毎週1キャラクターを公開。詳細は12月発表予定
『ギアーズ オブ ウォー』、『アンリアル』シリーズなどのFPS/TPSで知られるEpic Games。同スタジオが新作プロジェクトとして『Paragon』を発表した。プラットフォームはPCで、2016年の早い時期での公開が目標。ティザーサイトがオープンしており、βテスターを募集している。
ゲーム自体の詳細はほとんど明かされておらず、現在は第1弾のヒーローとして二丁拳銃の男性サイボーグ“TWINBLAST”のティザームービーが見られるのみ。プレイアブルキャラクターである“ヒーロー”たちは、以降STEEL(11月12日)、SPARROW(11月19日)、DEKKER(11月24日)、GRUX(12月3日)と段階的に公開される予定だ。ゲーム内容は12月に発表すると告知している。
流行のキャラクターベースの対戦シューターか?
気になるのが、ティザーサイトで各ヒーローのゲーム内アンロックを選択できるところ。今回発表されているTWINBLASTの場合は、以下の4つから選ぶことができる。恐らく性能カスタマイズの一部で、ここで選択しておいたものがβテスト時なり正式サービス時に最初から使え、選ばなかったものは経験値などでアンロックしていくということなのだろう。
1.Riverberate ダメージ+対シールド攻撃性能向上
2.Injured Rage ダメージ+傷ついた時にバフ(強化補正)がかかる
3.Bounty Hunter クリティカルヒット+連続ヒットでボーナス
4.Merciless クリティカルヒット+流血した敵へのボーナス
これらのカスタマイズ内容の文面や、複数キャラクターがヒーローとして存在するという点からは、近年流行の個性的な能力や技を持ったキャラクターが対戦するFPS/TPSがイメージされる。『League of Legends』や『Dota 2』などのMOBA系タイトルのヒットを受けて、Blizzardの『Overwatch』、Gearbox Softwareの『Battleborn』、元Epic組のクリフ・ブレジンスキー氏の新スタジオBosskey Productionsによる『LawBreakers』など、この手のPCベースのFPS/TPSタイトルは増殖中(Treyarchの『コールオブデューティ ブラックオプス3』も対戦部分はこのテイスト)。というわけで、本作もこの系統のタイトルなのではないだろうか?
というのも、Epic Gamesが『ギアーズ オブ ウォー』を手放して以降も開発を継続しているタイトル(『Fortnite』および新『アンリアルトーナメント』)は、いずれも伝統的なシングルプレイキャンペーンよりもマルチプレイCo-op(協力プレイ)や対戦を中心に置いたゲーム。となると仮に『Paragon』がキャラクターベースの対戦シューターであれば、スタジオの方向性とも合致するのだ。果たして真相はいかに。12月の発表を待つとしよう。