槍を降らせていくスキルがフィーチャーされている。

『Heroes of the Storm』2人プレイで一体を操作する二人羽織り型ヒーローほか、新ヒーロー&マップ&モードが発表【Blizzcon 2015】_03
▲Greymaneは人間状態の銃とWorgen(人狼)状態の近接の切り替えが重要そうだ。
『Heroes of the Storm』2人プレイで一体を操作する二人羽織り型ヒーローほか、新ヒーロー&マップ&モードが発表【Blizzcon 2015】_01
▲Lunaraはスキンのバリエーションにも期待したいところ。

ベルタワーをできるだけ多く従え、敵のコアを攻撃しろ!

 新マップ“Towers of Doom”は、最終目標であるコアをヒーローが直接破壊できず、マップギミックで攻撃するしかないという仕組み。マップ内に6カ所あるBell Towerを出来るだけ多く支配下に置き、マップ内に登場するAltarを起動することで、初めて敵のコアにダメージが与えられる(タワーの数が多いほうがダメージが上がる)。

ただでさえ早いHotsをさらにコンパクトかつ手軽にしたArena

 そしてArenaモードは、2勝先取で戦う最大3ラウンドのチーム戦。試合が始まる前に各プレイヤーは提示された3体のヒーローから1体を選択してプレイする。マップは通常モードのものよりもコンパクトで簡略化された内容になっていて、どちらかのチームのコアが破壊されると終了。マップを変更して次ラウンドがスタートする。

 なおヒーローは所有しているものだけでなく全体が対象。さらに提示された選択肢によっては同キャラも可能。同系タイトルの中ではプレイの進行がスピーディーな『Heroes of the Storm』を、さらにアーケードライクに進化させた感じになっている。