ハイエンドな技術で紡がれる王道ファンタジー
『Tree of Savior』(以下、『ToS』)は、植物に覆われた大地に降り立つ“啓示者”となり、女神が失踪した謎を追いかけて世界を旅しながらその解き明かすPC用の2D型MMORPGだ。淡く美しい色遣いながら緻密なグラフィック、そしてどこかふんわりした世界が特徴で、2016年中のサービスインを目指している。2015年10月1日から5日までクローズドベータテスト(以下、CBT)が開催されたのだが、今回はCBT開始で盛り上がる初日に参加した模様を、リプレイと感想を中心にお届けしよう。
なお、掲載するゲーム内容や画面はすべて開発段階のもので、仕様が変更される可能性がある点は注意していただきたい。
キャラクター作成を経て、冒険に出発!
ゲームを開始すると、自分の分身であるキャラクターの作成が始まる。スタート時では、近接戦闘クラスのソードマン、遠距離戦闘クラスのアーチャー、攻撃魔法クラスのウィザード、回復魔法クラスのクレリックが選択可能だった。それぞれ男性と女性があるので8パターンの組み合わせからキャラクターを選ぶことに。
さらにキャラクターは、いくつかの髪型が選べる模様。ぜんぶ並べておきますね。
【女性ヘア】
【男性ヘア】
バラエティーに富んだ髪型が用意されていたので、多くのプレイヤーは気に入ったものが見つかるだろう。自分はと言うと、悩みながらも髪型をショートシャギーに決定。キャラクターの作成を終えると、シャウレイ西の森という場所に降り立った。チュートリアルの画面と手元を見比べて操作方法を確認しながら、さっそく森を進んだ。
操作にはマウス&キーボードのほかに、ゲームパッドも使える模様。自分はゲームパッドをメインに使ってプレイすることにした。メニューなどはファンクションキーに割り振られているので、見たい項目が一発で呼び出せるのがわかりやすくて快適だ。ボタンのレスポンスも良好で、操作感に不安はない。
レベルアップ要素には、キャラクターとクラスのふたつがあり、キャラクター側のレベルが上がるとステータスポイントを獲得できるので、強化したいステータスを選んでポイントを割り振る。一方、クラス側のレベルが上がるとスキルポイントが得られるようだ。
おなじクラスでもプレイヤーごとのカスタマイズによって、キャラクターに個性が生まれる成長システムはやっぱり魅力的。「攻撃魔法でガンガン戦いたいよね!」と思い、エナジーボルトとアースクエイクを修得した。勢いづいて森を進んでいると何やら警告文が。
ヒヤヒヤしながら駆け込んだ先には、さらなるハナミンの群れが。もう、イチかバチかで修得したてのアレを発動するしかない!?
取り乱すほど、魔法の力の虜になってしまった。たくさんのモンスターを一気に倒す爽快感も、本作の大きな魅力と言えるだろう。スキルはその強力さゆえにクールタイムが設けられているが、このモンスターを一気に殲滅する感覚はいちど味わうとクセになりそうだ。