2015年10月31日に行われた『コード・オブ・ジョーカー』の大規模公式大会、“第3回 アルカナカップ~運命に選ばれし者~”をリポート。

 2015年10月31日、東京・浅草橋ヒューリックホールにて、セガのアーケードゲーム『コード・オブ・ジョーカー』の大規模公式大会、“第3回 アルカナカップ~運命に選ばれし者~”が開催された。ここでは、その大会の模様と、優勝者&準優勝者のインタビューをお届けする。

●プレイスキルと“運命力”が試される特別ルール

 2013年にゲームセンターで唯一の思考型デジタルトレーディングカードゲームとして稼働を開始。基本料金無料という大きな変化を経て、現在も多くのプレイヤーを獲得している『コード・オブ・ジョーカー』(以下、『COJ』)。その人気を受け、定期的に開かれてきたのがこの日行われた公式大会、アルカナカップだ。3回目の開催となる今回の本選には、以下のような特別ルールが採用されている。

・参加者全員が共通のプレイデータとカード(スターターパック+青エントリーパック、黄エントリーパック)を使用
・上記の基本カードに加え、本選専用にカードパック(8枚パック)を20パック入手する
・入手したカードから“運命カード”を選ぶ。運命カードは必ずデッキに入れてデッキを構築する。
・試合で勝利したプレイヤーは対戦相手の運命カードを引き継ぎ、次戦以降のデッキに入れる

 つまり、どのバージョンのパックを購入し、どんなカードが出たかによって戦いかたがおのずと変化するという、カードの引きの強さとデッキ構築力、プレイスキルをひっくるめた“運命力”が試される大会となっていたのだ。

▲今回のルールだと、パックの選択、出たカードの取捨選択がかなり重要。写真は前日の生放送特番で大会直前のデモンストレーションでのパック購入役に選ばれた、賞金制大会“マスター・オブ・エージェント”準優勝者、ちょもす選手。

 また、『COJ』の大会ではおなじみになりつつある、試合をよりエキサイティングかつ、明快にするためのさまざまなギミックは今回も健在。ギャラリーが見やすいように試合画面の下にカードの効果をくわしく表示したり、持ち札の確認、さらには試合中のプレイヤーの心理状態を視覚化した(?)“心拍数システム”など、ほかのゲームの大会では見られない演出が、真剣勝負の盛り上がりに華を添えていた。

▲選手入場時にはプレイヤーが選んだ運命カードと、自身の能力をレーダーチャート化(おそらく自己申告)したものがメインモニターに映し出された。
▲試合が動くと大きな動きを見せる“心拍数システム”。画面右下に注目しながら試合を見れば、楽しさ倍増!?
▲試合が終わると、ターミナル筐体に移動し、敗者が勝者に運命カードを託す。試合に勝てばより強力なカードが手に入るのは間違いないのだが、デッキ構成の変更を迫られる場合もあったようで、今大会では次の試合までに新たなデッキを構築するアドリブ力も要求されたようだ。

 運命力が試される激戦を制し、決勝まで駒を進めたのは、賞金制大会マスター・オブ・エージェントで優勝を果たし、200万円を獲得した“きゅーへー”選手と、現在(大会開催日10月31日時点)AP全国1位、現行バージョンの覇者といえるmondial選手。試合は先行を取ったmondial選手が有利と思われたが、きゅーへー選手の出した清泉アクエリアスの“対戦相手のトリガーゾーンにあるカードを1枚ランダムで破壊する”という効果がmondial選手のキーカードをピンポイントで破壊するという、まさに“運命力”といえる一手が決め手となり、きゅーへー選手が第3回アルカナカップ優勝の栄冠に輝いた。

●第3回アルカナカップ優勝者きゅーへー選手、準優勝者mondial選手インタビュー

――まずはきゅーへー選手、マスター・オブ・エージェントに続き公式大会で優勝した、率直な感想を聞かせてください。

きゅーへー まさか優勝できるとは思っていなかったんですけど、出るからには勝ちたかったので。2冠ってなかなかできないことなので、今後も何かできることがあれば、『COJ』を盛り上げていけたらな、と思います。

――今回の大会形式はかなり特徴的だったと思うのですが、参加してみてどうでしたか?

きゅーへー みんな同じデッキになる、と思っていたんですけど、けっこう細かいところが違って、そのあたりの差……あとはやっぱりカードの引きの差もあって。ぼくは(実戦的なカードが)ふつうに引けたんですけど、mondialさんは引きが強くなかったのに決勝まで上がってきたのは……。

mondial ぼくは引きが弱いなりに、できることをやって。

きゅーへー プレイングも全然(重要)。運だけじゃないと思いましたね。

mondial 今回のレギュレーションはできる幅が限られていて、それを読み合う形でしたね。運も大きかったとは思いますけど。

――通常は使われていないカードもデッキ候補に入っていたと思うんですけど、意外とこれは使えるかも!? といった発見はありましたか?

