2015年10月26日、一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)が記者会見を行い、“第一回 日本eスポーツ選手権大会”を2016年3月に開催すると発表した。

●JOCへの加盟を目指し活動

 2015年10月26日、一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)の記者会見が、日本体育協会 岸記念体育会館にて行われた。

 日本eスポーツ協会は、2007年に“日本eスポーツ協会準備委員会”として発足。eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)……すなわち、ゲームを用いて行う競技・スポーツの普及・発展を目的とする組織で、2015年4月に一般社団法人に移行した。今回の記者会見では、協会の新たな人事や、今後行われる大会についての発表が行われた。

■日本eスポーツ協会 役員(敬称略)
会長 西村康稔(衆議院議員)
理事 中村伊知哉(慶應義塾大学 教授)
理事 馬場章(東京大学大学院 教授)
理事 浜村弘一(カドカワ 株式会社 取締役)
理事 平方彰(株式会社 電通 スポーツ局 次長)
理事 丸山茂雄(株式会社 トゥー・フォー・セブン 取締役)
理事 宮澤栄一(株式会社 ハーツユナイテッドグループ 代表取締役)

▲記者会見には、6名の理事が参加した。左から、宮澤栄一理事、浜村弘一理事、平方彰理事、西村康稔理事、丸山茂雄理事、馬場章理事。

 西村会長は、日本でのeスポーツの普及を進め、eスポーツが青少年の健全な育成につながるようにしたい、と協会の理念を解説。また、今後の大きな目標のひとつとして、2017年にトルクメニスタン アシガバードにて開催予定の“第2回アジア室内競技大会”への選手の派遣を挙げた。

 第2回アジア室内競技大会では、eスポーツが正式な種目として採用されている。この大会にeスポーツの選手を派遣するには、日本eスポーツ協会が、日本オリンピック委員会(JOC)に加盟する必要がある。西村会長は、まずは日本オリンピック委員会への加盟を目指して、今後さまざまな活動を行っていくと述べた。

 “電子遊戯魂”と書かれたTシャツを身にまとって会見に臨んだ馬場理事は、“じつは日本は、世界大会で優勝するようなトッププレイヤーを何人か輩出しているが、そのことが知られていない”と語り、今後は競技者のすそ野を広げ、トッププレイヤーを絶えず輩出できるようにしたい、と意気込みを見せた。また、競技人生を終えたプレイヤーの、セカンドキャリアの可能性を伸ばすことも役目だと考えている、とコメントした。

▲馬場理事のTシャツには、表にも裏にも“電子遊戯魂”と書かれていた。

 続いて、平方理事から、日本eスポーツ協会が主催する初の大会“第一回 日本eスポーツ選手権大会”の概要が語られた。

■大会名称
第一回 日本eスポーツ選手権大会
■決勝日時
2016年3月12日(土)、13日(日)
※地方予選、オンライン予選については後日発表
■場所
豊洲PIT
東京都江東区豊洲6-1-23
■主催
一般社団法人 日本eスポーツ協会
■競技種目
カウンターストライク:グローバルオフェンシブ
GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)
スポーツゲーム

※スポーツゲームのタイトルは後日発表
※上記の正式競技種目以外に、数種目のオープン競技大会を実施予定

 平方理事は、参加者のことを“アスリートゲーマー”と呼び、その名前を普及させたいと述べた。競技種目に『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』、『ギルティギア イグザード サイン』が選ばれているのは、このふたつが第2回アジア室内競技大会の種目として選ばれているため。現状、タイトルが明かされていない“スポーツゲーム”も、第2回アジア室内競技大会の種目となっているタイトルを採用したいとのこと。賞金を用意する予定ではあるが、具体的な額は決定していないという。

 また、イベント当日は、eスポーツ普及のため、正式競技種目以外のタイトルを体験できる場を設けて、イベントを充実させたいという意向も語られた。

 西村会長は、「この大会を着実に成功させ、eスポーツのすそ野を広げていきたい」とコメント。日本でeスポーツが広まる大きなきっかけとなるか、大会の続報に期待したい。