海外版はあと数日、日本版も一ヶ月チョイで解禁!

 ベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG『Fallout 4』。11月10日の海外発売を目前にして、本日アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで本作のローンチパーティーが行われた(なお日本での発売は12月17日)。

 前作『Fallout 3』や、その後に同チームが手掛けた『The Elder Scrolls V: Skyrim』などの評判を受け、事前情報を極端に絞っているにも関わらず(なんせ大規模なプレスイベントや、実機の試遊なども公には行われていない)、世界中から大きな期待が寄せられている本作。数年に一作のお祭りということで、ローンチパーティーも超豪華! というわけでその模様をお伝えしよう。

ハリウッドセレブが集まるガチのパーティー

 イベントはハリウッドセレブを始めとする招待客と関係者のみで大ホールを埋め尽くすという豪華なもので、ゲーム本編をテーマにしたデコレーションなどはあるものの、完全にライブ&DJに徹したパーティーモード。日本の発表会でありがちなゲーム内容の解説や芸能人ゲストの登壇、試遊ブースなどは一切ないという思い切った内容(というわけでこの先、驚きの新要素やDLC計画の話などは書かれていません、あしからず)。

 これはロックスター・ゲームスなどと同じ、ゲーム本編に圧倒的な自信があるからこその施策だ。なんせ新作が数百万本売れるのはすでに当然のタイトル。ゲーマーに絶大な人気があるのでゲームの楽しみは解禁まで取っておいてもらい、プロモとしては、まだ知らない一般層にリーチしてナンボなのだ。

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▲入り口ではVault Boyがお出迎え。

 というわけで入り口にはレッドカーペット的なものが敷かれ(色は黒だけど)、現地芸能マスコミが次々と訪れるハリウッドセレブの写真を撮りまくり、声掛けインタビューをしまくるという本場スタイル。これで普段ゲーム情報を追ってない芸能各誌にもゲームロゴやキャラなんかが(報道写真/映像の背景として)バーンと出るワケです(ちなみに、よく全員わかるなぁとビビっていた所、実は芸能マスコミの人も大物以外は相手が誰だかわからないままにとりあえず撮影していることがあるらしい。コレ現地芸能記者に聞いたハリウッド豆知識)。

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▲Vault Boy君の向こうでハル・ベリーが取材を受けているという異次元空間。一応説明しておくと、ボンドガールやったりX-メンのストームやったりしてる大物女優。
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▲ハリウッドセレブが通るレッドカーペット付きという完全芸能対応。ちなみに右側はかつてドラマ版「ワンダーウーマン」を演じたリンダ・カーター。イキのいい女優が通ると片っ端から2ショットに持ち込むという(掲載確率が増えるから)ハリウッドテクを披露していた。

 パーティーは完成記念の打ち上げも兼ねており、本作の開発を率いたディレクターのトッド・ハワード氏以下、開発チームも参戦。タイトル発表時やE3などではやや気難しい顔をしていることが多いハワード氏が、憑き物が落ちたかのように気さくに取材に対応していたのが印象的だった。

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▲本日の主賓であるベセスダ・ゲームスタジオのディレクター、トッド・ハワード氏。
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▲ゲーム業界からもさまざまな人が応援に駆け付けていた。これは同じゼニマックスグループ傘下のid Softwareのクリエイティブディレクター、ティム・ウィリッツ氏。

大物バンドや世界一稼ぐDJがFalloutロゴの下で演奏!

 Vault BoyとMr. Handy(どちらもシリーズお馴染みのキャラクター)の像に迎えられて中に入ると、そこは『Fallout 4』テーマのデコレーションが施された巨大ライブ会場。ウォーク・ザ・ムーン、ブロック・パーティーと新旧の踊れる大物バンドが出演して会場を沸かせ、ハワード氏による挨拶と本日公開されたばかりのローンチトレイラーが流れた後、トリで登場したのはEDMのDJカルヴィン・ハリス。昨年6600万ドル(約80億円)を稼いだという、世界で一番稼いでいるDJである! 予算いくらだ。

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▲内部は完全にライブ会場なのだが、ロゴがステージ上にドドーンと輝く。中盤ではブロック・パーティーがライブ。
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▲ブロック・パーティーのライブ後、トリに行く前にマーケティング部門のトップであるピート・ハインズ氏とトッド・ハワード氏による挨拶ののち、本日公開されたばかりのローンチトレイラーが流れた。ライブも好きだけど俺は早くやりてぇよ!
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▲トリを飾ったのは、いま世界で一番稼いでいるDJ、カルヴィン・ハリス。

 ライブパーティーとしても入場料取れるレベルで普通に豪華で、セレブがギッシリだべったり踊ったりしていて、でもその上に燦然と『Fallout 4』のロゴが輝いているという異次元空間。記者がプログラムを任されたら「やっぱり隙間にゲームの説明を入れておこうかな」とか貧乏性を発揮しちゃうと思うんですが、繰り返しになるけどそういうのはナシ。これはやっぱりパーティーはパーティーで専念できるぐらい、ゲーム本編に自信があるからだと思うんですね。
 というわけで結論としては、「早くやりたい」これに尽きます。海外同発のPC英語版でゲットする人、諸々承知で家庭用の海外版に特攻する人、日本語版を待つ人、いろいろいると思いますが、海外版ならあと数日、日本版でもあと一ヶ月チョイと、あともうほんの少しの辛抱。それじゃあウェイストランドでお会いしましょう。ごきげんよう。

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▲E3やPAXなど、各地に出張してきたMr. Handy先生も最後のひと仕事。
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▲ドーナッツで描かれたVault-Tecのロゴ。
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▲右下のバーでは作品になぞらえたテーマドリンクなども出ていた。
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▲背景を『Fallout』風に合成してくれるフォトブース。セレブ達が出来上がった写真をシェアすることで名前が更に広まるという方式。もうゲーマーは全員知ってて、あとは一般層にリーチしてナンボというレベルの超大作ならでは。
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▲おみやげはゲーム内アイテム“シュガーボム”などの箱。中を開けてみると日付付きのTシャツでした。