きゅーへー エレメント系はやっぱり強いですね。いまの『COJ』の環境だと組み合わせで使うカードは採用しづらいんですけど、こういう大会のレギュレーションだと、組み合わせがハマって発動すれば強い、というのはいっぱい発見できたと思います。

――決勝戦で戦った際のおふたりのデッキ相性はどう思っていましたか?

きゅーへー ぼくはmondialさんのデッキを知っていまして。おたがい知ってたと思いますけど、デッキパワーはぼくのほうが絶対高かったので。

mondial ぼくのほうは先行を取ってパンプ(※『COJ』ではおもにBPを増加させる効果の総称)カードを引いて手札と点数(ライフ)を奪って押し切る。後攻だったらもう無理で、あきらめてましたね。

きゅーへー ぼくは先行ならいつもどおりに戦って、後攻なら赤系のカードでまくろうっていう考えでやっていました。

――それがうまくハマったと。

きゅーへー 2ターン目に相手が事故ってしまったのもあって、1回マウントを取ってしまえば、残っているカードの火力を一生とばせるので。結果的には作戦通りでした。

――試合ごとにデッキを変えられたりはしましたか?

きゅーへー ぼくはほとんど変えてないですね。入ってきた運命カードにあわせて調整して変えたぐらいです。ただ決勝は準決勝で赤の強いSRが入ってきたので、それを活かせるデッキ構成にはしました。

mondial ぼくは2回戦、AEGさんとの対戦のときは向こうのデッキがきゅーへーさんに似た堅い構築、堅い盤面で、ぼくのデッキでは堅い盤面には勝てないので、パンプカードを一気に使うっていう決勝と同じスタンスで臨んで勝ちました。

――今日の大会ルール用の練習はしましたか?

mondial ぼくはガチャ(パック購入)用のシミュレーターを使って、どんなカードがどれぐらいの確率で出るのかを調べました。Rが出にくかったんですよね、シミュレーターだと。(本番も)事故って、サマーバケーションと角端とかが出なくて。あとは相手のデッキも予想して、そのデッキに強いカードを引けるように。それが角端だったんですけどね。

きゅーへー ぼくはぶっちゃけほとんど練習してなくて、mondialさんがやってるのを後ろでながめてて(笑)。ほかにもみんなから「これが強いよ」っていう情報を聞いて、自分なりに考えて。引いてから考えよう! と思ってたんですよ。「○○が引けなくて~」ってなるのは嫌だったので。まあバランスよく引けたので、(カードの)引きはよかったと思います。

――おふたりの考える『COJ』の魅力とはなんでしょうか?

きゅーへー いつでも対戦できるっていうのもあるし、ひとりでもできるし、友だちと集まって遊ぶのも楽しい。こういう大会も盛り上がるし、すごく友だちの輪が広がる、いいゲームだと思います。

mondial ぼくは学生なのでやっぱり安さが魅力。(基本料金)無料というのが……。無料プレイだけやってそれで(笑)。

きゅーへー けっこう(無料プレイだけではなく)やってるでしょ。っていうかいちばんやってる(AP全国1位)からなあ(笑)。俺の4倍以上やってる(笑)。

――今後の抱負などをお聞かせください。

きゅーへー また次の大会があれば参加したいですし、イベントがあれば、呼んでいただければですけど、参加して盛り上げていきたいなと。

mondial 個人的な目標ですけど、ランクKの上を目指したいと思います。できれば1位をキープしたままで、ですね。

▲mondial選手(左)ときゅーへー選手(右)。ふたりとも関西地方でプレイしているということもあって、ふだんから交友があるようだ。

●試合の模様はニコニコ生放送&Youtube liveでチェック!

 『COJ』第3回アルカナカップの模様は、現在(2015年11月時点)ニコニコ生放送のタイムシフトとYoutube liveで観戦することが可能! また、今大会のキモであった、試合前のパック購入のようすを配信した大会直前生放送も同じく視聴することができるので、まだ大会を見ていない『COJ』プレイヤーや、今回の大会で興味を持った人はぜひ配信で“運命力”のぶつかりあいを堪能してほしい。

第3回アルカナカップ~運命に選ばれし者~直前生放送!
ニコニコ生放送
Youtube live

『コード・オブ・ジョーカー』第3回アルカナカップ~運命に選ばれし者~:本選
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